公務員試験で加点されやすくなる論文対策8選|論文を書く際のコツなども紹介
初回公開日:2020年11月04日
更新日:2020年10月08日
記載されている内容は2020年11月04日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

公務員試験での採用基準を把握しよう
公務員になるためには、「公務員試験」を受験して合格することが必要です。
試験では、基本的に「筆記試験」と「面接試験」が実施されますが、筆記試験の中でも「論文試験」を不得手とする人は多いでしょう。
公務員の論文試験では、「思考力」「文章構成力」「表現力」が主な採用基準とされます。
論文試験で足きりされれば、公務員試験に合格することはできません。十分な論文対策を講じて公務員試験を突破しましょう。
足きりされる基準も把握しておく
公務員試験の論文試験では、受験者の5%程度が足きりになると言われています。そのため、足きりの基準を把握した上で、論文対策を講じる必要があります。
主な要因として挙げられるのは、名前や受験番号の書き忘れ、文字数が少なすぎる、論文が問題の趣旨に沿っていない、誤字・脱字があるなどです。
これらに留意して、足きりにならないように論文対策しましょう。
公務員試験で出やすいテーマ3選
公務員試験での論文試験は、様々なテーマから出題されます。各テーマに対して合格する論文を書くためには、それなりの論文対策が必要です。
しかし、出題されそうなテーマについてすべて対策するのは時間的に困難です。合格を勝ち取るためには、公務員試験に出やすいテーマに集中した効率的な対策が必要です。
以下に、出やすいテーマを挙げて論文対策を解説していきます。ぜひ、参考にして下さい。
公務員試験で出やすいテーマ: 環境問題
普遍的なテーマである「環境問題」は出題される確率が高く、論文対策しておけば、論文試験で有利になります。
一口に「環境問題」と言っても内容はさまざまで、例えば「地球温暖化」「循環型社会」「食料問題」などがあります。どんな問題にも回答できるように、おもな背景や問題などを押さえておきましょう。
これらの要点を論文対策として押さえておけば、環境問題を問う様々な論文に対応することができます。
公務員試験で出やすいテーマ:地方創生
人口減少社会にある日本では、どの自治体も地域活性化に力を入れていますので、「地方創生」というテーマは論文試験に取り上げられやすいでしょう。
地方創生のどんな問題にも回答できるよう、背景や問題などを押さえて論文対策をしておきましょう。
背景には、地方から都会への人口流出、地域コミュニティの希薄化、核家族化や少子化などが、問題には、人口流出の悪循環、地方産業の衰退、防災や防犯機能の低下などが挙げられます。
公務員試験で出やすいテーマ:社会問題
「社会問題」とは、社会全体として解決しなければならないと共通認識されている問題です。したがって、内容は多岐にわたります。
上述した環境問題や地方創生の問題も、社会問題の一環と言えるでしょう。また、社会問題の内容には、時期的なものも考えられます。
たとえば、「コロナ禍」も社会問題の一つです。これらに関する問題が出た場合には、迷うことなくスムーズに書けるように、あらかじめ論文対策を練っておきましょう。
公務員試験で加点されやすくなる論文対策8選
公務員試験の論文試験では、同じ論文を書くにしても、加点を得られやすいように論文対策をすることで高得点を得ることができます。
以下に、加点を得るための論文対策を8つ紹介して説明します論文を書くのに特別な才能は要りません。
どの論文対策も特別なものでありませんので、普段から注意する癖をつけておきましょう。
公務員試験で加点されやすくなる論文対策1:字を丁寧に書く
論文の文字は丁寧に書きましょう。特別綺麗な文字で書く必要はありませんが、丁寧に読みやすい字で書くことを心がけましょう。
書く文字が小さくなりがちな人は、気持ち大きめの字を書くようにして下さい。このような小さなことでも、読み易く書くことにより採点者の心証がよくなり、加点を得ることができます。
公務員試験で加点されやすくなる論文対策2:日本語は正しく書く
論文を書く際は、正しい日本語の文章になっているかをしっかりと確認しましょう。ただし、「正しい日本語」と言っても、厳密に言えば、時代や環境によって正しい表現は異なります。
この場合は、現在の辞書に書かれている用法や意味での使い方、多くの世代が理解できる一般的な使い方と捉えればよいでしょう。
若者の間でのみ通用するような言い方や表現は避けましょう。「正しい日本語」を使えていない文章は減点の対象となります。
公務員試験で加点されやすくなる論文対策3:視点を公務員側で考える
論文を書く際には、公務員側の視点に立って物事を捉えることによって加点の対象となります。
試験官は、論文から受験者が公務員に適しているか、公務員になった時に適正に仕事ができるかなどを判断します。
論文を書く際は、公務員の立場や仕事を理解して論文のテーマを捉え、「自分が公務員ならどういう対応をするか」を考えます。
そして、「自分は公務員に適している」と試験管に判断してもらえるような論文にしましょう。
公務員試験で加点されやすくなる論文対策4:抽象的な短い文を繰り返す
論文では、ある程度抽象的な文章を書くのが良いとされています。
ただし、「抽象的」といっても曖昧という意味ではなく、「普遍性が高い」ということです。普遍性の高い概念を意識することで、より説得力のある文章になります。その後、具体的な内容で文章を書くことにより、内容が一層説得力のあるものとなります。
なお、一文が長すぎると、非常に読みづらく感じる文章となりますので、短い文に分割して書きましょう。
公務員試験で加点されやすくなる論文対策5:実際に起きた政策を参考にする
論文の中で具体的な解決策を記載する場合、実際に起きた政策を参考にすると加点されやすくなります。
解決策は、新規のアイデアでなくとも構いません。すでに行われている政策を充実させたり、成功事例を工夫して取り入れることなどでも良いでしょう。
または、他の自治体で実際に採用された政策も良いでしょう。試験の場でどうしても解決策が思いつかない時のために、他自治体で行われている政策も調べておくと良いでしょう。
公務員試験で加点されやすくなる論文対策6:上手な人を参考にする
上手な人の論文を参考にして書くようにすると、加点されやすくなります。
論文が上手い人は、書き方のコツをしっかり身に付けています。上手な論文を真似することで、論文の型をマスターしましょう。
たとえば、学会誌に載っている論文を手元に置き、その形式を参考にしながら書いていくのも良いでしょう。手本となる様々な論文は、参考書や論文対策講座などで入手できるので、ぜひ参考にしてみましょう。
公務員試験で加点されやすくなる論文対策7:新聞を読んで知識を蓄えておく
公務員試験でよく扱われる題材としては、「社会問題」「環境問題」「地方創生」 など、行政がまさに今取り組んでいるテーマが多いため、入念に新聞を読み、ニュースなどにも関心を払うようにしましょう。
普段から公務員試験を意識して新聞を読むことにより、読み書きの力、話す力、聴く力が身につきます。
また、継続して新聞に目を通すことで社会の変化に敏感になることができるため、論文試験の対策になります。
公務員試験で加点されやすくなる論文対策8:自分の本音を述べる
論文試験では、自分の本音を述べることが重要です。
論文を構成する場合、自分が知っている知識から問題を把握し、解決策を考えるというプロセスがあります。このプロセスは、公務員になった後の企画立案の際に役立つため、評価対象になりやすいと言えます。
したがって、既存の政策の問題点を適正に指摘し、その問題点を解決するためにより良いと考えている政策を答案で提案できると、非常に高い評価を得られ加点の対象となります。
公務員試験で論文を書く際のコツ10選
公務員試験で論文を書く場合、いくつかのコツがあります。
ただ文章を書くよりも、コツをつかんで論文を書く方が、しっかりした構成で読み易く、説得力のある文章になるため、より高得点を得られるでしょう。
以下に、論文を書く際のコツを10個挙げながら論文対策の方法を説明していきますので参考にして下さい。
公務員試験で論文を書く際のコツ1:テーマを把握する
論文試験で最初にすることは、テーマを把握することです。テーマをどう捉えているかを明らかにすることで、より論理的な論文になります。
普段から新聞やテレビなどのニュースで接する言葉に対しては、正確な意味を理解して、自分の言葉で明確に表現できるようにしておく必要があります。
なお、テーマが難しい場合などは、同じ意味で分かりやすく言い換えることは構いません。相手に自分の考えを伝えられるように書きましょう。
公務員試験で論文を書く際のコツ2:背景を考える
テーマの把握ができたら、次はその背景を述べるようにしましょう。
たとえば、「少子化」や「温暖化」「格差社会」などがテーマとなった背景を考え、なぜその問題が起きたのかを考えます。
背景を考えて理解することにより、問題の原因をつかみ易くなります。原因が分からないことには、解決に向けた対策の方法がありません。原因さえ突き止められば、解決策の糸口が見えてきます。
公務員試験で論文を書く際のコツ3:問題の定義を書き出してみる
論文を書き始める前に、問題文が何を問うているかを理解しましょう。問題文における、中心的な語句を定義することで、テーマの把握が正確にできます。
テーマを正確に把握せずに文章を書くと、テーマから外れた的外れの論文になりかねません。最初に問題を定義して現状を書くことで、テーマに沿った文章を論理的な構成で書き始めることができます。
公務員試験で論文を書く際のコツ4:問題の原因を分析する
テーマがはっきりしたら、その背景から何が問題を生じさせているか、その原因を分析します。
原因を正しく理解して明確に記載することで、自分が問題を正しく理解していることと、その問題に対する解決策を考えていることを論文中に示すことができます。
さらに、問題から解決策を論理的に導くことができるでしょう。
公務員試験で論文を書く際のコツ5:問題を提起する
テーマの定義と背景が明らかになったら、何が問題なのかを明確に提起します。
問題を明確に提起することにより、その論文で解決したいことが明らかになり、解決策に導く構成ができます。
また、問題を提起する際にも、分析した「問題の原因」を考慮することにより、明確な問題提起ができます。
公務員試験で論文を書く際のコツ6: 「なぜ」や 「だから」などを繰り返す
論文を書くときは、「なぜ」や「だから」を繰り返すことが重要です。
ただし、「なぜ」や「だから」を繰り返すといっても、論文中に「なぜ」や「だから」を文字で繰り返して記載するのではありません。
論文を書く際に、頭の中で「なぜ」「だから」を繰り返していくと論理的に考えられるようになり、原因や解決案の立案のヒントが得られるようになります。
公務員試験で論文を書く際のコツ7:構成を考える
論文を書く際に、課題やテーマを見ていきなり文章を書き始めるのではなく、まずは全体の構成を作りましょう。
構成ができたら、それに沿って文章を作成します。
全体の構成を考えることなく文章を書いていくと、問題や原因、さらには解決策も明確に読み取ることが困難になり、読みにくい論文となってしまいます。
公務員試験で論文を書く際のコツ8:解決策を述べる
「問題をどうやって解決するか」という解決策を述べることは、論文の要です。
「解決策」は問題の「答え」であり、論文の構成でもっとも重要な要素です。
論文の構成は、テーマの把握から始まり、テーマに沿った背景を述べ、その背景から生じる問題を提起して、最後に問題に対する解決策を述べます。
この流れに沿って具体的な解決策を述べていけば、論理的で説得力のある論文を作成することができるでしょう。
公務員試験で論文を書く際のコツ9:結論は短くまとめる
論文の最後には、まとめの部分が必要です。まとめでは、課題と解決法とを手短にまとめるようにしましょう。
最後にまとめの文章があることで、改めて問題とそれに対する解決策を認識でき、論文の趣旨を明確に強調することができます。
ただし、結論は簡潔にまとめましょう。長々と書かれた文章では、かえって試験官に悪い印象を与えてしまいます。
公務員試験で論文を書く際のコツ10:答案を見直す
論文を書き終わった後は、最後に必ず読み直しましょう。
答案を読み直す際は、文章の読み易さ、文法上の誤り、誤字・脱字のみならず、全体の構成が意図したものになっているかを確認してください。
また、論文の趣旨がテーマに沿って明確に表現されているかも念入りに確認するようにしましょう。
公務員試験の対策で情報収集の仕方
市町村等の自治体では、その地域で現に生じている問題や、生じうる問題について出題されることがあります。
論文対策として、新聞や各自治体のHPなどから情報を入手し、そこから考えられる問題を抽出して、その問題に対する解決策を文章で表現できるようにしておきましょう。
また、他の自治体についても情報を収集して、同様に論文対策しておけば、いろいろな問題に対応することができます。
公務員試験の論文対策をしっかりと準備しておきましょう
多くの公務員試験では、論文試験を避けて通れません。
論文試験は高得点を取りにくい反面、ルールを守って常識的に書けば低い得点になる心配も少ない分野でもあります。
しかし、論文試験の得点があまり低いと足きりの対象とされることもありますので、事前に論文対策を行うことで高得点を狙い、公務員試験を突破しましょう。

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