学閥がある企業に就職するメリット5選|学閥の概要や特徴についても解説!

初回公開日:2020年10月01日

更新日:2020年09月28日

記載されている内容は2020年10月01日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

日本で昔から存在する学閥は就活や就職後にどのような影響を及ぼすのでしょうか。本記事では、学閥とはどのようなものなのか、どんな業界に多く存在するのか、どんなメリットがあるかをご紹介しています。これから就活を控える方にぜひ参考にしていただきたい内容です。

学閥がある企業に就職するメリット5選|学閥の概要や特徴についても解説!

学閥とは

同じ学校や学派の出身者によって作られる派閥のことを学派と言います。学閥は古くから日本社会に根付いているものですが、近年は大学のOBネットワークが大学選びにおいても意識されるようになっています。

就職の面だけでなく、ビジネスの上でも学閥は有利に働きます。上の立場の人間が同じ学閥に属する後輩を保護したり、優位な地位に立たせようとしたりする、一面では排他的な集団とも言えるでしょう。

学閥がある理由

学閥は、同じ大学出身者という仲間意識と同窓会組織の存在によって生まれています。初対面で、同世代でもない相手でも同じ大学の卒業者という共通点から親近感を覚え、一気に距離が縮まることがあります。その仲間意識によって学閥は作られています。

また、各大学のOB組織も存在しており、東大、京大、早稲田、同志社など全国の多くの大学に同窓会組織が存在しています。また、慶應や一橋など同窓会組織の中には拠点を有しているところもあり、そこで同窓生同士が交流できるようになっています。

学閥がある組織

日本の学閥には下記のようなものがあります。

・赤門閥 東京大学出身者で構成
・鉄門閥 東大医学部出身者で構成
・三田閥 慶應義塾大学出身者で構成
・稲門閥 早稲田大学出身者で構成
・白門閥 中央大学出身者で構成
・如水閥 一橋大学出身者で構成

日本にはいくつも学閥が存在しており、上記の一覧はその一部で、この他にも筑波大出身者で構成されている茗渓閥や日大出身者で構成されている桜門閥などがあります。学閥によって強みのある分野が違っており、特に医療界や公務員、金融業界の企業に多く存在しています。

医療界に強い学閥は東大と慶應、公務員の学閥では東大、一橋、早稲田が大きいです。銀行はその銀行が根付いているエリアなどによって存在する学閥が変わってきます。この他にも学閥がある企業や業界はたくさん存在します。

企業にとって学閥のメリット

大なり小なり影響をもたらす学閥の存在は、学閥に属する人たちだけではなく会社にとってもメリットがあります。それは主にビジネス面と採用面の2つです。具体的にどんなところが良いのか、それぞれご説明します。

ビジネスで有利になる

ビジネスの場であっても、同じ大学出身という親近感で初対面のクライアントと距離が縮まったり、話が弾んでその後のコミュニケーションが円滑になったりすることがあります。学閥がクライアントとの信頼関係を築く第一歩になります。

また、同窓会などで交流したことをきっかけにビジネスに繋がることも少なくありません。実業に強い慶應などは特にその傾向にあり、同じ大学であることから仲良くなり、相手と仕事がしたいと思うようになることもあります。

採用のリスクを回避できる

学閥は企業の採用リスクを回避したり軽減したりすることもあります。同じ大学の出身者は、学力レベルや考え方、雰囲気などが似る傾向にあるため、同じ環境の社員がいる場合、どのような社員になるかがある程度予想できます。

逆に、採用実績のない大学からの応募者はどんな人物かをゼロから探っていく必要があるため、採用担当者の手間もかかってしまいます。

学閥がある企業に就職するメリット5選

採用において企業にメリットがあるということは、就活生にとっても学閥のある企業を選ぶメリットがあるということです。具体的にどのようなメリットがあるかを5つに絞ってご紹介します。

学閥がある企業に就職するメリット1:就職に有利である

先程述べた通り、採用歴がある大学からの応募者は採用歴のない大学からの応募者よりもハードルが低いことがあります。さらに、その大学からの出身者が辞めることなく数多く活躍しているのであれば、企業との相性が良いということにもなります。

手間をたくさんかけて採用しても会社に合わずすぐに辞めてしまっては元も子もありませんし、できるだけ活躍できる人を採用したい採用担当者としては採用リスクの少ない人を選びたいと思うものです。

学閥がある企業に就職するメリット2:大学で就職説明会がある

採用実績の多い大学では学内で企業説明会が行われる場合が多いです。

企業は「ぜひこの大学の学生を採用したい」と考える大学で学内説明会を行います。本来であれば、本社などに赴かなければ参加できない説明会を自分の学校内で受けられることは忙しい就職活動中にはありがたいことです。

また、学内での企業説明会は同じ日に何社も開催されたり、連日に渡って行われたりすることもあるため、短い時間でたくさんの企業説明会に参加できるメリットもあります。加えて、同じ大学出身の社員を同行させている場合もあるので、先輩社員と知り合いになれることもあります。

学閥がある企業に就職するメリット3:卒業生の社員

同じ大学出身の先輩社員がいると、OB・OG訪問ができ、企業の内情や実際に働いてみて感じることなどを聞くことができます。個人的にツテがなくても大学の就職課を通して紹介してもらえます。企業別にOB・OGの就職先が記録されているため、志望企業に進学したOBを紹介してもらいましょう。

近年、リクルーター制度を導入している企業も多く、特に理系は研究室に卒業生社員が訪ねてくることもあるので、接点を持つことができます。

学閥がある企業に就職するメリット4:面接

採用実績の多い大学からの応募者の場合、他大生とは面接が異なることあります。大学の就職課を通して応募した場合、学内で一次面接をしてもらえたり、大学の推薦ということで他の応募者よりも面接の回数が少なくしてもらえたりします。

他にも、先程ご紹介したリクルーター制度を導入している企業の場合、そのままリクルーターが面接を実施する企業もあります。企業の選考スケジュールにもよりますが、リクルーター面接に合格するとそのまま最終選考となるパターンもあります。

学閥がある企業に就職するメリット5:出世の影響

就職後の出世に関しては、学閥に属しているかよりも仕事でどれだけ成果を上げられるかがポイントです。そして、仕事で成果を上げるには社内外での他者との連携が大切になります。そのため、学閥の人脈を活かして仕事を上手く進めて成功・出世に繋げることができます。

学閥に所属していることが直接出世に影響してくることは少ないですが、間接的に出世に影響することがあります。日頃から学閥の人脈を大切にしておくと良いでしょう。

【職種別】学閥で就活する際に異なる点3つ

学閥で就活する際、業界・職種によって相違点があります。学閥の多い業界である、銀行、医療関係、公務員の3つに絞って特徴をご紹介していきます。

学閥で就活する際に異なる点1:銀行

一口に銀行といっても、メガバンクか地方銀行かなどにより学閥も変わってきます。メガバンクは、東大・京大・慶應・早稲田・一橋が5大学閥です。その割合は各銀行のカラーによって異なります。

一方、地方銀行となると、主力としているエリアの旧帝国大学や地元の国立・私立大学の学閥の他、高校閥が存在する場合があるのが特徴です。地方銀行もメガバンク同様、その銀行のカラーにより各校出身者の割合は異なります。

学閥で就活する際に異なる点2:医療関係

医療界は大学の研究室や教授が元となった医局制度により強い縦社会であるため、他の業界に比べて学閥の影響力は非常に強いです。先程も少し触れたように、医療界では東大と慶應の学閥が強い力を持っていると言われています。

また、出身校に加え、旧帝国大学(東京大学、京都大学、大阪大学、名古屋大学、東北大学、北海道大学、九州大学)卒か、その他の国立大学卒か、私立大学卒かも重要とされています。

学閥で就活する際に異なる点3:公務員

先程もご紹介した通り、公務員の世界では東大、一橋、早稲田出身者が多いと言われています。ですが、現在ではその人そのものを見るような傾向にあり、学閥や出身校についてはそれほど重視されなくなってきています。

中には学歴を知らせず面接を実施することもあり、学歴による先入観をなくす配慮がされています。そのため、出身校によって選考が有利になることはあまりないと考えられます。

学閥で就職した後の影響とは?

学閥が誕生した頃は、学閥の影響力は大変強かったものの、現在ではそれほど強い力を持っているわけではありません。近年は個人を評価する傾向にあり、学歴や出身校よりも、その人の実力や頑張りに着目されるようになりました。

加えて、どんどん新しい業界や業種が生まれており、そのような業界・業種は学閥に囚われない傾向が強いです。

学閥のメリットを上手に利用しよう

学閥にはメリットもデメリットもありますが、いずれにせよ社会に出れば学歴や学閥よりも実力の世界になります。学歴や学閥の力が重視される場面もありますが、現在はそれらに囚われない考え方や業界が多くなってきています。

とはいえ、学閥や同窓会のネットワークで得た出会いや人脈は仕事にも役立てられるものです。学閥の長所を上手く使って就活も仕事も成功させましょう。

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