面接の4つの基本マナーを解説|面接の服装で気をつけることとは?
初回公開日:2020年06月30日
更新日:2020年06月28日
記載されている内容は2020年06月30日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

面接においてマナーは大切
就職活動や転職活動を行う際に、面接は必ずと言っていいほど受けることになります。その面接にはマナーがあります。もし、マナーが守られていなければ採用担当者からの印象が悪くなってしまうこともあります。
特に、他の人がマナーを守っている場合、自分だけがマナーを守れていなければ、印象の悪さが際立ってしまう可能性もあります。そのため、面接を受ける際にはマナーは把握しておく必要があります。
面接前に準備しておきたいこと
面接の際には、当日に提出を求められる書類があったり、後日のスケジュールが伝えられることもあるので、必要書類やスケジュール帳、メモ帳、筆記用具などの準備しておくべき物があります。
必要な物を当日に忘れることのないように注意しましょう。また、取り出しやすいようにカバンの中身も整理しておきましょう。また、志望動機や入社後にしたいことなどの面接でされやすい質問の明確に答えられるように考えておきましょう。
面接の4つの基本マナー
面接では採用担当者に面接でのマナーを把握しているか確認していることもあります。そのため、面接のマナーを身につけていなければ、面接で不利となってしまうこともあります。
また、他の人がマナーを身につけていれば、自分がマナーを身につけていないことが際立ってしまいます。マナーで面接が不利になってしまわないように、基本マナーは押さえておくようにしましょう。
面接マナー1:受付到着までのマナー
面接を受けているときだけが選考の判断をされているわけではありません。面接を受ける際には、受付に到着するまでの間にもマナーが見られています。
面接対策では、質問や入室、退室、受け答えの内容などに力を入れる人は多いですが、受付到着に関するマナーは意外と抜け落ちてしまっているという人もいるので注意しましょう。
時間を守る
企業も忙しい中、わざわざ面接の時間を設けてくれているので、当然ながら遅刻するようなことは絶対にしてはいけません。やむを得ず遅れてしまう場合は早めに連絡をするようにしましょう。
また、面接時間のギリギリに受付にいくのではなく、5分〜10分ほどはゆとりを持って行くようにしましょう。ただし、あまりにも早くに受付に行くと、企業を困らせてしまうこともあるのでやめましょう。
身だしなみを確認する
面接では良い印象を与えることが大切です。そのため身だしなみも非常に重要となるので、受付へ行く前に髪が乱れていないか、衣類にホコリが付いていないか、靴が汚れていないかなど確認しておくようにしましょう。
また、コートを着ていれば会場に入る前に脱いで畳んでおきましょう。いくら受け答えがしっかりできていても、清潔感がないと良い印象を持ってもらえないこともあります。
携帯の電源を切る
面接を受ける際に緊張して、意外と忘れがちなのが携帯の電源を切ることです。面接中に通知音が大きくなってしまうと、当然ながら良い印象はありません。
会場に入る前にコートを脱いだり、身だしなみを確認するときに、携帯電話の電源も切りましょう。
面接マナー2:入室時のマナー
面接を受ける際に、入室のタイミングが一番緊張するという人もいます。緊張しすぎるとマナーが頭に入っていても、思うように行動ができなくなってしまうことがあります。
そのため、緊張して頭が真っ白になっても正しく行動できるように、入室時のマナーをしっかりと頭に入れておく必要があります。
ドアのノックは3回
面接室に案内されたとき、案内してくれた人に「どうぞ」と言われて焦って入室してはいけません。
まずはドアを軽く3回ノックして、中にいる担当者から「お入りください」と言われてから入るようにしましょう。また、ドアを開ける前にも「失礼します」と一言声をかけることも忘れてはいけません。緊張をして、何も言わずに入室することのないよう注意しましょう。
ドアの閉め方
面接室に入室をすると正面に面接官の人がいるため、目が合うと緊張して視線を外すことができなくなり、焦って面接官の方を向いたまま後ろ手でドアを閉めてしまう人もいます。
目の前に面接官がいると緊張しますが、一度ドアの方を向き直してから静かにドアを閉めるようにしましょう。面接官の方を向いていないと失礼と思ってしまう人もいますが、ドアを後ろ手で閉めることがマナー違反となります。
着席するまでの立ち位置
入室したら、まずは用意されている椅子の横まで移動します。これから面接を受けるのですぐに座りたくなりますが、先に面接官に挨拶して面接のお礼を伝えましょう。着席をするのは面接官から「お座りください」と着席を促されてからです。
場合によっては、面接官が後から入室してくることもあります。その場合は下座の席の横で立って待つようにしましょう。
面接マナー3:面接時のマナー
着席まで済めば、いよいよ本格的に面接の内容に入っていきます。基本的に面接の流れは面接官が作ってくれるので、面接を受ける側はそれに従うことになります。
しかし面接では流れに合わせて、しっかりと受け答えさえできていれば良いというわけではなく、他にも注意しておくべき点がいくつかあります。
姿勢に気を付ける
面接中は背筋を伸ばし、胸を張って、肩が傾かないようにまっすぐで綺麗な姿勢を意識しましょう。手は軽く両ひざに乗せておきましょう。
緊張して、背中や肩が丸まって、縮こまっていたりすると、自信がないような印象を与えてしまう、良い印象を持ってもらうことができなくなってしまいます。
目線と表情に注意
面接で緊張をしてしまい、表情が硬くなってしまったり、面接官と目線が合わせられない、キョロキョロとして落ち着かないなどの状態になってしまう人は多くいます。
面接ではどのような人かを見られているため、あまりにも不安そうにしていたり、挙動不審な仕草をしていれば、良い印象を与えることができません。
そのため、緊張していても面接官の方を向いて、できるだけ自然な表情を意識しましょう。
正しい言葉遣いではっきり話す
誰が相手でも、緊張せずに話せることは良いことです。しかし、面接の場では知り合いを増やすような場ではありません。場面と状況に合わせて正しい言葉遣いや、接し方をすることは面接の場に限らず社会でのマナーです。
逆に、正しい言葉遣いを意識しすぎて、話し方がぎこちなくなったり、思うように言葉が出てこなくなったり、表現を間違えたりする人もいるので、自然で簡潔に正しい敬語を意識しましょう。
面接マナー4:退出時のマナー
面接も終盤になると気が緩んでしまったり、早く面接室から出たいという気持ちで焦ってしまう人も多いです。
しかし面接は退室するまで、面接官に行動を見られていることを忘れてはいけません。そのため、退室が終わり会場を出るまで気を緩めず、マナーを意識し続けるようにしましょう。
椅子の横で挨拶して一礼する
面接が終われば、退室をすることになります。このとき、早く面接室から出たいと焦ってはいけません。
まずは席に座ったまま、面接官に面接のお礼を伝えてお辞儀をしましょう。そして席を立ち、椅子の横で再び一礼をしてから席を離れるようにしましょう。
ドアの前で一礼する
席を離れてドアまで移動したらそのまま退室してはいけません。
ドアの前まで来たら面接官の方に向き直り、「失礼します」と一言添えて再び一礼をしましょう。また、退室時にドアの開け閉めで大きな音を立てないよう注意しましょう。
面接官以外への挨拶も忘れない
退室すれば面接は終わりですが、選考の判断は常に行われているということは意識しておきましょう。そのため、退室してすぐに携帯電話の電源を入れたりすることはやめましょう。また、退室後に見送りをしてくれる面接官以外の人への挨拶なども忘れないようにしましょう。
会社を出て少し離れるくらいまでは、常に見られているという意識を持ち、マナーを守るようにしましょう。
面接の服装で気をつけること4つ
面接はカジュアルな服装で行くことはできず、基本的にはスーツを来ていくことになります。
ただし、服装は決まっていても、いくつか注意すべき点はあります。服装が与える印象は大きいので、必ず服装のマナーは把握しておきましょう。
気をつけること1:清潔感のあるスーツを選ぶ
スーツは男性でも女性でも基本的に清潔感のある物を選ぶようにしましょう。また、男性はスーツの色は濃紺か黒、ネクタイの柄は小紋柄かソリッドで、色はスーツに合わせて青系や紺などが無難となるでしょう。
女性はパンツタイプとスカートタイプで悩むことがありますが、パンツタイプはカジュアルに見えてしまうこともあるので、迷った場合はスカートタイプを選びましょう。
気をつけること2:汚れのついていない靴を選ぶ
面接では清潔感のある印象を持ってもらうことが重要です。そのため家を出るときには、靴に汚れや壊れている部分がないか確認しましょう。
また、会場に入る前にはもう一度服装の確認として靴の汚れをチェックして、汚れていれば拭き取りをして綺麗にしておきましょう。
気をつけること3:面接に適したカバンを選ぶ
面接に行く際には、筆記用具や資料など持って行く物があるので、カバンが必要となります。面接では床にカバンを置く場面もあるので、自立するタイプの物を選ぶと便利です。
カバンが自立すると、面接中に物を出すことになってもカバンを持ち上げることなく、スマートに取り出しをすることができます。大きさはA4サイズの資料が入れやすい物を選びましょう。色はスーツに合わせて黒、紺、茶が無難でしょう。
気をつけること4:印象よく見える髪形にする
面接では清潔感のある印象を持ってもらうために、身だしなみは重要となります。そのため、服装や髪型は派手なものや、清潔感の感じられないものは避けなければなりません。
会場に入る前には、必ず服の汚れを確認し、寝癖や風で髪が乱れたりなどしていないか確認するようにしましょう。
面接のマナーについて理解しておこう!
面接にはマナーがあります。
そのマナーを把握できていないと、面接で不利な状況になってしまうことがあります。そのため、面接対策では、まず最初に面接のマナーから身につけておくようにしましょう。

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