SPIテストセンターの科目別出題概要と対策5つ|SPI受験の豆知識
初回公開日:2020年10月01日
更新日:2020年09月28日
記載されている内容は2020年10月01日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

SPIテストセンターとは?
就活を始めた大学生ならば、一度は SPI という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか。
SPIとは、株式会社リクルートホールディングス(以下、リクルート)の提供する適性検査のことで、その人の能力や人柄、強みや弱みを調べることを目的としています。
2019年度には、年間13,600社が利用しており、もはや就活をする上で、避けては通れない検査となりつつあります。この記事ではそんなSPIについて解説していきますので、ぜひ参考にしてください。
SPIの種類
SPIには以下の4種類の受験方式があります。
・企業が提供するパソコンから受験をおこなう 「インハウスCBT 」
・企業が用意したマークシートを利用して受験する 「ペーパーテスティング」
・パソコンがあれば時間・場所を問わず受験可能な 「WEBテスティング」
・リクルートが提供する会場で受験をおこなう「テストセンター」の4つです。
志望する企業がどの方式を採用しているのか、確認するようにしましょう。
SPIテストセンターの特徴
上記に述べた4つの受験方式の中でも、テストセンターは特に大学生の受験者数が多い方式です。
テストセンター方式では、リクルートが会場の提供、および運営をおこないます。この方式では企業側の負担も少なく、WEBテスティングで懸念されるような替え玉受験も抑止されるため、より信頼性のある検査となります。
これらの理由から、志望者数の多い人気企業や大企業では、この方式が主流となっています。
SPIテストセンターの対策をするべき理由
SPIテストセンターでは、性格検査と能力検査に取り組む必要があります。
性格検査は事前に自宅のパソコンから取り組めるので、比較的落ち着いてすすめることができますが、能力検査は会場に設置されたパソコンを用いて一斉におこないます。事前にどのような問題が出るか、その形式や攻略法を掴んでいるかどうかで、解きやすさは大きく変わることでしょう。
また、対策方法について事前に調べておくことで、心に余裕ができます。
SPIテストセンターの科目別出題概要と対策5つ
SPIテストセンターで受験する科目は、企業によって異なります。「性格検査」や「基礎能力検査」などは共通して受けることの多い科目ですが、「英語」や「構造力把握検査」などについては、受験科目としない企業も多いようです。
自分が志望する企業がどの科目を必要としているのか、事前に確認するようにしましょう。
これから各検査について、一つずつ要点を絞って解説していくので、実際の受験を想像しながら確認してみてください。
SPIテストセンターの科目別出題概要と対策1:性格検査
性格検査では、主に日頃の行動や思考など、受験者の性格に関する質問が問われます。受験者は複数の選択肢から、自分の価値観や考え方に適したものを選ぶのですが、ここでのポイントは、あまり悩むことなく自分の直感に任せることです。
検査結果と実際の性格にギャップが生じてしまうと、いざ仕事が始まったときに、自分の特性に適した仕事を割り振ってもらえなくなる恐れがあります。あまり「どう見られるか」は気にせず、直感的に選ぶようにしましょう。
SPIテストセンターの科目別出題概要と対策2:言語
基礎能力検査の言語分野では、「言葉の意味や話の要旨を理解できるか」を測定するための問題が出題されます。複数の選択肢から正しい語彙を選ぶ問題や、短めの説明文が提示され、その文章に適した要約を選ぶ問題など、様々です。
対策としては、日頃から文章に触れる機会を増やしていくことが重要になります。SPI対策の参考書やサイトで演習をおこなうことは勿論、新聞などで少し堅い文章にも触れておくことも効果的です
SPIテストセンターの科目別出題概要と対策3:非言語
能力検査の非言語分野では、「数理的な処理能力や論理的思考力」を測定するための問題が出題されます。順列や確率の知識を利用して解く問題や、方程式を利用した文章題など、高校数学の知識が必要になる場合もあり、事前の演習が必要です。
数学が苦手な人も、参考書などを利用して、どのような問題が出題されるか把握しておきましょう。本番でより冷静に受験に取り組めるようになり、入力ミスも減らせるなどの効果が得られます。
SPIテストセンターの科目別出題概要と対策4:英語
SPIテストセンターでは、英語についても単語や文法、長文問題の形式で出題されます。難易度としては、中学生で学ぶような簡単な単語から、大学入試で問われるようなハイレベルな長文まで、様々です。
日頃から英語に親しんでいる人でも、うっかり間違えることがないように、事前に演習をおこなっておきましょう。また、英語に自信がないよ、という方は、簡単な単語の復習から始めてみてはいかがでしょうか。
SPIテストセンターの科目別出題概要と対策5:構造的把握力検査
構造力把握検査では、「物事の共通性や関係性などを正しく把握する力」を測定するための問題が出題されます。複数の文章から似通ったペアを探す問題や、会話文のつながりを問う問題など、注意深く文章を読む必要がある検査です。
一見すると似通った文章でも、その構造は異なる場合があります。文章の前後関係や対比などを、大まかな構造を意識して解くようにしましょう。参考書などを利用して、問題形式に慣れることも重要です。
SPIテストセンター受験に関する豆知識8つ
SPIテストセンターではパソコンを利用して受験するため、普段のペーパーテストと比較して違うところが多くあります。就活を優位に進める上で絶対に落とせないテストですので、些細な疑問は早めに解決しておきたいですよね。
そうした人達に向けて、SPIテストセンターの豆知識を8つ紹介します。受験の流れや会場に持ち込めないもの、正答率の扱い方など、知っておくと便利な知識が様々です。ぜひ参考にしてください。
SPIテストセンター受験に関する豆知識1:受験の流れ
SPIテストセンターを受験するためには、まず企業から「受験案内メール」を受け取る必要があります。メールには予約サイトのURLが添付されており、受験日時と場所の指定が可能です。
また、予約をした段階ではまだ「仮予約」であり、性格検査を受けることで予約が確定します。性格検査は予約をおこなった日の27:00(翌日の午前3:00)が期限です。遅れないようにしましょう。予約の変更・キャンセルは受験開始1時間前までは可能です。
SPIテストセンター受験に関する豆知識2:会場に持ち込めないもの
SPIテストセンターの会場に入るためには、運転免許証や学生証などの「本人確認書類(写真付き)」と「受験票」が必要となります。忘れずに持っていくようにしましょう。
また、筆記用具とメモ用紙は会場で用意されているので、持っていく必要はありません。むしろ不正防止の観点から、私物は使えず、事前にロッカーに預ける決まりとなっていますので、注意しましょう。
SPIテストセンター受験に関する豆知識3:人によって違う問題が出される
SPIテストセンターで出される問題は、その人の正答率によって変化します。より正解数が多いほど難しい問題が多く出題され、正解数が少ないほど簡単な問題が出題されるのです。
そのため、本番中は自分と周囲の解くスピードを比較しないようにしましょう。周囲がスラスラと解いていたとしても、自分と同じ問題を解いているとは限りません。あまり周囲の進行具合は気にせず、落ち着いて解くことを心がけてください。
SPIテストセンター受験に関する豆知識4:制限時間がある
SPIテストセンターの特徴として、問題ごとに制限時間が設けられていることが挙げられます。制限時間は1問ごとに設けられており、前の問題を速く解いたから次の問題に多く時間を使える、ということはありません。
また、このルールにより、少し時間をかければ解けるような問題も、素早く解答しなければいけないため、本番では焦りが生まれてしまいます。対策としては、普段の演習から時間を意識して解くようにしましょう。
SPIテストセンター受験に関する豆知識5:誤謬率は測定しない
誤謬率とは作業の正確性を示す指標のことです。リクルートでは誤謬率(%)=誤答数/(正答数+誤答数)×100 で算出され、SPI-NやSPI-Rといった、事務職などを志望する人が受験する形式では測定される場合があります。
しかし、SPIテストセンターは処理の正確性を測定するものではないため、誤謬率は測定されません。分からない問題が出てきた場合は、解かずに飛ばす、という方法も選択肢に入れておきましょう。
SPIテストセンター受験に関する豆知識6:前の問題に戻ることはできない
SPIテストセンターでは、前の問題に戻って答えることはできません。そのため、簡単な問題が速く終わったから、もう一度前の問題を考えてみよう、という対策も取れませんので、注意しましょう。
また、簡単な問題を素早く解答することは大切ですが、難しい問題も速く解こう、という風に考えてはいけません。制限時間があるため焦りが生じやすいですが、基本的にはじっくりと解く、終わった問題は意識しないことを心がけましょう。
SPIテストセンター受験に関する豆知識7:成績について
SPIテストセンターでは、正答率や正解数が成績となるわけではありません。これは人によって問題の難易度が変わるからです。問題の難易度と正答率から、20~80点の標準得点が算出されます。問題の難易度から、標準得点を予想しておきましょう。
さらに標準得点から、7段階の能力得点が算出されます。企業によっては、能力得点の合計が〇〇点以上、という風に足切りを設けている企業もありますので、注意しましょう。
SPIテストセンター受験に関する豆知識8:結果の使い回しについて
SPIテストセンターの結果は、他企業に応募する際に使い回すことができます。企業側には受験結果のみが届くため、使い回しをしたとしてもバレることはありません。
ただし企業によって、SPIテストセンターで受験すべき科目は変わります。使い回しをするときは、受験した科目と、企業が提示する科目が同じか確認しておくようにしましょう。また、受験結果の使い回しは原則、前回の結果のみであることにも注意しましょう。
SPIテストセンター受験対策ポイント6つ
SPIテストセンター受験対策ポイント1:参考書の活用方法
SPIテストセンターの対策をする上で、参考書は必須のアイテムと言えます。必ず1冊以上は手に入れるようにしましょう。
しかし参考書にも色々種類があるため、適当に選んではいけません。とにかくいっぱい問題を解きたいのか、あるいは解説が充実している方が良いのかを見極めましょう。自身の勉強法に適したものを選ぶのがコツです。
また、本番では制限時間があるため、時間を意識して解くようにしましょう。
SPIテストセンター受験対策ポイント2:WEBサイトの活用方法
SPIテストセンターの問題を、WEBサイトで体験することができます。就活支援サイトや、SPIを監修するリクルートも問題演習のWEBサイトを提供しており、グラフや他の受験者との比較により、自分の能力を客観的に数値化してくれる機能もあります。ぜひ有効的に活用しましょう。
ただし、WEBサイトが提供する問題が、WEBテスティング用の場合がありますので、注意してください。
SPIテストセンター受験対策ポイント3:過去問を解くこと
SPIテストセンターを受験する上で、過去問を用いた演習は非常に有効です。自分がどの系統の問題が苦手なのか、反対に、どの問題は確実に解けるのかを確認しておくことで、より受験を優位に進めることができます。参考書などを購入して、時間を意識しながら取り組むようにしましょう。
また、WEBサイトの中にも問題を掲載しているサイトは多くあります。費用もかからないので、手軽に利用してみてください。
SPIテストセンター受験対策ポイント4:筆算の練習
SPIテストセンターでは、電卓を利用することはできません。WEBテスティングとは異なるので注意しましょう。その代わり、会場ではメモ用紙と筆記用具が貸し出されますので、筆算の練習をしておくことをオススメします。
特に非言語分野の順列や確率、仕入れ値の計算方法などは、公式を利用して解答できるので、練習することで解答速度をあげることが可能です。これらの分野が苦手な方は、特に重点的に練習しておきましょう。
SPIテストセンター受験対策ポイント5:時間配分
SPIテストセンターでの問題は、非言語分野、言語分野を合わせて35分で解かなければなりません。1問ごとに制限時間が設けられているため、全体の時間配分について対策できることはありませんが、当然ながら、解いた問題が多いほど評価は高くなります。
また、本番では1問ごとに解答時間が緑→黄色→オレンジ→赤の順で表示され、緑が最も評価が高いです。可能な限り緑、遅くても黄色かオレンジで解けるように、普段から対策しておきましょう。
SPIテストセンター受験対策ポイント6:会場やテストの方法に慣れる
参考書やWEBサイトで対策していても、会場の空気感や緊張により、実力が出し切れない場合があります。そこで、SPIテストセンター対策をより完成させたい、という方は、実際の受験を通して練習することもオススメです。
SPIテストセンターは、企業にエントリーをしなければ受験できません。中にはESなしで受験させてもらえる企業もありますので、これらを有効に活用して、何度も受験をすることも視野に入れましょう。
SPIテストセンターの対策をしよう!
ここまでで、SPIテストセンターの対策の重要性、対策の仕方は掴めたでしょうか。
前述した通り、SPIは就活において必須となりつつある検査のため、出題内容を理解することは、就活の第一歩と言えるでしょう。他の就活生と差をつけるためにも、早めの対策、早めの演習を心がけてください。

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