新卒カードって何?4つのメリットや就活成功を掴むためのポイント7つをご紹介!

初回公開日:2021年04月01日

更新日:2021年03月23日

記載されている内容は2021年04月01日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

学生が人生で1度のみ使うことのできるプラチナカードである新卒カードについて紹介します。新卒カードを有効活用した就職活動方法、新卒カードを使わないで起こるデメリット、使わなかった時の対処方法も紹介しています。悔いの残らない就職活動の参考になる記事です。

新卒カードって何?4つのメリットや就活成功を掴むためのポイント7つをご紹介!

そもそも新卒カードって?

そもそも「新卒カード」とは、社会人経験なしで様々な企業に就職できる新卒の強みを表現する言葉です。

日本の企業では卒業前の学生を新卒生として一括で採用する方式を採用しているため、新卒生が就職活動において有利になり、特権ともいえることからこのような言葉で表現されます。

いつまで使えるの?

新卒カードの新卒はその年に学校を卒業又は卒業予定の学生のことを指します。そのため、使えるのは基本的に学生のみとなります。

しかし、昨今の景気不況等によって約3人に1人が内定を取れずに卒業する事態になりました。

そこで政府は企業に高校・大学卒業後の3年間は新卒枠で採用することを企業に要請を出しました。卒業後3年以内の既卒者は新卒生として扱い、また卒業後3年以内の既卒者を採用する企業に対して奨励金を設ける指針も出しました。

出典:事業主の皆さまへ|厚生労働省
参照:https://jsite.mhlw.go.jp/gifu-roudoukyoku/library/gifu-roudoukyoku/shoku/gakusotu/seisyonensisin.pdf

新卒カードを活用する4つのメリット

新卒カードの価値は高く、様々な企業に入社できるチャンスがあります。それを捨ててしまうのは非常にもったいないことです。そこで、新卒カードを有効活用してもらうために今回は新卒カードを活用するメリットを紹介します。

1:新卒採用でしか採用しない企業に応募できる

1つ目に新卒採用でしか採用しない企業に応募できる点です。例えば金融やインフラ、大企業、公務員は新卒採用主義が今も根強いです。これらの企業は知名度も高く、新卒採用でも人材は集まり、離職率が低い傾向があります。

2:新卒入社によって手厚く育ててもらえる

2つ目に新卒入社によって手厚く育ててもらえる点です。日本の企業の多くは入社後に研修期間を設けており、スキルがない状態でも長期的に育ててもらえることができます。一方、中途入社では、即戦力として求められることが多く、最低限のスキルが必須となることがあります。

3:実務経験やスキルが問われない

3つ目に実務経験やスキルが問われないことです。学生を採用することになるので、実務経験がない場合が多いです。企業側も採用する際に採用する学生の人物像を基にその人が会社の社風や業務内容に向いているかというポテンシャルを重視しています。

しかし、中途採用になると即戦力として見られるため、その職種や業界での実務経験が問われたり、スキルが必要になる場合があります。

4:同期入社による同族意識の形成

4つ目に同期入社による同族意識の形成があります。新卒一括採用ではある程度の人数を採用します。初めて入る会社では知らない人ばかりで、自分より世代も上の方がほとんどです。

そこで大きな存在となるのが同期です。同期は年齢もほぼ同じで、実務経験が少ないなど共通項も多く、安心します。

また、企業によっては入社前に懇親会や合同で研修を実施することがあり、顔を合わせることも多くなるので、仲間意識が芽生えます。そのようなことから同族意識が形成されていきます。

新卒カードを活用しないと起こる4つのデメリット

上記のように新卒カードには多くのメリットがあり、是非活用するべきでしょう。しかし、様々な理由で就職活動を諦め、新卒カードを使わないまま卒業してしまう人がいます。そのような時に起こるデメリットを紹介していきます。

1:既卒扱いになってしまう

新卒カードを捨てるということは学校をすでに卒業したという風に見られます。政府が3年以内に卒業した学生は新卒扱いにするといった指針を出したとは言っても、卒業したという事実に変わりはありません。この点は注意が必要です。

2:既卒生を募集する企業が少ない

新卒の場合、受けることのできる業界や職種は幅広く求人数が多いです。

一方で、新卒カードを捨てた既卒生は中途扱いとなってしまいます。中途扱いだと受けられる企業が限られてしまいます。中途採用になると実績やスキルが評価の対象になることや応募条件に経験年数が必要になることもあり、ハードルが上がります。

そうなると内定を獲得できる可能性のある企業は「未経験者歓迎」であったり「既卒者向け」と謳っている求人に限られてきます。

3:新卒で就職できなかった人と評価されてしまう

企業側にとって未経験者を採用して、一から育てるということは莫大な時間とコストを掛けることになります。そのため、採用する際は非常に慎重になります。文部科学省によると、平成31年3月卒業時の大学生の就職率は97.6%でした。

そこで、新卒カードを使わずに、既卒となってしまった人に対して企業側は「就職できなかったのはこの人自体に問題があるのではないか」という不安を持ち「新卒で就職できなかった人」と評価されてしまう可能性があります。

出典:平成30年度大学等卒業者の就職状況|文部科学省
参照:https://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/31/05/1416816.htm

4:新卒との面接で不利になりやすい

実は既卒生も新卒生と同じ枠で選考を受けることは可能です。厚生労働省は企業側に卒業3年以内の既卒生を新卒枠で応募受付するように青少年雇用機会確保指針を更新しました。

企業側も既卒生を採用した際には奨励金を支給することにしています。行政もこのように既卒生が平等に受けられるように方法を考えています。

しかし、実際新卒生と同じ土俵で面接を受けると、問題のある可能性がある既卒生よりも新卒生の方がリスクが少ないと考えられてしまい、不利になってしまう可能性があります。

出典:「青少年雇用機会確保指針」改定|厚生労働省
参照:https://jsite.mhlw.go.jp/gifu-roudoukyoku/library/gifu-roudoukyoku/shoku/gakusotu/seisyonensisin.pdf

新卒カードで就活成功を掴む7つのポイント

ここからはプラチナチケットでもある新卒カードを有効活用して、自分にとって納得のいく就職ができるためのポイントを紹介していきます。新卒カードは使い方によっては自分の今後の人生を大きく変える可能性もあります。しっかりとポイントをおさえておきましょう。

1:自己分析で自身のことを理解する

まず、就職活動をする前に自己分析をすることから始めてみましょう。この自己分析とは自分の特徴や長所・短所、価値観を把握することで、就職活動における自分の強みやアピールするポイントを見出すことを指します。

分析結果を元に客観的な視点を持つことで、面接においても志望動機や自己PRが抽象的ではない、オリジナリティーのある発言ができます。

2:早い段階から就活の情報収集を行う

就職活動は情報戦です。情報を知っているか知らないかで大きな差が付きます。就職情報サイト、説明会、OB・OG訪問、学校の先輩、学校の就職課、インターネットなど様々なツールを用いて調べることができます。

就職活動は短い期間で面接、筆記試験対策やエントリーシートの提出などがある上、日々の学校生活もあり、非常にタイトな日程になります。そうなると情報収集に充てる時間もなくなってしまい、思うように情報収集ができずに、就職活動が失敗してしまう恐れもあります。

精度の高い情報を得るために、早い段階から情報を収集するようにしましょう。

3:幅広い業種に応募する

企業を受ける際は業界・業種・会社規模に固執せずに幅広く受けてみると良いでしょう。なぜなら自分がどんな仕事に向いているのか、どんな企業が最適なのかは多くの企業を調べて知る必要があるからです。

同じ業界や大手企業ばかり受けていると自分にとっての天職や伸びしろを捨ててしまう可能性があります。

会社に入ると働いている時間が人生の大半を占めることになるので、業種に固執してしまうと入社後に当初のイメージとのギャップが生まれてしまい、短期離職という結果になりかねません。

4:インターンシップに参加する

インターシップとは学生が就業前に企業に就業体験することです。日本では大学3年生の夏から冬にかけて行われることが多いとされています。

インターンシップは業界や職種研究をして理解するのに効率的な方法の1つです。選考が始まる前にインターンシップに参加することで事前に希望する職種や業界について理解が深まり、効率的な就職活動が行えます。

また、インターンシップでは実際の職場で職業体験ができて、実務を見ることや先輩社員の話を聞くことで、どのような会社か知ることができて、入社後のイメージギャップが減ります。また、体験したことを元に志望動機を作ることで動機の裏付けとなります。

5:同業他社と差別化した決め手を明確に伝える

面接で聞かれる志望動機を考える際には、自分が受けたいと思う企業の同業他社と比較して、なぜその企業を志望しているかということを伝えるとよいでしょう。なぜなら、ありきたりな内容では数ある他の学生の志望動機の中に埋もれてしまうからです。

採用する側も多くの学生と面談するので、印象に残ることが重要です。同業他社と比較した上での明確な決め手は具体的な根拠となり、説得力がついて印象に残るでしょう。

6:OB・OG訪問をする

OB・OG訪問とは自分の所属している学校の卒業生が働いている企業へ先輩を訪ねて行き、仕事内容や会社の雰囲気を教えてもらうことです。

メリットとしては、会社のホームページや人事担当者には聞けない生の会社の情報を教えてもらえる点にあります。

志望企業のことを深く知ることができて、自分の今後のキャリア形成のイメージがついて、入社後のミスマッチを防ぐことができます。

また、業界や企業によっては選考の指標としてOB・OG訪問の有無を見ているところもあるので、訪問するかしないかで迷っているのであれば、積極的に活用することをおすすめします。

7:過密になるスケジュールを立てない

就職活動は一般的に政府が打ち出しているスケジュールでは3月に採用情報公開してエントリーを開始して、6月に面接等の選考開始とされています。おおよそ3か月という短い期間で自分が入る会社が決まります。そのため、この期間はスケジュールが過密となります。

エントリーシートの提出、面接、筆記試験などが重なることは多々あるかと思います。筆記試験、面接の会場は近ければ良いのですが、離れていればその分の移動も発生します。どこでどのようなトラブルが起きるか分からないので、過密なスケジュールを立てないようにしましょう。

新卒カードが使えなくなった時の4つの対処法

大手企業など学生に人気の企業は応募が殺到するため、狭き門となっています。そこで思うような結果が得られず、就職できずに卒業した場合は新卒カードが使えなくなってしまい、今後のキャリア形成にも影響が出てしまいます。

そこで、万が一新卒カードが使えなくなった時の対処法をお伝えします。

1:とりあえず企業に入社してみる

自分が志望している会社に入れなかった場合は新卒カードを活かして、とりあえず企業に就職することです。大手企業だけでなく中小企業でも新卒生を募集していることもあるので、とりあえず就職してみてください。

安定した収入は得ることはできるので、生活に困ることはなくなります。

どうしても行きたい会社があれば、転職を視野に入れて、入社した会社でスキルや経験を積むことをおすすめします。転職であれば既卒よりも有利に進むこともあります。

2:就職浪人をする

次に就職浪人をするという手段です。就職浪人とは大学を卒業後に既卒として就職活動をすることです。

大学から就職支援を受けられないことや履歴書に空白を作ってしまうというデメリットがあるものの、留年に比べ怠惰という印象を持たれない、既卒として就職活動をするので、大学の学費が掛からないので、経済的な負担が減るというメリットがあります。

就職浪人は既卒扱いで、新卒生と比べた時に不利になりますが、就職できない訳ではないので、対策をきちんとするようにしましょう。

3:就職留年に切り替える

次に就職留年に切り替える方法です。こちらは大学に在籍するために意図的に留年して、新卒として再度就職活動することです。一般的にはあえて単位を落としますが、大学によっては特例措置として留年を認めてくれるところもあります。

もう1年大学に籍を置くので、経済的な負担は大きく、留年理由の伝え方を考える必要はあります。なにより履歴書の留年という事実には通常の留年と変わりがありませんので注意が必要です。

しかし、大学の就職課のサポートは受けられますし、新卒カードを保持した状態になれます。

4:就活サービスを利用する

最後に就活サービスを利用することです。こちらは1人では就職活動を進めることが厳しかったり、なかなか内定が出ずに困っている学生が気軽に利用できるサービスです。

サービス内容も多岐に渡っています。

企業研究ができるサービス、OB・OGを紹介、マッチングしてくれるサービス、更には「就活エージェント」といったアドバイザーと一緒に自己分析をしたり、企業を紹介してもらえたりするサービス、プロフィールを作成しておくと企業からオファーが来るサービスもあります。

新卒カードを重視しない業種3選

日本では新卒を重要視している企業が多いです。しかし、特定の企業、業種によっては新卒カードを重要視していないところもあります。ここからは新卒カードを重要視していない業種を紹介していきます。

1:ITエンジニア

新卒カードを重要視していない業種の1つにまず挙げられるのは、ITエンジニアです。こちらはある程度の人物像、社風に合うかというポテンシャルは見るものの、重要視しているのはITスキルです。スキルが高い人が有利に進みます。

学校生活の中で空いた時間を活用して、ITスキルを学ぶのも1つの手段でしょう。

2:Webデザイナー

次にWebデザイナーです。Webデザイナーとは会社や個人などのクライアントから注文されたWebサイトのデザインを制作する仕事です。ITエンジニア同様、スキルが求められるので、興味があれば勉強してみてもよいでしょう。

3:ベンチャー企業

最後にベンチャー企業です。ベンチャー企業は新規性が高いビジネスをするので、新卒カードの有無、スキルよりもポテンシャルが重要視されます。例えば、柔軟性、色々な人を巻き込むことができる人などが採用される傾向にあります。

新卒カードを有効活用して納得する就活にしよう!

今まで新卒カードの概要、メリット、有効活用するための就職活動方法を紹介してきました。最初に入社する会社によっては今後のキャリア形成に大きな影響を及ぼします。それゆえに1回しか使えない新卒カードを悔いの残らないように有効活用してください。

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