海外の国際機関を使ったインターシップのメリット4つとは?事例もあわせて紹介

初回公開日:2021年06月01日

更新日:2021年06月01日

記載されている内容は2021年06月01日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

世界レベルで活躍したい人にお勧めなのが、国際機関でのインターンシップです。この記事では、国際機関を使ったインターンシップのメリット4つや事例9個を紹介します。特に金融関係や商社、IT企業への就職を考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。

海外の国際機関を使ったインターシップのメリット4つとは?事例もあわせて紹介

国際機関におけるインターンシップとは

国際機関で将来働きたいと思っている人、世界レベルで活躍したい人にお勧めなのが、国際機関インターンです。国際機関でインターンを過ごすことで、実務経験とその分野における深い理解を得ること可能です。

この記事では、国際機関を使ったインターンのメリットや事例を紹介します。

国際機関のインターンシップのメリット4つ

国際機関インターンでは、普段とは全く異なる環境に身を置きます。その分、大学生にとって様々なメリットがあります。

ここからは、具体的なメリットを4つ解説します。これらのメリットを把握した上で、国際機関でのインターンに参加するか検討してみましょう。

1:外国人と仕事ができる

国際機関で働いている職員の内、日本人の数は少ないため、周りにほぼ外国人しかいない状況で仕事ができます。

国際機関でのインターンは、外国人と交流し他国の文化や働き方を学習したい人にうってつけといえます。

2:実務経験としてスキルが身に付く

実際に国際機関で活躍されている人たちと一緒に仕事をこなすことで、国際的な価値観が学べ、国際機関そのものについても理解が得られるでしょう。

また、外国語を使った実務を経験し、世界に通用する働き方やスキルを身に付けることができます。

3:就職活動に活かせる

実際に国際機関で働くことを視野に入れている人にとっては、最前線に身を置くことで組織や職員の雰囲気を直に感じられ、現場がどういうものか具体的なイメージを持てるというメリットがあります。

そうでない人も、日本とは違った環境で過ごすことで国籍、年代、価値観の違う人々と交流を深められます。こういった経験を通して自分の強みや企業の実情が分かり、就職活動に活かせるでしょう。

4:自己分析を深められる

一般的に就職活動する上で自己分析は非常に大切です。なぜ働きたいと思っているのか、実際に入ったら何がしたいのかを言葉で表せないと、熱意を面接官に伝えることは難しいでしょう。

実際に国際機関で働いてみることで、自分が何に向いているのかやどう働きたいかが見えてきます。自己分析が深められることも、国際機関でのインターンの大きなメリットといえます。

海外の国際機関のインターンシップ活動事例9つ

ここからは実際にインターンシップでどんなことをするのか、活動事例を見ていきましょう。事務作業などの一般的な業務に加え、海外の国際機関でしか体験できないような仕事もあります。

具体的に9つ紹介するので、経験してみたい活動があるか確認してみてください。

1:外国語の翻訳

インターン先の会議やイベントで必要な書類を日本語、あるいは外国語に翻訳します。実際に職員が仕事で使う資料になるため、当たり前に英語で仕事が進められるような、レベルの高い実用的な語学力が必要とされます。

2:メールや電話対応

日本の企業と同じように、メールや電話対応も立派な仕事内容の一部です。もちろん外国語で業務するため、異国で社会人として活躍するための基礎が身に付きます。人によっては外部のNPO法人や民間企業と関わりを持つことが出来ます。

3:社会情勢のリサーチ

プロジェクトを円滑に進めるためには、世間の雰囲気、つまり社会情勢を調べることが大切です。日本国内における国際機関、あるいは特定の国のイメージや、日本の文化がどんなものなのかをリサーチします。

4:イベントの企画・手伝い

文化交流などのために、観光客や若年層が参加できるイベントや社会人が参加するようなセミナーなどのサポートを任されます。場合によっては、企画の段階から参加できることもあります。

5:記事の編集

国際機関が発信する記事の編集も任されることもあります。この場合も英語力が試されるほか、記事に載せる情報を調べるなかで、業務に必要な知識や、自分の携わりたい分野における研究機関や団体の知識を得られます。

6:SNSでの発信

インターンシップの間に、ホームページやSNSでの発信を任されることもあります。自分たちの意見や考えを社会に届ける体験ができます。また、文章の内容や構成が大事なのでPR力が自然に身に付くでしょう。

7:学生と交流会に参加

学生との交流会が開かれることもあります。異国の学生と面を合わせて交流することで、相手の国の文化や、自らの国の文化を再発見できます。同じ目標を持つ他の学生と友人になれる機会ともいえます。

8:大使と会食へ同行

大使館でのインターンシップでは、大使が参加する会食に同行することもあります。普段は意識しない外交の現場を生で目にすることで、国際関係の在り方について深く意識することができるでしょう。

9:資料の作成

その機関での仕事に使われる資料を作成することも業務内容の一つです。専門的な内容になるとリサーチにも膨大な時間がかかるでしょう。

自分の専門範囲外のことを調べる場合は特に負担が大きくなる可能性がありますが、資料を作成するごとに新しい学びを得ることもできます。

海外の国際機関でのインターンシップ10個

それでは、実際にインターンシップを受け入れている国際機関を10機関紹介します。

主な国際機関については外務省国際機関人事センターのHPに期間、経費、応募資格などの情報がまとめられていますが、現在の状況に即した最新情報を得るためには実際に国際機関のHPにアクセスすることをおすすめします。

1:国際原子力機関(IAEA)

国際原子力機関(IAEA)は、原子力の平和的な利用、また軍事的な利用を阻止することを目的とした国際機関です。

本部はウィーンにあり、総会(General Conference)、理事会(Board of Governors)、事務局(Secretariat)からなります。

インターンシップ期間は通常3か月以上1年以内ですが、場合によっては最低1か月から認められています。

インターンシッププログラムの対象は20歳以上、学部3年間の以上の在籍あるいは学士・修士・博士卒業後1年以内であることが条件です。

英語の実用的な技能は不可欠であり、他の言語(アラビア語、中国語、フランス語、ロシア語、スペイン語)も扱えると更に有利になります。

また、IAEAでは大学や団体から財政的な支援を受けていない者に限り、500ユーロの奨学金が提供されます。

出典:IAEA Internship programme | IAEA
参照:https://www.iaea.org/about/employment/internships

2:国際労働機関(ILO)

国際労働機関(ILO)は、幅広い労働問題に対処する国際機関で、本部はジュネーブにあります。4つの地域(アフリカ、アジア・太平洋、欧州、米州)にそれぞれ地域総局があり、加盟国はその内のどれかに属しています。

各地域総局の下には国毎に国別事務所などが置かれており、日本にもILO駐日事務所が東京・渋谷に置かれています。また、国際機関としては唯一の政、労、使の三者構成機関になります。

ILOのインターンシップ期間は3~6か月となります。インターンに参加するためには、修士または博士課程在籍中の最終年であるか、ILOの仕事に関連するさらに高い学位プログラムに登録している、または申請する年度以前に同様のプログラムを修了している必要があります。

また、英語、フランス語、スペイン語のうち少なくとも一つの言語について実用的な知識が求められます。年齢制限はありません。奨学金を受け取っていない場合、一部手当があります。

出典:海外でのインターン | 外務省国際機関人事センター
参照:https://www.mofa-irc.go.jp/shikaku/keiken.html

3:国際通貨基金(IMF)

国際通貨基金(IMF)は加盟国の為替政策の監視や、国際収支が悪化した加盟国に融資することで国際貿易の促進や、国民所得の安定、為替の安定などを目的とした国際機関です。

IMFでは、6月から10月の間に10~12週間のサマーインターンシップが行われます。

応募資格は、博士の場合マクロ経済関連分野でPhDを取得してから1~2年以内あるいは博士課程に在籍中かつ32歳以下であること、修士の場合は修士課程在籍中かつ28歳以下であることです。

また、法務部インターンの場合は法学修士、法学博士あるいは相当の学位を取得して1~2年以内かつ32歳以下であることが条件です。

IMFのインターンシップは給料や、往復航空運賃ももらえます。公式HPにアクセスし、インターンシップの情報を集めてみてください。

出典:海外でのインターン | 外務省国際機関人事センター
参照:https://www.mofa-irc.go.jp/shikaku/keiken.html

4:経済協力開発機構(OECD)

経済協力開発機構(OECD)は、経済成長、途上国の健全な経済発展に寄与する開発、世界貿易の拡大を目的とした国際機関です。

インターンシップ期間は6か月で、冬季インターン(1月~6月)と夏季インターン(7月~12月)の2つがあります。

インターンシッププログラムの対象は経済やその他のOECDの業務に関連のある分野の学部生、修士課程または博士課程在籍中の学生です。

英語の実用的な技能は不可欠であり、他の言語(アラビア語、中国語、フランス語、ロシア語、スペイン語)も扱えると更に有利になります。

出典:海外でのインターン | 外務省国際機関人事センター
参照:https://www.mofa-irc.go.jp/shikaku/keiken.html

5:国連事務局(UN)

国連事務局(UN)は世界各地の国連で働く職員からなる組織です。本部はニューヨークにあり、ジュネーブ、ウィーン、ナイロビに地域事務所が置かれています。

インターンシップ期間は2~6か月で、対象となるのは学部生(最終年)、修士または博士課程在籍中の学生、学部・修士・博士卒業後1年以内の人です。ただし、費用は自己負担です。

出典:海外でのインターン | 外務省国際機関人事センター
参照:https://www.mofa-irc.go.jp/shikaku/keiken.html

6:国連開発計画(UNDP)

国連開発計画(UNDP)は貧困の根絶や不平等の是正、持続可能な開発を目的とした組織です。

インターンシップ期間は2~6か月で、対象となるのは開発関連分野における学部生(最終年)、修士または博士課程在籍中の学生、学部・修士・博士卒業後1年以内の人になります。こちらは給料があります。

出典:海外でのインターン | 外務省国際機関人事センター
参照:https://www.mofa-irc.go.jp/shikaku/keiken.html

7:国連教育科学文化機関(UNESCO)

国連教育科学文化機関(UNESCO)は国際的な教育、科学、文化の協力と交流を通じて国際平和と人類の福祉の促進を目的とした国際組織です。

インターンシップ期間は2~6か月で、対象となるのはユネスコ関連業務分野における学部生(最終年)、修士あるいは博士課程在籍中の学生、20歳以上または学部・修士・博士卒業後1年以内の人になります。費用は自己負担となります。

出典:海外でのインターン | 外務省国際機関人事センター
参照:https://www.mofa-irc.go.jp/shikaku/keiken.html

8:国連児童基金(UNICEF)

国連児童基金(UNICEF)は、世界的に子供の権利の実現を推進する国際機関です。日本では先進国を中心設置されているユニセフ協会の一つ、日本ユニセフ協会が活動しています。

インターンシップ期間は6週間~26週間で、対象となるのは学部生、修士あるいは博士課程在籍中の学生、18歳以上または学部・修士・博士卒業後2年以内の人になります。一部手当が出る場合もあります。

希望年度の募集が行われるかどうかは、公式HPの情報をチェックしましょう。

出典:海外でのインターン | 外務省国際機関人事センター
参照:https://www.mofa-irc.go.jp/shikaku/keiken.html

9:世界保健機関(WHO)

世界保健機関(WHO)は、世界保健総会(World Health Assembly)、執行理事会(Executive Board)、地域的機関(Regional Organization)から構成されます。事務局の本部はジュネーブに置かれています。

インターンシップ期間は6週間~6か月で、対象となるのは学部生(20歳以上、最低満3年在籍)、修士あるいは博士課程在籍中の院生になります。費用は自己負担となるため、注意しましょう。

出典:海外でのインターン | 外務省国際機関人事センター
参照:https://www.mofa-irc.go.jp/shikaku/keiken.html

10:世界貿易機関(WTO)

世界貿易機関(WTO)は、世界の自由貿易の促進を目的とした国際機関です。本部はジュネーブにあります。

インターンシップ期間は6か月までで、対象となるのは学位取得者、修士あるいは博士課程に1年以上在籍中の学生、または21歳~30歳の人になります。

出典:海外でのインターン | 外務省国際機関人事センター
参照:https://www.mofa-irc.go.jp/shikaku/keiken.html

国際機関でのインターンは貴重な経験になる

国際機関でのインターンに参加し、普段と異なる環境に身を置くことで異国の価値観を知れたり、世界に通用するスキルが身についたり、自分の強みを知ってこれからの就活を有利に進めたりすることが可能です。

今回紹介した国政機関でのインターンの具体的な活動事例などを参考にして、ぜひインターンに参加するか検討してみてください。

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