判断推理とは?解くときのコツや学ぶことで得られるものについても解説

初回公開日:2021年05月01日

更新日:2021年05月01日

記載されている内容は2021年05月01日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

公務員試験において特に重要な分野と言われる判断推理について、出題の傾向や解く際のコツをご紹介します。実は判断推理は民間企業の選考でも課されることがある分野です。就職・転職活動を控えている方はぜひこの記事を読んでイメージを膨らませてみてください。

判断推理とは?解くときのコツや学ぶことで得られるものについても解説

判断推理とは

判断推理とは主に公務員試験で出題される数的処理の中の分野の1つです。文章問題や言葉のパズルのようなものが出題され、与えられた条件を整理しつつ類推する力が問われます。

数的推理と並んで出題数が多いため重要度が高い分野とされる判断推理ですが、数的推理のように数字を相手にするわけではありません。そのため全くできない問題というものは少なく、苦手意識を持つ人はそこまで多くないとも言われています。

しかし演習を積み重ねておかないと、わからない問題を解くのに時間がかかってしまうなど思わぬところで足を引っ張る可能性がある分野です。ここでは判断推理の出題傾向や対策方法をご紹介しましょう。

公務員試験以外でも出題される判断推理

判断推理は公務員試験のみで出題されると考えられがちですが、そうではありません。コンサル業界など、高いレベルの処理能力を求める民間企業の一部も選考過程に取り入れているのです。

こうした企業の選考に参加する場合、SPIや玉手箱を想定した通常のWebテスト対策のみでは対応が難しいため、公務員試験用のテキストを使うなどして準備する必要があります。

知っておきたい判断推理の出題項目ポイント2つ

判断推理の試験について知るために、まずは出題形式を把握しておきましょう。判断推理の分野に含まれる問題は、出題項目といういくつかのジャンルのようなものに分類することができます。

出題項目の分類は諸説ある

判断推理の問題は、いくつかの出題項目に分類することができます。すなわち、順序関係・位置関係・対応関係・試合推理・数量推理・論理・嘘つき問題(真偽問題)・暗号・平面図形(平面構成)・空間図形(空間把握)の10項目です。

なおこの分類については、より細かく分ける場合があったり異なる呼び方を用いる場合があったりと諸説あります。

すべての項目が出題されるわけではない

出題項目の一覧を上に挙げましたが、これらが毎回すべて出題されるというわけではないので注意が必要です。必ず出題される項目があるというわけではなく、複数の項目が融合したような問題が出る場合もあります。

判断推理の問題例3例

ここでは10種の出題項目の中から3つを抜粋してそれぞれの内容をご紹介します。実際に出題される問題がどのようなものなのかイメージするための一助としてみてください。

1:順序関係

順序関係は、いくつかの手がかりをもとに物事の順序や並び順を推測させる頻出問題です。与えられた条件を図に表しながら素早く整理する力が求められます。

多く見られる出題パターンとしてはA~Eの5人が受けたテストの成績について、「AとBの順位の差は2である」「Cの得点は他の4人の平均と等しい」などの断片的なヒントを5つほど与えたうえで順位を求めさせる、といったものがあります。

他にも身長差や年齢差の問題、円卓問題などが含まれます。

2:嘘つき問題

複数の人物の発言内容をみて、その中に混ざっている嘘つきを見分けさせるという出題項目です。「真偽問題」と呼ばれることもあります。物事を仮定しながら矛盾を見つけ出す力が問われます。

例えば、5人兄弟がそれぞれ「Aは長男である」「三男はBではない」などと1人1つずつ発言しているが、5人中2人が嘘つきである、といったような出題が多くみられます。

嘘つきの人数が多かったりすると見分け方の難易度が上がります。

3:対応関係

対応関係は出題形式も難易度も様々ですが、複雑な事実のうち、断片的な情報のみが与えられた状態で「確実にいえること」を求めさせる問題です。対応表を作るなどして条件を整理する高い処理能力が必要になります。

出題例としては、6人を複数の部屋に分けた際「A、B、Cの3人は全員が違う部屋である」などのような条件を複数与え、それらから導き出せる確実な事項を記号で選ばせるといったものがあります。

ここに挙げたのは部屋分けという1つの条件を処理する問題ですが、対応関係の項目には複数の条件を組み合わせたり、命題や集合の考え方を使ったりするような難問も含まれます。

判断推理の解くときのコツ3選

過去問や練習問題を見るとわかりますが、判断推理はクイズのような形式なので実は時間を掛けさえすれば解ける問題がほとんどです。数的推理のような数学的な処理も少ないため、人によっては簡単に感じられることもあるでしょう。

しかし判断推理の問題で問われるのは処理能力です。与えられた条件を素早く処理する訓練ができていなければ解くのに時間がかかってしまい、全体の足を引っ張る恐れがあります。そこで、ここでは実際に問題を解く際におすすめの方法や早く解く方法を解説します。

1:自分なりの解き方を確立・暗記する

問題集や参考書を見ていると、判断推理の問題には似たものがたくさんあるということに気づくかと思います。こうした似ている問題は同じような手順で処理できる場合が多いので、法則をつかんだうえで出題形式ごとに解法パターンを確立し、暗記しておくのがコツです。

どのような種類の表を作るのか、考え方の順序はどうするのかといった解き方を自分なりにつくり上げて、頭の中に入れておきましょう。そして、実際の問題を前にしたときにどのパターンにあてはまるのかを判別できるようになっておけば時間短縮につながるはずです。

問題を解く際の過程は人それぞれなので、自分にとってわかりやすい解説の載っている教材を探してみてください。

2:表の作成などの作業を素早くできるようにする

判断推理の問題は文章題のように言葉を使って複雑な条件を説明してきます。複雑なだけに頭の中で処理しようとするのは難しい問題も多いため、適宜表や図を作成することが重要です。

時間切れを防ぐために、図表は素早く作れるようになっておきましょう。問題のパターンごとに適切な表の作り方を覚えておき、すぐに作成できるようになれれば、頭の中だけで考えるよりもむしろ早く答えにたどり着けるようになります。

また、解くのに慣れてくると頭の中だけで処理できる部分も出てきます。図表がなくても素早く正確に処理できるようになるまで訓練を積んだら、部分的に暗算を使うのもよいでしょう。

3:問題を読み間違えないようにする

問題を読み間違えないことも大切です。というのも判断推理は公務員試験の中でも正答率が高い分野と言われており、いかにミスをしないかが大切な要素となってくるからです。

特に嘘つき問題は似たような発言が並んでおり、最後まで読まなかったり読み間違えたりすることによるミスを誘いやすい項目です。また、他の項目でも「少なくとも」「または」などの細かい箇所も見落とすことなく確実に条件を拾っていくことを心がけましょう。

判断推理を学ぶことで得られるもの

判断推理を学ぶと、将来仕事をするうえで役立つような処理能力を身につけることができます。だからこそ公務員試験はもちろん、情報の処理能力を重視する一部の民間企業も選考過程に判断推理を取り入れているのです。

判断推理の問題を解く際には、まず条件を把握し、次に過去に学んだパターンを駆使して推理するというプロセスを踏んで頭を働かせます。これが仕事を進めるときの頭の使い方に似ていると言われているのです。

判断推理について理解して対策をしてみよう

判断推理についてまとめてきましたが、イメージできたでしょうか。公務員試験において特に重要な分野と言われる判断推理ですが、出題形式や解法を深く理解したうえで繰り返し訓練を積むことが大切です。

ここでご紹介したヒントを参考にしつつ、毎日コツコツと対策を行ってみてください。

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