就活時にSEのキャリアプランを考えておくメリット6つ|キャリアプラン例も紹介
初回公開日:2020年11月04日
更新日:2020年10月14日
記載されている内容は2020年11月04日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

SEがキャリアプランを考えておくべき理由とは?
SEを目指す就活生がキャリアプランを考えておくことは、就活を円滑に進めるためにも大切です。SEのキャリアプランといえば、高いスキルを持つスペシャリストのほかに、プロジェクトマネージャーなどがあります。
いずれにしても、入社直後から準備を始めることが大切です。また、就活における面接においても質問されることがあります。そこで、SEがキャリアプランを考えておくべき、具体的な理由を考えてみましょう。
キャリアプランとは?
キャリアプランとは、自分が目指すべき将来像の実現に向けた計画設計のことです。就活生がキャリアプランを明確にすることで、志望する業種や企業を絞り込む際の材料となります。
キャリアプランに似た言葉が「キャリアビジョン」です。キャリアビジョンは自分が目指すべき理想像を表します。職歴よりも生き方を表す意味合いが強いのが特徴です。いずれにしても将来像を見据えることで、就職に対する意識が高くなるでしょう。
SEのキャリアにはどんなものがあるのか?
SEの代表的なキャリアは「スペシャリスト」「プロジェクトマネージャー」です。かつてはスキルを磨いて「スペシャリスト」磨くのが、一般的なSEのキャリアでした。
ところが最近では、管理者として現場を指揮する「プロジェクトマネージャー」を目指すSEも増えています。いずれにしても入社直後から5年後、10年後を見据えて、キャリアを積み重ねていくことが大切です。
就活時にSEとしてのキャリアプランを考えておくメリット6つ
SEを目指す就活生はキャリアプランを考えておくことで、有利に就活を進めることができます。就活における面接では、キャリアプランについて質問を受けることが多いのが実情です。
このとき的確に回答できないと、「業界・企業分析が不足している」と見なされることも少なくありません。そこでSEを目指す就活生が、キャリアプランを考えておくメリットを紹介します。
キャリアプランを考えるメリット1:企業とのミスマッチが減る
キャリアプランを考えることで、企業とのミスマッチが減ります。同じ業界・業種であっても、企業が就活生に求める人材は異なるのは当然です。
いくら就活生がキャリアプランを明確にしていても、企業とのミスマッチがあると入社後に苦戦を強いられます。したがって、就活生は企業がどういった人材を求め、キャリアパスを考えているのかを見極めることが大切です。
キャリアプランを考えるメリット2:志望度が伝わる
キャリアプランを明確にしておくことで、企業に志望度が伝わりやすくなります。就活における面接では、就活生の志望度を見極めるのが一つの目的です。
SEのキャリアプランを明確にしている就活生は、入社後の目標が定まっていることから就活に対するモチベーションが高くなります。その結果、面接官に対しても具体的かつ熱意を持った志望動機を伝えられるでしょう。
キャリアプランを考えるメリット3:入社後の仕事をイメージしやすい
キャリアプランが明確な就活生は、入社後の仕事をイメージしやすくなります。就活を成功させるには、自分が入社後に活躍する姿をイメージして企業を選ぶことも大切です。
言い換えれば、入社後の自分の姿がイメージできれば、今努力すべきことが明確になります。また、自分が入社後の活躍をイメージすることで、面接官に対してもより具体的なアピールが可能となるでしょう。
キャリアプランを考えるメリット4:仕事へのモチベーションが高まる
キャリアプランを具体的に考えることで、仕事に対するモチベーションが高まります。決して短期間では終わらない就活において、モチベーションを高く維持することは至難の業です。
キャリアプランを具体的に考えることで、自分の理想像を明確にすることが可能になります。なりたい自分が明確になればワクワク感が高まり、日々の就活もモチベーションを高く維持することができるでしょう。
キャリアプランを考えるメリット5:向上心が伝わる
面接官に向上心が伝わることも、SEを目指す就活生がキャリアプランを考えるメリットです。面接官は就活生の向上心や熱意といった、人となりを見極めたいと考えています。
キャリアプランを持つ就活生は理想の実現に向け、様々な取組みを実践しているのが一般的です。つまり、面接官にキャリアプランの実現に向けた具体的な取組みを伝えることで、向上心の高さを伝えることになるでしょう。
キャリアプランを考えるメリット6:その企業に長く勤められるか
キャリアプランを考えることで、その企業に長く務められるかが判断できます。就活生の多くが就職した企業でキャリアを積み重ね、長く勤めたいと考えるのが一般的です。
キャリアプランが明確であれば、入社した会社で将来にわたって何を成すべきかが具体的になります。企業にとっても長く会社に貢献する人材を確保したいと考えていますから、両者の思惑もマッチするといえるでしょう。
SEのキャリアプラン例2つ
SEの代表的なキャリアプランとして、広く知られているのが「スペシャリスト」「プロジェクトマネージャー」です。どちらもSEとしての高いスキルと経験値が求められ、やりがいのあるポジションになります。
ただし、全く異なる仕事内容となるため、限り早い段階で目指すべきキャリアを決めておくことが大切です。ここでは、SEの代表的なキャリアプラン例について、年代別に紹介します。
SEのキャリアプラン例1:スペシャリスト
スペシャリストは専門的な知識とスキルを有する、技術者としてのキャリアを全うするポジションです。クライアントの要望を技術面から実現し、トラブル発生時にはその対応の中心的な役割を担う存在となります。
SEとしての高い技術と経験値が求められるため、年代ごとに行うべきことをしっかりとやり遂げることが必須です。ここでは、スペシャリストとなるために年代別に必要な事項などを紹介します。
20代のキャリアプラン
スペシャリストを目指すなら、20代は経験と知識を積むことが目標となる時期になります。入社直後はSEとして開発経験を積みながら、他の言語や仕組みについての学習することが必須です。
入社5年後、20代後半ではプロジェクトリーダーとして上流工程に携わるなど、より高いスキルを身に付けます。さらに、別業界のプロジェクトに関わるなど、幅広く経験値を積むのが20代のキャリアプランです。
30代のキャリアプラン
30代はスペシャリストとしての確固たる基盤を作り上げることが目標です。システム開発の面では、特定分野の専門性を発揮してプロジェクトメンバーをけん引します。
また、技術的なトラブルを解決する立場として、若手社員への指導などの役割も担いましょう。さらに、ネットワークスペシャリスト試験やシステムアーキテクト試験といった資格取得も30代での目標です。
40代以降のキャリアプランについて
40代以降はキャリアプランの集大成として、スペシャリストとしての実績を積み上げることが目標になります。20代~30代に積み上げてきたことが成果となって現れるのが40代です。
スペシャリストとして充実した時期が40代以降ですが、技術者としての鍛錬を継続していきましょう。また、会社に残るのか独立するのかといった、新たなキャリアプランを構築するのか決断を迫られるのも40代です。
SEのキャリアプラン例2:プロジェクトマネージャー
プロジェクトマネージャーは、プロジェクトを統括し成功に導くポジションです。クライアントとの予算交渉や各種の調整を行うほか、エンジニアの手配やマネジメントを担う存在となります。
SEとしての技術と経験値に加え、高いマネジメント能力が求められるため、年代ごとに目標を立てて努力することが必須です。ここでは、プロジェクトマネージャーとなるために、年代別に必要な事項などを紹介します。
20代のキャリアプラン
プロジェクトマネージャーを目指すなら、20代はSEとしての経験を積むのが目標になります。入社直後はPG・PLとして、システムやプログラムに対する見識を深めることが大切です。
入社5年後、20代後半ではシステム全体の設計に携わりSEとしてのスキルを磨くとともに、PMPなどの資格の取得します。プロジェクトマネージャーを目指すなら、20代のうちにSEとしての基礎をしっかりと身に付けましょう。
30代のキャリアプラン
30代はプロジェクトマネージャーになるための基盤作りを行うことが目標となります。30代前半ではSEとして活躍する傍ら、プロジェクトマネージャとしてのキャリアをスタートさせましょう。
30代中盤以降は、プロジェクトマネージャーとして、プロジェクトの成功に責任を追う立場で数多くの経験を積むのが理想です。なお、20代のうちにPMP資格が未取得の場合、30代前半には確実に取得しておきましょう。
40代以降のキャリアプラン
40代以降はキャリアプランの集大成として、プロジェクトマネージャーとしての実績を積み上げることが目標になります。20代~30代にしっかりとした基盤を築いてきた人は、大きなプロジェクトを任されるのが40代です。
そういった意味では、40代以降はプロジェクトマネージャーとして非常に充実した時期だといえます。また、将来を見据えて管理者としてのキャリアプランを描くのもこの時期です。
就活でSEのキャリアプランについて聞かれた時の答え方3つ
就活でSEのキャリアプランについて聞かれた場合、答え方にも注意が必要です。就活における面接では、キャリアプランを聞かれることがよくあります。
このとき、面接官の意図を理解していないと的外れな回答となり、悪印象を与えかねません。ここでは、SEの面接でキャリアプランを聞かれた時の答え方について解説します。
SEのキャリアプラン答え方1:具体的に答える
SEの面接でキャリアプランを答えるときは、具体的に答えることを心がけましょう。面接官は就活生にキャリアプランを聞くことで、入社意欲や業界・企業分析の状況を見極めたいと考えています。
ここで、漠然とした内容を答えると悪印象になりかねません。業務内容や職種、必要なスキルなどを具体的にあげて答えることが鉄則です。
SEのキャリアプラン答え方2:年齢や年数をあげて答える
キャリアプランを答える際は、年齢や年数をあげて答えると面接官に伝わりやすいでしょう。SEは年代別に目標を持つことで、自身のキャリアプランに近付くことができます。
とりわけSEにとって30代はキャリアを大きく左右する年代です。「何年後に何をする」「何歳までに何をする」といったキャリアプランを明確に伝えることで、面接官は入社後の活躍をイメージできるでしょう。
SEのキャリアプラン答え方3:キャリアに向けてしていることを答える
面接官にはキャリアに向けて、今取り組んでいることを具体的に答えましょう。面接官は就活生の入社意欲や熱意を見極めたいと考えて、キャリアプランについて質問しています。
面接官に好印象を与えるには、理想とするキャリアプランを述べるだけでは物足りません。キャリアに向け、今現在取り組んでいることを述べることで説得力を持たせることができます。
SEのキャリアプランについて知っておこう
SEを目指す就活生は、キャリアプランについて的確に理解しておきましょう。SEのキャリアプランには「スペシャリスト」「プロジェクトマネージャー」が一般的です。
SEのキャリアプランを実現するには、年代別に目標を定めることが必須になります。なお、面接でキャリアプランを質問された際は、具体的かつ年代別に今取り組んでいることを交えながら答えましょう。

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