教員採用試験の面接の質問と回答例15選紹介!受かる人と落ちる人の違いも解説
初回公開日:2021年03月01日
更新日:2021年02月20日
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教員採用試験の面接で聞かれやすい質問の特徴
教員採用試験の面接は、人物重視なので面接の内容で合否が左右されます。初めて教員採用試験の面接に挑む方は不安に思っている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、教員採用試験の面接の際によく聞かれる質問と回答例、面接で受かる人と落ちる人の違い、対策方法について詳しく紹介します。
教員採用試験の面接の質問と回答例15選
教員採用試験の面接の目的は、筆記試験では分からない受験者の資質を見ることです。「この受験者は教師に向いているか」という部分を試験官は見ていて合否が大きく左右されます。
これから、教員採用試験の面接でよく聞かれる質問と回答例を紹介します。
教員採用試験の面接の回答例1:信頼される教師に大切なことは?
まず、「信頼される教師に大切なことは?」という質問です。教師の仕事内容の基本となる授業と指導について返答すると良いでしょう。授業と指導によって信頼を高めていくことは基本となります。
回答例は「まずは子供たちや保護者に信頼される教師になるために、授業と指導を正確にこなしていきます。子供たちへは、気持ちに共感する姿勢を持ちながら接するようにしたいです。
保護者へは、問題があった時だけではなく、子供が頑張っている姿や活躍している姿を報告し、コミュニケーションを取るようにしていきたいです。
また、周りの先生方からも信頼される教師になりたいです。そのためには、先生方と情報交換や相談などを通してコミュニケーションを取るようにして、協力的に活動していくことを大切にしたいです。」
教員採用試験の面接の回答例2:どのような先生になりたい?
次に、「どのような先生になりたい?」という質問です。受験者の教育観を知るために聞かれることが多い質問です。自分が思っている理想の教師の姿と、それを実現するために実践していきたいことを伝えると良いでしょう。
回答例は「私は子供たちや保護者だけではなく、他の先生方からも信頼される教師になりたいです。そのためには、常に向上心を持って自分の教師としての力量を高めていく努力を続けていきたいと思っています。周囲の先生方から学び、研修にも積極的に参加していきたいです。」
教員採用試験の面接の回答例3:教師としての資質を3つとその中で最も大切なものは?
次に、「教師としての資質を3つとその中で大切なものは?」という質問です。文部科学省のホームページには平成17年10月の本審議会の答申「新しい時代の義務教育を創造する」において、3つの要素が重要であるとしています。
教職に対する強い情熱、教育の専門家としての確かな力量、総合的な人間力の3つです。教育活動を行う上で、3つの資質能力を確実に身に付けることが重要とされています。この3つの資質と最も大切なものを具体的に話すと良いでしょう。
回答例は「教師としての資質は、教職に対する強い情熱、教育の専門家としての確かな力量、総合的な人間力の3つです。この中で私が最も大切だと思うのは総合的な人間力です。働く上で子供だけではなく保護者や同僚の先生と良好な人間関係を築くことが大切と思うからです。
総合的な人間力を兼ね備えた教師になるために、相手の立場に立って考えるようにして相手の思いに寄り添うようにしたいです。」
教員採用試験の面接の回答例4:生徒から授業がつまらないと言われたらどうする?
次に、「生徒から授業がつまらないと言われたらどうする?」という質問です。教師として働くとこのような質問を生徒から言われることもあるでしょう。つまらないと生徒から言われた場合は、自分の授業について振り返るチャンスと捉え、対応を考えることが大切です。
回答例は「まず、生徒にどうしてつまらないかを聞きます。分かりにくい説明だった場合は、図を使ったり別の例を出したりして説明します。学習問題が生徒の生活経験から離れていてイメージしにくい場合は、生徒たちの日常生活の出来事と結び付けて説明します。」
教員採用試験の面接の回答例5:教師になりたい理由は?
次に、「教師になりたい理由は?」という質問です。よく聞かれる質問の一つです。この質問は教師として子供に何を伝えたいか、どのような教師になりたいかなど熱意や将来の展望を知りたいと考えています。ストーリー性のある回答にすると伝わりやすいでしょう。
回答例は「高校生の時に、テスト前にいつも友達に勉強を教えていました。勉強を教えていくうちに、友達が問題を理解し喜んでくれるのを見て、嬉しい気持ちになりやりがいを感じました。
勉強が好きな生徒も苦手な生徒も、共に学んでいくうちに理解して「できた!」という喜びを生徒と一緒に共有できる教師になりたいと思っていました。」
教員採用試験の面接の回答例6:コロナ感染予防が求められる中授業をどのように工夫する?
次に、「コロナ感染予防が求められる中授業をどのように工夫する?」という質問です。コロナ感染対策に関する質問は、前向きな考え方や姿勢を示していくことが大切です。コロナが流行っているから○○できないなどの後ろ向きな返答は避けましょう。
回答例は「対話の代わりの手段を授業に導入しながら進めていきたいと考えています。例えば、対話の代わりにワークシートに意見を書いてもらい、グループで回して共有し良いと思う所に線を引いてもらったり、教師が読み上げて褒めるようにしたいです。
また、新聞のような形式で図や表を使ってまとめてもらったものを掲示して子供たちに読んでもらうようにしたいです。対話はしなくても他の人の意見を知ることで、自分の考えを深めることができると考えます。」
教員採用試験の面接の回答例7:いじめを受けた生徒からの相談の対応方法とは?
次に、「いじめを受けた生徒からの相談の対応方法とは?」という質問です。この質問に対しての回答は、生徒に一人で抱え込まず謙虚な態度で取り組むことを伝えることが大切です。学校の問題として受け止め、学級で具体的な指導をすることを伝えると良いでしょう。
被害、加害生徒と保護者への聞き取りや指導についての留意点や手順を、自分の考えを整理しておくと良いでしょう。
回答例は「まず、生徒からの訴えに対して謝罪と感謝を伝え、生徒の思いに寄り添い謙虚な気持ちで受け止めます。生徒と保護者に正確な事実を聞き、今後の取り組みを伝えます。事実関係を整理して他の職員にも報告します。
次に、学級で嫌なことを言わない、参加を強制しないなどの具体的な指導や仲間づくりの指導をします。そして、被害、加害生徒と定期的に話すようにしていき、被害生徒の保護者と定期的に連絡を取ります。」
教員採用試験の面接の回答例8:不登校の学生への対応方法
次に、「不登校の学生への対応方法」という質問です。不登校は学校での人間関係にトラブルがなくても起こる可能性があります。人間関係をつくるのが苦手な生徒も学校に居場所があれば、学校に来ることができます。この点を踏まえて回答すると良いでしょう。
回答例は「まず、生徒の話を具体的に聞きます。そして、その生徒の居場所をつくることができるようにコミュニケーションを取るようにしていき、授業の中で居場所を作れるようにしたいです。話し合い活動をしてお互いの違いを知り、認め合う機会を持ちます。
また、目立たない活躍も私が認めて学級内に発信していくようにしたいです。子供たちからの目線では気づかないことを認める姿勢を示していき、子供たちにとって授業が心地の良い居場所になるように取り組みたいです。」
教員採用試験の面接の回答例9:どんな学級を作りたい?
次に、「どんな学級を作りたい?」という質問です。この質問はよく聞かれる質問です。理想の学級と実現させるために実施したいことを述べると良いでしょう。
回答例は「私は、居心地の良い学級を作りたいと思っています。居心地の良い学級とは、安心して生活でき、落ち着いて学ぶことができる学級です。
また、子供たちが自分を発揮することができ、子供たち一人一人がいることで学級が成立していると実感できる学級を作りたいです。」
教員採用試験の面接の回答例10:地域が求める学校のあり方とは?
次に、「地域が求める学校のあり方とは?」という質問です。文部科学省のホームページには、地域社会のつながりが希薄化し教育力の低下が指摘されると共に、家庭教育も困難になっていると指摘しています。また、学校と地域の連携、協働の重要性が指摘されています。
地域から信頼される学校づくりをするためには、学校と地域は相互に連携し協議していく必要があるとされています。この内容を踏まえて回答すると良いでしょう。
回答例は「私は、教育は学校だけで行うものではないと考えます。学校以外で様々な専門性を持つ地域の方々と連携していくためには、学校側が地域づくりの中核を担うという意識を持つことが大切であると思います。」
教員採用試験の面接の回答例11:理科嫌いの生徒への対応方法
次に、「理科嫌いの生徒への対応方法」という質問です。理科は様々な分野がある教科なので、どの単元を勉強するのかをしっかりと絞ることが大切です。さらに、計算分野と暗記分野を分けて考えるようにすると良いでしょう。
生徒によっては覚えるのに時間がかかる場合があります。何度も反復して学習することが必要です。
回答例は「まず、何が嫌いなのか、どの部分が分からないのかを聞きます。分からなくても諦めずにしっかり向き合い、自分の決めたことに対してやり遂げる力を身に付けることができるように指導していきます。努力し続けると、必ず自分の力になっていくことを伝えていきたいです。」
教員採用試験の面接の回答例12:教育実習はどうだった?
次に、「教育実習はどうだった?」という質問です。この質問は、講師経験のない受験者によく聞かれる質問です。教育実習で学んだことや成長したことについて答えると良いでしょう。
回答例は「教育実習先の先生方による子供とのコミュニケーションの取り方から、細かい対応の大切さを学ぶことができました。
先生の方から子供たちに積極的に声をかけてコミュニケーションを取る姿や、忙しくても手を止めて子供たちと丁寧な言葉遣いで対応する先生方を見てたくさんのことを学ぶことができました。
そして、まだまだ足りない部分もありますが、私もできることから実践することができました。子供たちと積極的にコミュニケーションを取るように心がけて、信頼関係を築いていけるようにしたいです。」
教員採用試験の面接の回答例13:授業力を高めるためにはどんなことをする?
次に、「授業力を高めるためにはどんなことをする?」という質問です。受験者の教育観を知るために面接でよく聞かれる質問です。
PDCAサイクルに沿って考えると良いでしょう。PDCAとは、準備をして授業を実施し、授業後に出来具合をチェックして次の授業の準備に向けて改善するということです。
回答例は「授業の準備だけではなく、授業後の振り返りも力を入れて取り組むようにします。子供たちに合わせた授業になるようにしたいです。
また、周りの先生方へ相談や意見交換をしたり、研究に参加することで、授業を充実したものになるように引き出しを増やす努力していきます。」
教員採用試験の面接の回答例14:規範意識を育むためにはどんなことをする?
次に、「模範意識を育むためにはどんなことをする?」という質問です。集団生活の場である学校では、教員採用試験の準備をする上では避けて通れない内容です。
この質問は、模範意識を子供たちに押し付けてはいけない意識があること、子供たちが模範意識を前向きかつ自発的に発揮できる環境をつくるために具体的な内容を示すことが大切です。
回答例は「子供たちの自尊感情を高められるように、褒めることや挨拶、会話を大切にしていきたいです。道徳の授業や教師として発信する話を通して、子供たちと一緒にルールの意義について考えたり意見交換をすることで模範意識を育んでいきたいと考えています。」
教員採用試験の面接の回答例15:宿題の意味を子供にどう説明する?
最後に、「宿題の意味を子供にどう説明する?」という質問です。学力や学習習慣を身に付けるためにも、しっかりと取り組むことが重要とされています。しかし、教師として働いているとこのような質問をされる場合があると思います。
回答例は「まず、宿題は学力や学習習慣を身に付けるために必要なことを伝えます。また、宿題を毎日継続して行うことで継続する力を身に付けることができ、大人になっても必要とされる力を養うことができると伝えます。」
教員採用試験の面接で受かる人と落ちる人の違い
教員採用試験の面接では、質問に対して長々と回答するのは印象が悪くなってしまいます。質問内容と違うことを答えてしまうと理解力不足と判断されてしまうので、簡潔に答えることを心がけるようにしましょう。
また、礼儀正しく冷静に受け答えることが大切です。必要以上に声が大きかったり、熱血すぎると面接官を不安にさせてしまいます。このような態度は、教師に向いていないと判断され選考に落ちてしまう可能性があります。
教員採用試験の対策方法2選
今まで教員採用試験で聞かれることが多い面接の質問と回答例を紹介してきましたが、自治体や時代の流れによって出題されやすい質問を押さえておくことも大切です。
これから、教員採用試験の対策方法について詳しく説明します。
教員採用試験の対策方法1:自治体の特徴を知る
まず、自治体の特徴を知ることが大切です。自治体別の出題傾向を知るためには自治体別の過去問題集を入手しましょう。過去5年分の校種別の面接内容や論作文の形式、質問内容が載っています。過去の内容を知ることで、自治体の特徴を把握することができます。
教員採用試験の対策方法2:教員採用試験の全国的な傾向を知る
次に、教員採用試験の全国的な傾向を知ることが大切です。全国的な傾向を知るためには、教員採用受験者向けの雑誌を見て情報を入手しましょう。受験指導のプロが過去の傾向を踏まえた上で情報が載っており、全国的に問われやすいトレンドを押さえることができます。
面接だけではなく、集団討論や論作文の対策のためにも読んでおいて損はないでしょう。
教員採用試験の面接の準備はしっかりして挑もう
今回、教員採用試験の面接で聞かれることが多い質問や回答例、対策方法を説明してきました。これらの内容を踏まえてしっかりと準備して面接に挑みましょう。
また、面接で大事になってくるのは回答の内容だけではなく所作や身なり、言葉遣いです。面接には清潔感のある服装で、入退室の際は所作に気を付けるなど、基本的なマナーを心得ておきましょう。

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