就活における一般常識問題とは?新卒試験で出題されやすい例題10個紹介
初回公開日:2021年05月01日
更新日:2021年05月01日
記載されている内容は2021年05月01日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

一般常識とはなにか?
一般常識とはその学生が教養や一般知識を身に付けているかを確認するために企業が独自で作成している筆記テストのことです。
面接の前の1次選考など比較的早いタイミングで実施されることが多く、主に「国語・数学・社会・理科・英語・時事・文化・その他(ビジネスマナーや業界についてなど)」の8つの項目から出題される可能性が高い傾向にあります。
3択もしくは4択の選択式がメインですが、中には記述式や小論文を書かせるものなど企業により特色が分かれています。
「一般常識なら対策しなくても大丈夫」と思う方もいるでしょう。
しかし、一般常識や基礎学力に自信がある方でも、非常に広い範囲からの出題となるため、苦手分野が急に出ると戸惑ってしまったり、時間をかけすぎたりしてしまうリスクがあります。
しっかりと対策することで、自信をもってテストに臨めるようにしましょう。
なぜ一般常識問題が出題されるのか
それでは、一般常識問題を選考で行う企業の意図は何でしょうか。
筆記テストといえばSPIを思い浮かべる方も多いでしょう。SPIはWebテストで適正や能力を判断されるのに対し、一般常識問題では社会人としての知識や社会常識・一般教養が身についているかを見られています。
これらの筆記テストを併せて行うことで、その企業が求める一定レベルに達していない学生の足切りを行い、採用活動を効率的に行うことが目的です。
企業にとって採用活動はとても重要ですが、時間の関係上面接ができる人数は限られています。そこで、履歴書などの書類と筆記テストで、企業が求めている知識・能力を持った人材の絞り込みを行っています。
一般常識問題に出題される項目8個
ここからは、先に記載した出題範囲の8項目について詳しく見ていきましょう。
いずれも難易度としては小学生~高校生レベルの出題となるため、基礎を固めていけば解ける問題が多くなっています。
1:国語
どのような職種に就く場合でも、コミュニケーションは必要となります。従って、国語を一般常識問題に取り入れる企業は非常に多いです。
難解な言葉ではなく基本的な言語に関する知識が備わっているかを判断するための問題が多いため、基礎的なものを覚えておきましょう。
漢字や四字熟語(意味や穴埋め)、ことわざや慣用句などが該当します。
特に漢字に関する問題は出題率が高く、読み書きだけでなく、同義語や反対語、穴埋めなど様々な形式での出題が見られます。
2:数学
数学はSPIの内容と被ってくる範囲でもあるため、対策しやすい内容ではないでしょうか。
企業が見たいのは数学の勉強ができるかということよりも、「数学的な考え方や問題解決ができる能力があるか」という点の為、解き慣れていなくても思考力で解くことができる問題が多い傾向にあります。
ただ、時間的な制約もあるので、高校生までに習う公式や単位などはしっかりとおさらいしておきましょう。
加減乗除や分数の計算、図形や因数分解、文章問題(距離や濃度など)などが出題されやすい傾向にあります。
3:社会
社会は政治経済・国際情勢・地理・歴史(日本史/世界史)など非常に広い範囲で出題されています。
歴史的に大きな出来事やそれに関連する人物、首都・国・地域の名称、条約や協定など中学~高校で習う基礎的な内容を復習しておくことが大切です。
また、近年では世界情勢や国内の政治の動きなど時事ネタに絡めた問題も出題されています。時事ネタに関連する法律や過去の出来事なども併せて見ておきましょう。
4:理科
理科は国語や数学と比較すると出題率が低い傾向にあります。
ただし、出題範囲は「化学・物理・生物」とこちらも幅広く、全てを復習しなおすのはかなりの時間を要する為、ある程度優先順位をつけた対策が必要です。
出題の可能性の高い元素記号や基本的な公式は最低限押さえておきましょう。また、企業の業種と関連して生物や物理の問題が出題されることがありますので要注意です。
5:英語
英語も他の教科と同様に中学~高校レベルでの出題となります。
近年では英語を重視する企業が増えているため、出題率が上がっている傾向にあります。専門用語を使用するような文章作成は出題の可能性が低いので、基礎的な項目についてしっかりと復習していきましょう。
単語や熟語、作文、単語の並び替え、穴埋め、文法や時制などが該当します。
6:時事
時事問題は一般常識テストでは非常に高い確率で出題されており、主に日々のニュースの中からの出題となるため、予測が困難で対策が難しい項目でもあります。
また、「その事柄を知っているか」だけでなく「それに対してどう思うか」という自分の意見を聞かれるケースも多いため、ニュースを見ながら考える癖をつけておきましょう。
業界に関連するネタが取り上げられるケースもありますので、志望業界に関連するニュースは特にチェックしておくことが大切です。
特に日米・日中問題や環境問題、政権交代は出題されやすいため、最新時事の内容を理解し、自分の言葉で説明できるようにしておきましょう。
7:文化
文化も「文学」「音楽」「スポーツ」「世界遺産」など非常に幅広い範囲からの出題となります。
ただし、国語や歴史と被ってくるものや、こちらも時事ネタに絡めた問題も出題される傾向にありますので、日頃からニュースを見て関連する事柄を調べる癖をつけておきましょう。
8:その他
上記の7項目以外に出題の可能性があるのが「ビジネスマナー」や「業界関連」の問題です。
学校生活で身につく知識ではないので、書籍やインターネットで調べておきましょう。ビジネスマナーは入社してからも役立つスキルなので、「秘書検定」の資格勉強をしてみるのも効果的です。
一般常識問題の例題10個
それぞれの項目がどのような傾向にあるのか、なんとなくわかってきたでしょうか。
ここで実際のテストを想定した例題を「10個」3択形式で紹介します。
実際の問題を見ることで、よりイメージをつけてみましょう。
1:国語の例題
国語の例題を紹介します。
■利益の反対語はどれでしょうか?
①赤字
②遺失
③損失
答え…③損失
■「初志貫徹」の意味はどれでしょうか?
①初めに決めたことは最後までやり通す
②何度失敗しても立ち直りやり通す
③頑なで強情なこと
答え…①初めに決めたことは最後までやり通す
2:数学の例題
数学の例題を紹介します。
■ここに300mlの濃度7%の食塩水があります。これに水を足して濃度3%にすると全体の水の量は何mlになるでしょうか。
①400ml
②500ml
③700ml
答え…③700ml
3:社会の例題
社会の例題を紹介します。
■室町幕府を滅ぼした武将は誰でしょうか?
①豊臣秀吉
②徳川家康
③織田信長
答え…③織田信長
■オーストラリアの首都はどこでしょうか?
①シドニー
②キャンベラ
③メルボルン
答え…②キャンベラ
4:理科の例題
理科の例題を紹介します。
■元素記号Alが表す物質は何でしょうか?
①銀
②金
③アルミニウム
答え…③アルミニウム
■血液中の酸素を運ぶ役割を持つ成分は何でしょうか?
①赤血球
②白血球
③血小板
答え…①赤血球
5:英語の例題
英語の例題を紹介します。
■I enjoyed( )in the park with my dog.
()の中に入るのは以下のどれでしょうか。
①walking
②to walk
③walk
答え…①walking
6:時事問題の例題
時事問題の例題を紹介します。
■厚生労働省が2019年に発表した「働き方改革」とはどのような社会問題に対しての政策でしょうか。
①新型コロナウイルスによる在宅ワークの増加
②少子高齢化に伴う生産年齢人口の減少
③米中貿易摩擦による雇用の減少
答え…②少子高齢化に伴う生産年齢人口の減少
7:文化の例題
文化の例題を紹介します。
■近代オリンピックは1896年に第1回が開催されました。どこの国・都市で開催されたでしょうか?
①ギリシャ アテネ
②スイス ローザンヌ
③フランス パリ
答え…①ギリシャ アテネ
一般常識問題に勝つための対策法4個
ここまで説明してきたように、非常に幅広い範囲から出題される一般常識問題ですが、計画的に対策していけば怖くはありません。
まずは早めに始めてコツコツ勉強を進めていくことが大事ですが、できるだけ傾向を掴んで効率的に勉強したいと思う方も多いでしょう。
そこで、以下に4つの対策方法をご紹介します。是非参考にしていただき、できることから始めていきましょう。
1:問題集を繰り返し解く
まずは市販されている対策本を繰り返し解くことです。
出題範囲が非常に幅広いため、たくさんの問題を解くことが効果的です。まずは1冊買って練習問題をこなしていきましょう。
いきなり参考書や教科書を広げても、情報量が多く、挫折してしまいかねません。1問1答で実際の問題に触れ、問題の傾向や自分の得意不得意を認識していきましょう。
2:他者と会話する
人と会話をすることは、特に時事問題の対策として非常に効果的です。
他人の意見を聞くだけでなく、自分の考えをまとめる練習にもなるため、記述式問題の練習にもなるでしょう。
日ごろから意識してニュースの話題について友人や両親と話をしたり、自分の意見を聞いてもらう機会を作ることが大切です。
3:新聞やニュースを見る
新聞やニュースも時事問題の対策として代表的なものです。
特に新聞は幅広く情報収集することが可能なためおすすめですが、いきなり新聞を読み込むのはハードルが高い方や、なかなか時間が取れない方はテレビやインターネットのニュースサイトで目にする機会を増やすことから始めてみましょう。
4:アプリを活用する
今では一般常識問題対策としてスマートフォンのアプリも数多く出ています。
アプリの一番のメリットは移動中や授業の合間など日常生活の隙間時間で活用できる点です。
少しでも多くの問題を解き、知識の幅を広げるために1日10分でもアプリで問題を解く時間をつくり、傾向を掴んでいきましょう。
一般常識問題を理解して希望の会社に就職しよう
いかがでしたでしょうか。
一般常識問題は面接に進むために越えなければいけない1つのハードルです。
せっかく自己分析や面接対策をしっかりしていても、ここで落ちてしまうと非常に勿体ないことになってしまいます。
出題範囲を絞りづらく、一見手を付けにくい分野ではありますが、まずは希望する業界・会社の傾向をしっかりと理解しましょう。そうすれば、「何を勉強すれば良いか」が明確になり、希望する企業の内定に一歩近づいていくでしょう。

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