履歴書の正しい書き方7つ|作成時のポイントやNGルールもあわせて紹介
初回公開日:2020年06月30日
更新日:2020年06月28日
記載されている内容は2020年06月30日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

履歴書を書くための準備とは
就職活動をするならば、避けて通れないのが履歴書です。履歴書を書くにはまず、履歴書の用紙と貼り付けるための写真が必要になります。
履歴書のサイズは「A4」と「B5」がありますが、指定がない場合はどのサイズを選んでも大丈夫です。市販のものを購入するか、ダウンロードして手に入れましょう。
履歴書フォーマットをダウンロードしよう
ダウンロードできる履歴書のフォーマットは、記入スペースなどが少しずつ異なったものがあります。職務経歴欄があるもの、趣味や特技欄が広いものなどさまざまです。
企業からの指定がない場合はどれを選んでも問題はありません。希望する職種にあわせて、自分のプロフィールをアピールしやすいフォーマットを選びましょう。
手書きとパソコン作成はどちらが正解?
履歴書を書くときに、手書きがいいのかパソコンで作成したほうがいいのか迷う人は多いです。企業からの指定がない限りは、基本的に手書きでもパソコン作成でも問題ありません。
ですが、手書きの履歴書からその人の人となりが分かることもあります。綺麗で丁寧な字であれば、しっかりした人なんだろうなどと想像ができます。手書きかパソコン作成か迷ったら、手書きで書くことをおすすめします。
履歴書の正しい書き方7つ
履歴書には学歴や志望動機など、さまざまな記入スペースがあります。履歴書をすらすら書ける人は、そう多くないのではないでしょうか。
履歴書はただ書けばいいというわけではありません。履歴書は自分のことを知ってもらうためのアピールの道具でもあります。どう書いたらいいか、どう書くのが正解なのか、履歴書の正しい書き方をしっかり覚えておきましょう。
履歴書の正しい書き方1:基本情報
履歴書にはまず、氏名、生年月日、年齢、住所など基本情報を書くスペースがあります。氏名は性と名の間にスペースを空けて、年齢は記入時の年齢を、住所は省略せずに県名から記入しましょう。
生年月日は和暦でも西暦でもかまいませんが、履歴書全体の表記を統一してください。また、書き間違うこともあるので、写真は見直しをして最後に貼るのが無難です。
履歴書の正しい書き方2:学歴
学歴は義務教育は省略して、高校から書いて問題ありません。学部・学科・コース名などもきちんと記入し、「高校」や「短大」などと略さず、「高等学校」「短期大学」と正式名称で記入します。
学歴で間違えてはいけないのが入学・卒業年度です。新卒でもない限りはっきりと覚えていないという人も多いでしょう。そんなときは、入学・卒業年度自動計算表や年号早見表などを利用して間違えのないようにしましょう。
履歴書の正しい書き方3:志望動機
数ある企業の中でなぜその企業を選んだのか、どれほどその企業の商品や社風に興味があるのかなどを詳しく記入しましょう。自分が持っている資格や職歴がいかに応募企業でも活かせるか、自己PRもしっかり交えてください。
間違っても、「家から近いから」とか「給料がいいから」なんて書いてはいけません。もちろんそういった理由も転職先を選ぶ理由のひとつではありますが、素直に書いてもPRにはなりません。
履歴書の正しい書き方4:免許や資格
免許や資格は、先に持っている免許を書き、次に資格を書きます。免許や資格は略さずに、正式名称を書いてください。「普通自動車免許」や「宅建」ではなく、「普通自動車第一種運転免許」や「宅地建物取引士」です。
免許や資格が多い場合は、応募企業での業務に必要なものや有利になるものを優先して書きましょう。現在、取得のために勉強中の資格も書くことができます。
履歴書の正しい書き方5:趣味や特技
履歴書に趣味や特技のスペースがあれば、やはり記入したほうが印象に残ります。趣味や特技はどんなことでもかまいませんが、仕事に役立つことを積極的に書くようにしましょう。
例えば、「英語で映画を見るのが趣味」なら、そのおかげで英語の勉強ができているなどとビジネスに役立つことをアピールしましょう。どうしても書くことがないなら、趣味や特技のスペースがない履歴書を選ぶのもひとつの方法です。
履歴書の正しい書き方6:自己PR
自己PRのスペースには、これまでに得てきた経験や行ってきた努力などを書いてください。以前の職場でチームリーダーを経験した、商品の開発に携わったなど、PRになることを書きましょう。
その経験のなかで努力したことや工夫したこと、また、どんなことを学んだかなどを書きます。「努力しました」と抽象的に書くのではなく、具体的に得た成果などを書くと相手にも伝わりやすくなります。
履歴書の正しい書き方7:本人希望欄
履歴書のフォーマットによっては、本人希望欄がある場合があります。基本的には何も書かなくてかまいませんが、企業から指示があった場合には希望内容を記入しましょう。
複数の職種や勤務地を募集している場合には、希望の職種や勤務地を書きます。
履歴書を作成する時のポイント5つ
履歴書の正しい書き方を見てきましたが、他にも履歴書を作成する時に気をつけておきたいポイントがあります。どんなことに気をつけて履歴書を作成するべきなのでしょうか。
履歴書をより完璧なものにするために、実際に履歴書を書くときのポイントを5つご紹介します。
履歴書を作成する時のポイント1:文章形式を統一する
履歴書を作成するときに注意したいポイントは、文章形式を統一することです。書き出しの余白を一定にするとか、和暦か西暦かに統一するなどです。
文章形式を統一したほうが、履歴書は断然見やすくなります。また、自己PRなど文章を書く場合は、ですます調に統一するのも大切なことです。
履歴書を作成する時のポイント2:誤字脱字に細心の注意を払う
求職者がどんな人物か分からない段階で、企業側にとっては履歴書は相手の人物像を知る手掛かりになるものです。その履歴書に誤字脱字があったのでは、良いイメージは持ってもらえません。
誤字脱字には細心の注意を払い、書き終えた後に再度、見直しをしましょう。不安な漢字などは、きちんと調べてから書くようにすることをおすすめします。
履歴書を作成する時のポイント3:読みやすい丁寧な文字で書く
文字にはその人の人柄が現れるので、読みやすい丁寧な文字を心掛けましょう。文字間がつまり過ぎても開きすぎていても読み辛くなっていまうので、ほどよい文字間を空けるのがコツです。
ひらがなやカタカナよりも漢字を少し大きめに書くと、バランスよく整って見えます。たとえ文字が下手だとしても、一文字ずつじっくり丁寧に気持ちを込めて書くことが大切です。
履歴書を作成する時のポイント4:黒いペンで書く
履歴書を作成する時には、黒いペンを使いましょう。ブルーブラックなども正式な書類に使える色ではありますが、黒いペンが無難です。
水性だと輸送中に湿気で滲んでしまうこともあるので、滲まない黒いペンを選びましょう。ペンの太さは0.7mmが書きやすく、字も綺麗に見えるのでおすすめです。
履歴書を作成する時のポイント5:日付や年月は正しく記入する
履歴書には生年月日や学歴、作成日など、なにかにつけて日付や年月を記入することが多いです。学歴は入学・卒業年度自動計算表などを利用して、間違いのないようにしてください。
履歴書の一番上にある作成日ですが、郵送する場合は記入した日付を書き、持参する場合は持っていく日の前日か当日の日付を書くのが一般的です。あまり古い日付だと使いまわしていると思われてしまうので気をつけましょう。
履歴書を作成する時のNGルールとは?
履歴書を作成する時に、やってはいけないNGルールがあります。どんなにきちんとした内容であっても、これをやってしまっては常識を疑われてしまいます。
社会人として覚えておかないと恥ずかしいビジネスマナーでもあります。履歴書を作成する時のNGルールをご紹介しますので、しっかり覚えておきましょう。
履歴書のNGルール1:消えるボールペンで書く
履歴書を消えるボールペンで書くのは、NGルールになります。正式な書類である履歴書を、消えるボールペンで書いてしまうと、誰かが手を加えることができてしまうため正式な書類と認められなくなります。
消えるボールペンは摩擦などの熱によって字が消えます。万が一にも輸送中の摩擦などで文字が消えてしまうことも考えられので、消えるボールペンで履歴書を書くのはやめましょう。
履歴書のNGルール2:修正ペンを使う
履歴書を書き間違ったからといって、修正ペンや修正テープを使うのはNGです。理由は、修正ペンを使ってしまうと誰が修正したか分からなくなってしまうからです。消えるボールペンと同じく、正式な書類であると認められません。
例えば、契約書や請求書に修正ペンが使われていたら、疑いたくなってしまうはずです。履歴書も同じです。少しでも書き間違ってしまったら、新しい用紙に書き直しましょう。
履歴書のNGルール3:空欄を作る
履歴書は採用担当者に、「就職したい」という熱意と意気込みを伝えるものでもあります。その履歴書に空欄があってはやる気がないと受け止められてしまうこともあるため、空欄を作るのはNGです。
本人希望欄などで本当に書くべきことがない場合には「特になし」と記入しましょう。空欄のままだと、記入漏れと思われてしまうこともあります。
正しい書き方で履歴書を書こう!
履歴書の正しい書き方や作成する時のポイントなどは、なんとなく知っていたけれど正しいかどうかは自信がなかったという人もいたのではないでしょうか。履歴書の正しい書き方を知っていれば、自信を持って書くことができます。
その自身は、文字や言葉などにあらわれ、なんとなく相手に伝わるものです。正しい書き方で自信を持って履歴書を書きましょう。

社会人とは?就活で知っておくべき学生との違い7選と好印象の与え方

ガクチカがない人はどうすれば良い?書き方の7つのポイントを徹底解説!

志望動機に社風を書きたい時の8個のポイント|社風は書いてOK

インターン面接で意識するべきマナー8選!よく聞かれる質問と逆質問の例も

就活にパソコンは必要になるの?就活でパソコンがあると便利な4つの理由を紹介

人と差をつける自己PRの書き出しのコツ4つ|書き出し方別に与える印象も紹介!

「大丈夫です」の意味4つ|日程を聞かれた場合の答え方や敬語表現について紹介

保育士の履歴書の志望動機の書き方6つ|パターン別に例文も紹介

適性検査のメールに返信は必要?メールに返信するときのマナー6つを解説

面接でやりたいことを聞かれる理由4選|答え方5選と注意点4選

秘書検定の詳細や活用法を解説|3級からでも履歴書に記載可能?

男性が就活で私服面接する際のポイント7つ|服装指定があった場合の対処法も紹介

IT業界志望者必見!これだけは知っておきたい20のIT業界用語

就活で使う履歴書の速達の送り方6つ|速達で送るメリットとデメリットとは?

未経験者でもIT業界への就職はできる?10個のIT系職種と選択肢を紹介!

ESに健康状態を書く時のポイント8つ|健康状態を記入する理由とは?

TOEICを内定式で行う意味3つ|結果による内定取り消しはある?

職業訓練の面接で聞かれる質問内容9つ|面接に落ちてしまう人の特徴とは

採用人数が多い企業の特徴7選|注意する点3選と調べ方4選を紹介
