ボスキャリとは何か?参加するメリットやポイントもあわせて解説
初回公開日:2021年06月01日
更新日:2021年06月01日
記載されている内容は2021年06月01日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

ボスキャリってなに?
ボスキャリとは正式にはボストンキャリアフォーラムと言い、株式会社ディスコが主催している大規模な日英バイリンガル向けの就活イベントです。日本人にとって、海外企業への就職を目指せるイベントと言えます。
通常毎年10~11月に開催されているこのイベントには、8,000名近くもの就職を希望する学生が集まり、海外の大手企業からも注目されています。
本来はアメリカのボストンで行われますが、2020年度はコロナ禍の影響によりオンラインで実施されました。
参加対象者
ボスキャリの参加対象者は、日英のバイリンガルですが、完璧に英語が話せないと参加できないわけではありません。海外への留学経験があるなど、英語でコミュニケーションを取れる人は誰でも参加できます。
ボスキャリの参加資格は、以下の3点のいずれかを満たしている方です。
一つ目は日本語・英語ともにビジネスを行えるレベルの語学力がある方、二つ目は海外の大学・大学院を卒業予定の方か既に卒業された方、三つ目は日本の大学に在籍または卒業して、交換留学経験や海外での職務経験を持っている方です。
参加企業
ボスキャリには、海外企業を中心に毎年200社以上の企業が参加しています。
参加企業は、外資系企業、日系大手の商社、ITメーカーやコンサルタント企業、海外展開を進めている日系の中小企業、ベンチャー企業などがあります。
外資系企業では、ゴールドマン・サックス、J.P.モルガンなどの金融会社、IT系ではAmazon Japanなどが参加しています。
日系の企業では、株式会社野村総合研究所などのコンサルティング会社や、伊藤忠商事株式会社、三井物産株式会社などの商社などがあります。
参加方法
ボスキャリの参加方法には、大きく分けて事前応募と当日受付(ウォークイン)の2つがあります。
事前応募はボスキャリ本選が始まる前に公式サイトから参加する方法で、一般的な就活イベントでも行われている方法です。
一方、当日参加のウォークインは、飛び込みで参加する方法です。しかし、この方法では受け付けていない企業や参加に条件を付けている企業もあるため、内定をもらうのは難しい方法と言えます。
開催場所と日程
ボスキャリは、これまでBoston Convention & Exhibition Center (BCEC)を会場として、11月の初めに3日間集中的に行われてきました。
そのうち最終日は午前中で受付が終了します。そのため、最初の2日間の活動が重要となります。ボスキャリは、短期集中型の就職活動と言えるでしょう。
2020年は新型コロナウイルスの影響で現地開催ではなく、期間を長くとったオンラインイベントとして開催されました。
ボスキャリに参加するメリット4つ
ボスキャリは3日間という短期決戦で行われる就活イベントのため、採用の合否がすぐにわかるのが特徴です。また、事前応募をして面接を通過するなどの試練はありますが、3日間で複数の内定をもらえること可能性もあります。
ボスキャリは日本国内での選考会の前に行われますので、事前に選考を経験できるのもメリットです。また、ボスキャリに参加すると海外企業のインターンシップへの参加権が得られることがあります。
ここからは、ボスキャリに参加するメリットを具体的に4つ紹介します。
1:短い期間で合否がわかる
もともとボスキャリは海外留学中の就活生の不利を無くすためにできたイベントです。短い期間に集中的に就職活動ができるイベントとして誕生しました。しかし、短い期間に開催されるため、基本的に事前申請が通り面接も通過しなければ、内定は受けられません。
通常、日本国内での選考では企業説明会に参加し、エントリーシートを提出してから面接が行われます。内定を獲得するまで、早くても1ヶ月ほど時間がかかってしまいます。
一方、ボスキャリは3日間の短い期間に内定がもらえる方が多く、すぐに結果が出る点が魅力と言えます。企業によっては当日中に選考結果が出ることもあります。
2:選考に慣れることができる
日本国内の大手企業の選考会は、3月頃から行われます。一方、ボスキャリはその前年の11月初めに開催されます。日本での本選考と言える時期の前に、ボスキャリにエントリーシートを書いて準備し、面接も受けられることで、翌年春の国内の選考会への練習になります。
就活の成功に向けて選考を繰り返し受けることは、良い経験になります。ボスキャリに参加し真剣にエントリーシートを考えることは、自分を見つめ直すきっかけにもなるでしょう。
3:インターンシップへの参加権が得られる
ボスキャリに参加する海外企業の中には、本選考と並行してインターンシップを募集する企業もあります。インターンシップには、1日から3日程度の短期のインターンシップや、大学2年生向けの長期のインターンシップの2つがあります。
インターンシップに参加することで、その先の選考で良い印象を残せる可能性があります。希望の企業がインターンシップを行っているのかを確認し、ボスキャリに参加するとよいでしょう。
4:複数の内定がもらえる
短期間で行われるボスキャリでは、うまくいくと複数企業の面接にこぎつけることができて、さらに内定も複数もらえる場合があります。
企業から内定の連絡をもらった時は、ほとんどの場合、内定通知書または内定承諾書を提出することになります。
内定を複数もらった場合、希望する企業以外には早く内定辞退の連絡を行う必要があります。そうすることで、企業側は新たな候補者に内定の連絡をすることができます。他の求職者の為にも、内定辞退は早くするようにしましょう。
ボスキャリに参加する際のデメリット4つ
ボスキャリは短い期間に集中して行われるため、やや参加企業に偏りができてしまうことがあります。また、集中して声がかかるため面接がダブルブッキングしてしまう恐れがあります。
当日参加のウォークインだけでは内定を獲得できる確率は低く、コストが無駄になる懸念もあります。内定がどうしても欲しい場合には、事前準備や応募対象の選択などの手間をかけなければなりません。
以下で、ボスキャリに参加する際のデメリットについて、詳しく説明します。
1:参加企業に偏りができてしまう
ボスキャリのデメリットの一つに、参加企業に偏りができてしまうことがあります。
ボスキャリは会場が決まっているなどの制約上、参加する企業の業界には偏りが出てしまいやすく、特に証券会社などが多くなっています。そのため、志望する企業がボスキャリに参加していない場合もあります。
2:面接がダブルブッキングしてしまう
ボスキャリのデメリットとして、面接がダブルブッキングしてしまうことがあります。
ボスキャリでは面接を多数行うため、短期間で複数の内定が取れやすい特徴があります。しかし、3日間のみの開催のため、参加者は面接がダブルブッキングしてしまうことがあります。
参加企業側は多額の参加費を負担しているため、コスト回収面からも優秀な人材を多く確保したい意向があります。よって、ボスキャリでは積極的に面接をしている企業が多いと見られます。
3:多額の費用がかかってしまう
ボスキャリのデメリットとして、多額の費用がかかってしまうことがあります。
アメリカのボストンまでの交通費や宿泊費は自己負担のため、コストがかかります。内定が確実に取れるかわからない状況で、ボスキャリに参加することになります。
当日参加のウォークインだけでは内定を獲得できる確率は低いため、内定がどうしても欲しい場合は、早めの準備が必要となります。現地に早く入るとなると、より費用がかかりコスト面での負担が大きくなります。
4:日本での慣習の影響が強く困惑してしまう
日本での慣習の影響が強い点も、ボスキャリのデメリットと言えます。
例えば、リクルートスーツを着て参加しなければならないなどの習慣です。
海外で開催しているにもかかわらず、ボスキャリでは、みな同じ服を着て、同じようなバッグを持っています。アメリカの自由さが見られないため、困惑する就活生が多くいます。
ボスキャリで内定を取るためのポイント4つ
ボスキャリの面接では、自らを簡潔にアピールできる能力が求められます。
また、面接後に行われるディナーに積極的に参加することで、内定される可能性が高くなります。就活に欠かせない自己PR書の作成や、語学の習得も重要なポイントです。
ここで、ボスキャリで内定を取るためのポイントについて、詳しく説明します。
1:面接ではシンプルに回答する
ボスキャリで内定を取るためには、面接でシンプルに回答することが求められます。
ボスキャリは開催期間が短いため、企業は多くの就活生と面接する必要があります。よって、面接のテンポが速いのが特徴です。
ボスキャリでの面接では、シンプルに回答できるように準備をしておくことが求められます。長く理由を述べるよりも、結論を先に入れて志望動機を伝えるようにするとよいでしょう。
2:ディナーには積極的に参加する
ボスキャリで内定を取るために、企業から誘われたディナーに積極的に参加するとよいでしょう。
ボスキャリでは、面接後に人事の方からディナーに招待されることがあります。つまり、内定が決まるところまで近づいていると言えます。
ダブルブッキングしない限り、誘われたディナーには積極的に参加して、企業とのコミュニケーションをはかるとよいでしょう。
3:自己PR書を作成する
ボスキャリで内定を取るためには、事前に自己PR書を作成する必要があります。ボスキャリでよく使われるものが、自己PR書であるレジュメです。
ボスキャリでは複数の企業に応募できるため、レジュメを多く用意しておくとよいでしょう。ボスキャリでは日本での就活よりもレジュメを重点的に見る企業が多いため、しっかり内容を考えて準備しておきましょう。
4:ビジネスを行えるだけの語学力を身につける
ビジネスを行えるだけの語学力を身につけることも、ボスキャリで内定を取るためのポイントと言えます。
流暢な英語は必要ありませんが、基本的に相手とコミュニケーションをとれる程度の英語力が必要です。
TOEICを900点以上、またはTOEFL iBTを81点以上取るなど、語学力を提示できるものがあると、その後の国内での選考会でも役に立つでしょう。
ボストンキャリアフォーラムについての理解を深めて就活を成功させよう!
ボストンキャリアフォーラム(Boston Career Forum)、略してボスキャリは、株式会社ディスコが主催している規模の大きな、日英バイリンガル向けの就活イベントです。
外資系を始めとした大手企業が200社以上参加して、早ければ面接を受けた当日中に選考結果が得られるなどの特徴があります。ボスキャリについて理解を深めることで、事前の準備を念入りにすることができます。十分に対策して、海外企業への就職を成功させてください。

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