「何卒よろしくお願い申し上げます」の使い方とは?ポイントや注意点
初回公開日:2021年05月01日
更新日:2021年05月01日
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「何卒よろしくお願い申し上げます」の意味とは?
「何卒よろしくお願い申し上げます」とは、単に「お願いします」と言うよりも、丁寧にかつ強くお願いしたい場合に用いる言葉で、主にビジネスシーンで使われます。
「何卒よろしくお願いいたします」と似ていますが、こちらは相手に対して何かをしてもらいたいという意味合いがあります。「申し上げます」とは謙譲語であり、お礼や謝罪などこちらから何かを申し上げるという、より丁寧な表現です。
また、何卒とは「なにそつ」ではなく「なにとぞ」と読むので、まだ見慣れない方は注意してください。「何とぞ」と書く場合もありますが、「何卒」が一般的です。
「何卒よろしくお願い申し上げます」の使い方4つ
「何卒よろしくお願い申し上げます」とは、挨拶など定型文の1つとして用いたり、依頼文や謝罪文と共に用いたりと、ビジネスシーンにおいては汎用性のある言葉です。
「何卒よろしくお願いします」だけでは不自然な文章になるので、「申し上げます」、もしくは「いたします」を忘れずに入れるようにしましょう。
ここでは「何卒よろしくお願い申し上げます」の基本的な使い方を4つ挙げていきます。
1:挨拶をするときに使う
挨拶は社会人の基本となるものですが、「何卒よろしくお願い申し上げます」は目上の方への一般的な挨拶として使われる言葉で、年賀状や年始の挨拶などによく見られます。
「本年も何卒よろしくお願い申し上げます」や、「今後とも何卒よろしくお願い申し上げます」といった定型文の形を押さえておきましょう。
挨拶文として、「今後ともより一層のお引き立ての程、何卒~」や、「これからもご指導ご鞭撻のほど、何卒~」、「お忙しい中恐れ入りますが、何卒~」という言い回しをする場合もよくあります。
2:メールで依頼をするときに使う
メールで相手に何らかの依頼をする場合、「何卒よろしくお願い申し上げます」と結びに入れることで、丁寧な印象の依頼をすることができます。文末には忘れずに入れるようにしましょう。
「何卒」の前に「ご確認の程、」や「ご検討の程、」「ご回答の程、」など、メール内容を要約するような文を入れておくと、より具体的な印象になります。
3:締めくくりの言葉で使う
ビジネスシーンでは挨拶が基本なので、メールであれ対面であれ、最初と最後に与える印象が重要になってきます。
メールの場合には、文章の内容を問わず文末に「何卒よろしくお願い申し上げます」と述べることは、ビジネスマナーとして慣例になっています。
対面では「何卒」を付けるのは一般的ではないので、「よろしくお願い申し上げます」と締めくくっておくと良いでしょう。
4:謝罪や迷惑をかけたときに使う
相手に丁寧に強くお願いをする文章なので、謝罪の弁と絡めた表現をすることができます。
「何卒ご容赦のほど、よろしくお願い申し上げます」や、「何卒ご指導のほど、よろしくお願い申し上げます」などの形は、謝罪文と共に文末の結びに用いられます。
先方に対し反省や謝罪の弁を一通り述べ、関係の改善を図ることが最優先ですが、締めの言葉として使用することが大切です。
「何卒よろしくお願い申し上げます」に返事をするときのポイント5つ
「何卒よろしくお願い申し上げます」という相手からの言葉に対する返し方もビジネスマナーとして重要で、バリエーションもあります。汎用性のある言葉のため、相手の使用意図を把握し、円滑なコミュニケーションをしていきましょう。
ここでは、「何卒よろしくお願い申し上げます」への返事をするときのポイント5つを挙げていきます。
1:形式的に返事をする場合
メールの締めなどで形式的に用いられた場合は、さほど返事を気にする必要性はありません。自分からも形式的に「よろしくお願い申し上げます」などと返信しておけば問題ありません。
ただし、形式的な場合はしつこく何度も「何卒~」と返さないようにしましょう。
2:謝罪に対する返事をする場合
謝罪で用いられた場合は、「この度はご丁寧にありがとうございます」や「お気遣い頂きありがとうございます」など、謝罪への感謝の気持ちを述べることを心がけましょう。
返事の結びにも「よろしくお願い申し上げます」などを用いることで相手に対する気配りができ、関係性を良好に保つことができます。
3:依頼に対する返事をする場合
相手からの依頼と共に用いられた場合は、依頼への了承か否かの意思表示をする必要性があります。
了承であれば、分かりましたではなく「かしこまりました」「承知いたしました」などを述べ、お断りする場合は「誠に申し訳ございません」「お引き受け出来かねます」などの謝罪の意や、できない理由を丁寧に述べましょう。
4:「こちらこそ」を付け加えて返事をする場合
相手の意見を敬い同調する場合に、返事に「こちらこそ、よろしくお願い申し上げます」と付け加えると丁寧な印象になります。
「こちらこそ」の前後を省略してしまうと失礼に当たる場合もあるので、前に「とんでもございません」「有難うございます」などを入れた上で、「こちらこそ」で止めずに「申し上げます」まで述べると良いでしょう。
また、挨拶で「何卒よろしくお願い申し上げます」と言われて返事に戸惑う場合には、「こちらこそ何卒~」と付け加えると無難な返しができます。
5:「かしこまりました」と返事をする場合
相手の依頼に対して了承する場合、「かしこまりました」だけではぶっきらぼうなので、後ろに「よろしくお願い申し上げます」などを加えましょう。
また、「かしこまりました。この度はご連絡頂き誠に有難うございます」など、相手に感謝の意を示すことも重要です。
「何卒よろしくお願い申し上げます」を使うときの注意点3つ
「何卒よろしくお願い申し上げます」はビジネスライクなシーン以外では一般的な言い回しではないため、使用する際の注意点があります。ここでは3点紹介しますので参考にしてください。
形式的にも使える便利な言葉ですが、総じて多用し過ぎないことがポイントになります。
1:メールで多用しない
「何卒」という言い回しはやや古風でもあり、多用すると相手に強制的で堅すぎる印象を与えてしまいます。
多用することで切にお願いしたいという印象も薄れてしまうので、「何卒よろしくお願い申し上げます」は文末の1回だけに留めておくのが無難です。
また、「何卒~」という文章に、「何卒~」という文で返信し過ぎても不自然になってしまうので、言い換えるなどの注意も必要です。
2:話し言葉では使用しない
「何卒」とは丁寧な表現ではありますが、一般的に話し言葉で使用するものではありません。話し言葉では「何卒」の部分を抜いたり「どうぞ」などに言い換えたりしましょう。
逆に、「どうぞ」をビジネスメールで用いると、やや砕けた印象で失礼に当たる場合もあるので「何卒」の方が無難です。
3:一般的に目上の人に使用する
「何卒」も「申し上げます」も改まった表現なので、クライアントや上司など目上の人に用いるようにしましょう。
比較的親しい間柄にある人に使用してしまうと、妙な堅苦しさを与え敬遠される原因になり得るので、相手との距離感に注意して使用しましょう。
「何卒よろしくお願い申し上げます」を適切に使おう
「何卒よろしくお願い申し上げます」とは挨拶や依頼など様々なシーンで使える便利な言葉ですが、形式的で改まった表現のため、相手や状況に応じて適切に使用していきましょう。主に締めとして使用する言葉です。
同じ言葉を多用しない方がまとまりのある文章を作ることができるので、「~頂きますよう、お願い申し上げます」や「ご査収のほど、よろしくお願い申し上げます」などの類語やバリエーションも一緒に覚えておくと良いでしょう。
就活中の方など、これから社会人となる方は、ぜひこの記事のポイントを参考にしてください。

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