転職活動における希望年収の面接での答え方|不採用にならないためのポイントも紹介
初回公開日:2021年06月30日
更新日:2021年06月30日
記載されている内容は2021年06月30日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

転職活動の面接で希望年収はよく聞かれる質問?
転職活動の面接では、ほとんどの企業で希望年収を聞かれます。企業は予算内で新しい人材を確保しなければならないため、転職者の希望年収が企業の予算内であるか確認する必要があるからです。
転職者は、希望年収を聞かれることを前提に、面接の準備をすることで良い受け答えができます。
希望年収による選考への影響とは
常識の範囲内であれば、希望年収によって採用が左右されるケースはほとんどありません。転職者を採用する際に企業が判断する材料は、能力や人柄、経験など総合的なものです。
希望年収もその人を判断する一つの判断基準ではありますが、履歴書に書かれた希望年収によって、書類選考に落ちたり、通過率が変わったりすることはないでしょう。
採用担当者が希望年収を聞いてくる理由
前述したように企業は、人材確保の予算が決められているため、転職者にどの程度の年収を望んでいるか確認します。もう一つの理由は、転職者がどのような人間であるか見極めるためです。この2つの理由を具体的に解説します。
応募者の価値観の見極め
採用担当者は希望年収を聞くことで、転職者がどのような価値観をもっているか見極めます。
企業にとって年収とは、その人の評価基準です。採用担当者が希望年収を聞くことは、転職者の自己評価を確認しているのです。希望年収が適切かどうか判断し、その人が分別のある人間なのか見極めます。
応募内容に提示した年収の条件に合うかの確認
企業が希望年収を聞いてくるもう一つの理由は、転職者の希望年収と、企業が応募内容に提示した年収がマッチしているか確認するためです。企業に採用される条件は、企業の予算と給与基準に、希望年収がマッチしていなければなりません。
能力があって高い年収を希望しても、企業の給与水準から大きくズレているのであれば、企業は採用しづらいでしょう。働いている社員から年収の違いで不満がでるからです。企業の予算と希望年収に開きがあれば、採用が見送られる可能性はあるでしょう。
転職活動における希望年収の書き方3つ
転職活動で希望年収を記入するときは、「年収を上げるケース」「現状維持」「現状の年収より下げるケース」の3つのパターンがあります。ここでは、履歴書を書く際に希望年収をどのように書くか解説します。
希望年収を記入する際は、総支給額(源泉徴収では支払金額)を記入するのが一般的です。現在の年収を参考に希望年収を書く場合は、手取り額と間違わないように注意が必要です。
転職の成功率を少しでも上げたい場合は、具体的な希望年収を書かないほが良いでしょう。
「年収アップの交渉をしたい」という含みを残したいとき
面接時に年収アップを交渉したい人は、履歴書の年俸希望欄に具体的な数字は書かずに、「応相談」「応相談と考えています」といった書き方が望ましいでしょう。
履歴書では細かい細部を伝えることが難しく、なぜ年収アップを求めるのかなど理由を伝えられないからです。年収の具体的な交渉は面接時が良いでしょう。
現状維持する場合
現在の年収と同じくらいの年収を希望する場合は、年収アップと同じように「応相談と考えています」と書きます。企業が提示している年収額が現在の年収と同等であれば、「御社の規定に従う」と記入するといいでしょう。
現状維持する場合も履歴書には具体的な数字を書かずに、「規定に従います」「応相談」などの言葉で希望を伝えるようにしましょう。
下げて書く場合
現在の年収より希望年収が低いケースも、具体的な金額は避けて、「御社の規定に従います」と書くとよいでしょう。
ただし、企業の提示している年俸が現在の年収より低いケースでは、なぜ年収を下げても転職したいのかを明確にする必要があります。採用担当者は、なぜ年収は下げてまで転職したいか理由を知りたいからです。
転職活動における希望年収の面接での答え方
面接で希望年収を上手く伝えるポイントは、なぜその年収なのかを明確にすることです。「自分にはこのようなスキルがあるため、この年収を希望します」など希望年収の理由がはっきりしていれば、採用担当者が納得できるでしょう。
採用担当者は、希望年収の高い低いに関心があるわけではなく、希望年収が企業の求める条件に合致しているかを見極めます。企業の提示している年収と、希望年収があまりにかけ離れている場合は、採用に不利になることがあるので注意が必要です。
企業の意に従う姿勢を示すこと
企業が提示した年収とかけ離れた希望年収を伝えると、自己主張が強く人間性に難ありと見られる可能性があります。希望年収を伝える際には、企業の考えに従う姿勢を示すことも必要です。
そのような姿勢は、「会社への忠誠心が高そうだな」と採用担当者に好印象を与えられます。採用担当者に好印象持ってもらうことで、のちのちの年収交渉が円滑に進むでしょう。
面接官のほうから年収額を提示された場合
企業によっては、面接官が年収を提示する場合もあります。そのようなケースでは、希望年収と提示された年収に開きがあっても、その場の交渉は避けたほうが無難です。企業は採用が決まっていない転職者と細かな年収交渉を好みません。
まずは内定をもらうことを第一に考え、悪い印象を与えないようにしましょう。内定をもらったあとに年収を交渉して、年収に納得できなければ入社を取りやめればよいのです。
求人票に記載した金額で答える
企業が求人票に提示した金額で希望年収を答えれば、企業が求める条件に合致している印象を与えられるでしょう。採用担当者にそのような姿勢を示したあとに、自分の長所をアピールできれば好印象をもってもらえます。
企業に好印象を持ってもらうことで、企業側がら良い条件を引き出すことができるのです。
面接における希望年収の交渉のやり方3つ
面接で希望年収を交渉する際は、謙虚な姿勢を忘れないようにしましょう。スキルや経験のアピールに手応えを感じたからといって、希望年収を強気で交渉するのはあまりおすすめできません。
謙虚さがないと「人間的な資質に問題があり」と見られかねません。希望年収を上手く伝えるポイントは、自分がどのくらい企業に貢献できるか伝えることです。
具体的に自分のスキルを示して、企業に貢献できる理由を説明します。「その成果に見合った報酬が希望する年収です」などと論理的な説明ができれば効果的でしょう。
年収交渉を切り出すタイミング
企業と年収交渉するもっとも適切なタイミングは、内定後のオファー面談の前といえます。内定後もしくは、ほぼ内定がもらえているのであれば、企業はあなたを採用したい意向があるため、面接時より有利に年収交渉をすすめることが可能です。
面接時に年収を交渉したい場合は、最終面接で交渉するといいでしょう。一次面接などの早い段階での採用担当者は、給与の決定権を持っていないことがあるため、給与の決定権をもっている最終局面の採用担当者と交渉することが得策です。
仕事内容に関する質問をしてから交渉しよう
年収交渉する場合は、採用担当者へ仕事内容など年収以外のことをしっかりと質問してからにしましょう。
年収を交渉するには、あなたが希望する年収の根拠を採用担当者に示さなければなりません。そのためには、業務内容や求められるスキルなどを把握する必要があります。希望する年収の根拠を示せば、採用担当者はあなたの希望年収に納得できるのです。
交渉する理由も話すこと
年収交渉の理由が明確であれば、企業も納得してあなたとの交渉に応じてくれます。理由や根拠がはっきりしないまま年収交渉しても、企業があなたの希望に応えてくれる可能性は低くなります。
交渉する際には、転職の目的が年収アップだけでないことを伝えるといいでしょう。たとえば、企業を選んだ理由は「仕事に魅力を感じたから」と伝え、採用担当者に「仕事にやりがいを感じてくれるタイプの人材である」と印象を与えられれば年収交渉がプラスに働くでしょう。
転職活動における希望年収で不採用にならないためのポイント4つ
転職活動で希望年収を交渉するのは悪いことではありません。しかし、年収交渉や待遇面ばかりに関心が向けられている場合は、不採用になるケースがあります。そうならないために、この項目では年収交渉の際に気をつけるべきポイントを解説します。
待遇面のことばかり質問しない
年収交渉で待遇面ばかりに関心が向いていると、企業からは「業務にあまり関心がないのでは」と不信感を抱かれます。待遇面は仕事のモチベーションアップに繋がる大事な要素ですが、そこばかり質問するのは印象がよくないでしょう。
まずは業務への関心を向けて、採用担当者に企業に貢献できる人材だとアピールすることが、採用されるポイントになります。
希望年収を高くしすぎない
企業の提示した年収とあなたの希望年収がかけ離れている場合、不採用になるケースがあります。また、希望年収がその業界における年収の水準より大幅に高ければ印象が悪くなるでしょう。
理由があって希望年収を高く設定するのであれば、それなりの根拠と理由を明確に説明できなければなりません。
現状の年収額と希望年収額に一貫性がない
現在の年収と希望年収に大きな違いがあるケースも、不採用の原因になります。年収は企業側から見たあなたへの評価です。その評価と自己評価である希望年収がかけ離れていれば、「自分を客観的に見ることができない人」と評価されてしまいます。
転職で年収アップを望む場合であっても、企業の条件と自分の希望のバランスを取ることが大切です。
自信がないような態度をとらない
欧米人などに比べて日本人は、年収交渉などの交渉事が苦手です。どのように交渉したら良いのかわからず、不安そうな態度を取る場合がよく見受けられます。
年収交渉は悪いことではなく、むしろ自分の能力にあった報酬を得られるチャンスです。自信をもって交渉に臨むには、自分が希望する年収の根拠と理由を明確にして、言葉で伝えられるように準備しておきましょう。
転職活動では希望年収も考えておこう
転職の面接では、ほとんどの企業で希望年収を聞かれます。自分が希望する年収の理由を整理して面接に臨みましょう。
年収交渉がうまくいき年収が上がれば、仕事にやりがいを感じます。やりがいをもって仕事に取り組む姿勢は企業に良い影響を与えるため、年収交渉することは悪いことではなく、良いことなのです。
しかし、転職活動で年収にばかり関心が向いていては、企業に良い印象を与えられません。
面接では、自分がどのくらい企業に貢献できるか伝えることが重要です。そのことを忘れずに転職活動に臨みましょう。

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