IT業界の年収が高めである理由4つ!11タイプの職種別で平均年収を見てみよう

初回公開日:2020年12月04日

更新日:2020年10月16日

記載されている内容は2020年12月04日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

IT業界は他の業界と比べて平均年収が高めの傾向にありますが、その理由を知っていますか?年収が高めの理由は職業的な将来性に関係してくるため、就職にあたり知っておいた方が良いでしょう。11の職業別年収も併せてご紹介しますので、参考までにご覧ください。

IT業界の年収が高めである理由4つ!11タイプの職種別で平均年収を見てみよう

IT業界全体の平均年収はどれくらい?

IT業界全体の平均年収は、約446万円です。男女比でみた場合の平均年収は、男性は約475万円・女性は約383万円となっています。

IT業界の平均年収は、他の業界と同様に年齢別でも違いがあります。20代は約368万円・30代は約492万円・40代は約594万円・50代~70代は約736万円が、おおよその平均年収となっています。

IT業界の年収が高めである理由4つ

IT業界の年収が比較的に高めとなっている理由は、おおまかに4つほどあります。高めとなっている理由を知り、IT業界の職業に関する将来性などについて考えてみましょう。

IT業界の年収が高めである理由1:人手不足であるため

IT業界の年収が高めの理由1つ目は、人手不足です。知識・能力・長時間労働といった人手不足の背景から、求人の募集要項でも高い給与が掲載されることが多いため、一般的にIT業界やエンジニアは高給与というイメージを持たれています。

IT業界の年収が高めである理由2:専門的な知識や技術が必須なため

IT業界の年収が高めの理由2つ目は、専門的な知識や技術が必要になるためです。IT関連の知識は幅広く技術を学び身に付けるには時間がかかるため、人手不足に繋がり年収が高めになります。

将来性が期待できるエンジニア業では、深い専門性と即戦力があるとより高い報酬を得られる可能性が高くなります。業界の年数が長いほど知識も技術も豊かになり専門性と即戦力が向上するため、IT業界の年収は年齢と共に高くなっています。

IT業界の年収が高めである理由3:実力主義の世界であるため

IT業界の年収が高めの理由3つ目は、実力主義のためです。

IT業界は年収が高めのイメージを持たれていますが、実際には持っている知識や技術のレベルに応じて年収が変動します。

知識や技術が豊富で即戦力があるほど高い年収になりますので、知識・技術の面で能力が低いままの場合はいつまでも年収が上がりません。

IT業界の年収が高めである理由4:IT業界の拡大に伴う業務範囲の増大のため

IT業界の年収が高めの理由4つ目は、IT業界の拡大に伴い業務の範囲が増大しているためです。あらゆる業界でインターネットの需要が高くなっているため、ITに長けている人材を欲している企業も増えました。

ITの知識と技術に優れる人材は今これから必要な存在と考えられていますが、現状は人材不足のため年収が高めになっています。

11タイプの職種別で見る平均年収

IT業界には、大別して11タイプの職種があります。同じIT業界でも、職種によって平均年収には違いがみられます。

業種は得意不得意・関心度・知識や技術の量・実績などに合わせて選ぶことになりますが、就職・転職にあたっては年収情報も把握しておいた方が良いでしょう。それでは以下に、11タイプ別の平均年収をご紹介していきます。

マネジメント系

IT業界のマネジメント系では、一般的な中間管理職に加えて開発に関わる管理も行います。プロジェクトがスムーズに進むよう、全体または担当領域の管理を行うのが主な業務です。建築業界で言う現場監督に似た存在であり開発に関わる人たちをリードする役割を担います。

平均年収1:プロジェクトマネージャー

プロジェクトマネージャーは、プロジェクトのスケジュール・予算・品質などを管理して進行を行う存在です。プロジェクト全体の方針や意思決定を担うリーダー的ポジションのため、コミュニケーション能力・交渉力・リーダーシップ・マネジメント能力が求められます。

プロジェクトマネージャーの平均年収は、約569万円です。精神的な労力の面で大変な立場ですが、実績を積むほど大幅な年収UPが期待できる職業と言われています。

平均年収2:プロジェクトリーダー

プロジェクトリーダーは、プロジェクトの管理者として担当領域のチームを統括する存在です。プロジェクト全体を管理するマネージャーとは異なり、現場の作業内容や人員など担当領域に特化した管理を行います。

プロジェクトリーダーの年収は、約468〜622万円です。平均年収は年齢で大幅に増加しますが、これは実績に基づくためです。実績を積むほど期待値が上がり即戦力も高くなるため、実力次第で高収入を築けます。

開発系

IT業界の開発系には、実際に開発業務に携わるプログラマー・エンジニア・デザイナーなどが含まれています。クライアントやマネジメント系の人達がまとめた設計・企画の通りに開発を進め、エラーの抑制や修正なども行います。

平均年収3:システムエンジニア

システムエンジニアは、主に開発するシステムの要件定義を行う存在です。クライアントと打ち合わせをしてから要件定義を行う役割ですが、プログラミングも担当したり、不具合チェック(テスト)に参加することもあります。

システムエンジニアの平均年収は、約569万円です。業種や開発に必要な知識・技術などで給与は変動するため、平均年収はあくまで目安となりますがこれからも需要が高まる職業として、安定性が期待できます。

平均年収4:プログラマー

プログラマーは、設計図や設計書などをもとにプログラミング言語でコーディングを行いシステムを作る存在です。システムが複雑で大規模になるほど、効率的に進めるための最適化技術が求められます。

プログラマーの平均年収は、約420万円です。使用する開発言語や職種、開発の規模などによって年収は大きく変動しますがシステムエンジニアとの定義の違いは明確でなく、企業によっては両方の業務を担うこともあります。

平均年収5:インフラエンジニア

インフラエンジニアは、ネットワークやサーバーなど通信環境およびIT基盤(インフラ)を整える存在です。システム作りではなく、システムを稼働させるために必要な場所や環境を整えます。

インフラエンジニアの年収は、約550万円です。他の職種と同様、企業や個人の能力で変動があり保有している資格で手当てが付く場合もあるため、同じインフラエンジニアでも年収に大きな差が現れることも珍しくはありません。

平均年収6:Webデザイナー

Webデザイナーは、Webサイトのデザイン作成を担当する存在です。日本ではデザインやイラストに関するスキルを持つ人を表しますが、海外では基本スキルに加えてマーケティングスキルも持っている人を指します。

Webデザイナーの平均年収は、約300〜400万円です。経験やスキルの豊かさで上下するため、コーディングやプログラミングなど多彩なスキルを持ち合わせるほど仕事の幅が広がり、平均年収も高くなります。

マーケティング系

IT業界のマーケティング系では膨大なデータを扱うため、知識や技術の面で多くのデータを扱える人に向いている職種です。顧客に関するデータを集める役割と、集めたデータを販売などに活かす役割が存在します。

平均年収7:webマーケティング

Webマーケティングでは、Web技術を活用して販売の仕組みを構築します。これを行う存在をWebマーケターと呼び、製品やサービスを売るIT業界では重要なポジションと言われています。

Webマーケティングの平均年収は、約500万円です。ただし企業によっては、400万円半ばの年収になることもあり他の業種と同じように、Webマーケターとしての年収は企業で大きな差が出ると考えておきましょう。

平均年収8:データアナリスト

データアナリストは、データの分析や調査を専門的に行う存在です。扱う分野が幅広く、得意な分野・専門とする分野には違いがあるため、同じデータアナリストでも分析手法は個人で異なります。

データアナリストの平均年収は、約600〜2000万円です。年収に大差が出る理由には、個人の能力や扱うデータなどの違いが関係しており、米国では専門教育を受けていると新卒でも1000万円以上の給与を得られるそうです。

営業・コンサルタント系

IT業界の営業・コンサルタント系では、自社の製品やサービスを勧める業務を行います。

勧める際には、導入で得られるメリット・改善される点・どういった課題を持つ時に有用なのかなどを具体的に説明できるスキルが必要です。営業能力を主とする役割と、分かりやすい説明に必要な知識に富む役割が存在します。

平均年収9:IT営業

IT業界の営業では、ITの知識を駆使してクライアントの獲得を行います。クライアントは開発システムの提供相手になるため、特徴や良さを伝えるために基本的なIT知識と分かりやすく説明するスキルが必要になります。

IT営業の平均年収は、約472万円です。IT営業の採用ニーズは非常に高いため、IT業界未経験でも営業経験ありなら比較的スムーズに転職できると言われています。

平均年収10:セールスエンジニア

セールスエンジニアは、専門的な技術知識で営業をサポートとする存在です。営業の能力だけでは技術面に関して説明が難しい場合があるため、その点を代わりに説明するなどします。

セールスエンジニアの平均年収は、約615万円です。年収は企業や実績で変動しますが、専門的な知識と対人的な能力が必要になるため、エンジニア職の中でも高めの年収となっています。

平均年収11:ITコンサルタント

ITコンサルタントは、クライアントの経営状況ヒアリングを通して課題を見極め、開発システムでどう解決するかを提案する存在です。開発プロセスを担当することもありますが、システム作りではなく、システムの使用による問題解決を目標としています。

ITコンサルタントの平均年収は、約610万円です。他の職種と比べて非常に高い年収額となっていますが、その分、求められるIT知識や課題解決能力は高度なものになります。

IT業界への就職で高い年収を手に入れる方法3つ

他の業界も比べて年収が高めの傾向にあるIT業界ですが、職種や企業などで得られる年収には大差が現れます。より高い年収を手に入れたいと考える時には、就職前に工夫が必要です。

一般的に挙げられる方法は、就職先に外資系企業・大企業・元請け企業を選ぶことです。これら3つの企業が比較的に高い年収となる理由や、就職するためのポイントをご紹介していきます。

高い年収を手に入れる方法1:外資系企業への就職

高い年収を手に入れる方法1つ目は、外資系企業への就職です。外資系が日本で展開するには大きなリスクが伴うため、優秀な人材の確保が重要になるという背景から、外資系は日系企業よりも高年収な傾向にあります。

ただ、終身雇用がなく、実力主義で成果を重視する風潮が強いです。知識・技術・能力といった面に自信がある方や、そういったスキルを磨く向上心が高い方は外資系に就職しやすいでしょう。

高い年収を手に入れる方法2:大企業への就職

高い年収を手に入れる方法2つ目は、大企業への就職です。同じ職種でも、企業の形態や規模で年収は変動があり、プログラマーの平均年収では大企業487.2万円・中企業403.2万円・小企業365.4万円となっています。

企業規模が大きいほど扱う案件の規模も広くなり、作業量と必要な知識量が増大します。それに伴い責任も年収も増えるため、知識・技術・実績などが豊かで即戦力が高い方が就職しやすいと言えます。

高い年収を手に入れる方法3:元請け企業への就職

高い年収を手に入れる方法3つ目は、元請け企業への就職です。元請けはプロジェクトの進行と管理を行う立場ですが、開発業務は下請けに回すことも少なくありません。

下請けに任せる際の発注金額は元請次第なので、元請けの方が利益は出しやすくなります。そのため社員の給与水準も下請けより高く、元請けと下請けに勤める場合の給与を比較すると、プログラマーで100万円以上の年収差が出ることもあります。

ITの年収を把握しておこう

IT業界は世界的に需要が高く、その必要性はこれからも上がり続けると言われています。しかし技術や知識・実力主義などの影響で人手不足にあるため、就職者に払われる給与や年収は他業界より高い傾向にあります。

高年収で将来性があるIT業界に就職することは、人生における安定を期待できます。ただし、能力や実績で得られる仕事と年収には違いがみられるため、IT業界の各職種の年収を把握し、目指すところを見出しましょう。

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