SPI3の対策方法6つを解説!SPI3の種類や実施テスト内容とは
初回公開日:2020年10月01日
更新日:2020年09月28日
記載されている内容は2020年10月01日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

SPI3 はどのような検査?
「SPI」は、1974年にリクルート社が開発した就職採用向けの適性検査で、40年以上にわたり全国で多くの企業に活用されている適性検査です。
「SPI」とは、「Synthetic Personality Inventory」の略語で、一般社会人に必要とされる資質の測定を目的とした「総合適性検査」を意味しています。
初期のバージョンのSPI、2005年に改訂されたSPI2を経て、現在の最新バージョンはSPI3です。
SPI3検査の種類2つ
SPI3検査は、「性格検査」と「能力検査」から構成されています。「性格検査」では、人柄や、組織と職務への適応力を知ることができます。また、「能力検査」では、知識やスキルを獲得する能力を測ります。
これらの検査を通して、受験者の性格と能力を測定し、一般社会人としての特性と資質を明らかにします。
それでは、2種類の検査の概要について説明していきましょう。
SPI3検査の種類1:性格検査
SPI3の性格検査では、約300の質問により、性格を4側面18種類に分類します。その後、各項目の結果を平均と比較することで、どのような思考や行動につながっていくかを示します。
人物像を具体的に読み込むためにも活用でき、基本的な特徴のほか、仕事の場面や困難な場面での特徴をイメージすることもできます。
仕事上での人柄、組織や職務への適応力を知ることができ、配属などに活用できます。
性格検査の出題例と解答例
性格検査では、複数の選択肢から1つを選ぶ問題が出題されます。「YES」「NO」の2択で回答するタイプの問題と、「あてはまる」「あてはまらない」などの選択肢から選ぶタイプの問題があります。
以下に例題を1つご紹介します。
質問:物事を深く考えすぎる傾向がある。
回答:1.当てはまる 2.どちらかといえばあてはまる 3.どちらかといえば当てはまらない 4.当てはまらない
SPI3検査の種類2:能力検査
SPI3の能力検査では、通常は「基礎能力検査」を実施します。
「基礎能力」とは、どんな仕事にも共通するスキルや知識を獲得するための能力で、地頭の良さを調べると言ってもいいでしょう。
能力検査には、言語分野と非言語分野があります。言語分野では、言葉の意味や話の内容をとらえる基本的な国語の能力を確認します。非言語分野は、数的処理や論理的思考など、即ち数学の基本的能力を確認します。
能力検査の出題例と解答例
能力検査では、計算問題、文法問題など、幅広い問題が出題されます。次に挙げる例は、非言語分野の推論に関する問題です。
「ある製品の売り上げは前年に比べて毎年5%ずつ増加している。次の推論について正しいといえるものを1つ選びなさい。」
推論:この製品の売り上げはこの3年間で25%増加した。
A 正しい B どちらともいえない C 誤り
解答:C
SPI3の実施テスト内容4つ
SPI3には、「WEBテスティング」「テストセンター」「ペーパーテスト」「インハウスCBT」の4つの実施方法があります。
企業の「適性検査の結果をすぐに入手したい」というニーズや、「大勢に一斉実施したい」というニーズなどに合わせて実施方法を選択できます。
次に、それぞれの内容についてご紹介しましょう。
SPI3の実施テスト内容1:WEBテスティング
「WEBテスティング」では、自宅や学校のパソコンを使って、いつでもどこでもSPI3を受験することができます。採点結果は受験終了後すぐにダウンロードできるため、受験者にとって負荷の少ない方法です。
この「WEBテスティング」では、画面ごとに制限時間が設けられています。制限時間バーが表示され、時間が切れると強制終了するため、時間配分が特に重要です。
なお、このテストでは電卓の使用が認められています。
SPI3の実施テスト内容2:テストセンター
「テストセンター」はリクルートが運営する会場で受験する方法です。
会場の手配、当日の運営や試験監督など全てをリクルートが担当するため、企業側に負担のかからない方法です。採点結果は受験終了後すぐにダウンロードできます。
企業から受験依頼のメールが届いたら、指定期間内に都合の良い日程と会場を選んで受験します。会場は、常設都市である東京、大阪、名古屋、札幌、仙台、広島、福岡の他、全国各都道府県で行われます。
SPI3の実施テスト内容3:ペーパーテスト
「ペーパーテスト方式」は、パソコンを使わずマークシートで受験する方法です。記入済みのマークシートは採点物流センターに送られ、到着3時間後に検査結果のダウンロードが可能になります。
パソコンを用意する必要がないため、会社説明会など、大人数を対象に実施する場合に向いています。
ペーパーテストでは、試験開始時に問題が配布されるため、全体の問題数や内容を把握できる特徴があります。時間配分しやすいのがメリットです。
SPI3の実施テスト内容4:インハウスCBT
「インハウスCBT」は、企業が自社のパソコンでSPI3を実施する方法です。問題はWEBテスティングとほぼ同じです。
この方式では、企業に出向いて1社ずつ受ける必要があり、結果を使い回しできません。採点結果は、受験終了後すぐにダウンロードできます。
企業は、採用面接の前にインハウスCBTによるSPI3を組み込むことができ、SPI3の結果を確認した上で、同じ日に採用面接が可能になります。
SPI3の対策方法6つ
続いて、就活向けSPI3の対策方法について、勉強の時期やおすすめの勉強方法などを、6つの観点からご紹介します。
SPI3の対策を、「いつから」「どのように行えばよいのか」などを詳しく見て行きますので、ぜひ参考にして下さい。
SPI3の対策方法1:いつから対策すべき?
就活では、自己分析、企業研究など、やるべきことがたくさんあります。SPI3の対策をいつから始めるのか、悩むところでしょう。
近年は、SPIを選考に取り入れる企業は多くなっており、たとえば1次選考の段階でSPIを受験する場合もあります。
SPI3の対策は、大学3年生の1月には始めておきましょう。他にも、企業研究や自己分析に充てる時間も必要ですので、早めにスケジュールを立てましょう。
SPI3の対策方法2:内容を把握しておくこと
SPI3は問題数が多く、問題の種類も多様なので、制限時間内に解くためには事前に内容を把握しておくことが大きなポイントです。
問題の種類も、性格検査、国語系の言語系能力検査、数学系の非言語系能力検査があり、それぞれ出題パターンの特徴が異なります。
内容の把握は、事前対策のための必須条件です。出題傾向を知り、自分の苦手分野を知ってから、勉強の計画を立てましょう。
SPI3の対策方法3:普段から自分の思考を把握する
先述のとおり、SPI3の性格検査では大量の問題が出題されます。
最後まで終わらせるためには、直感で解答していく必要が出てきます。さらに、同じような質問が繰り返されるため、前の回答を思い出そうとして混乱するなど、矛盾した回答になる人も多いでしょう。
自分が日頃からどういうことを考えているのか、どういう性格なのかを分析し、把握しておくことが、性格検査をストレスなく回答するための対策になります。
SPI3の対策方法4:語彙力を鍛える
SPI3能力検査の言語分野の対策では、語彙力を鍛えることが重要になります。
なお、言語分野の問題は中学校の国語レベルですので、難しいものではありません。ことわざや、類義語、対義語をなるべく多く、正確に覚えることが大事です。
ことわざや、類義語などを書いた単語帳を作り、電車の中などで見ながら暗記していきましょう。日本語ですので、英単語の暗記と比べると頭に入りやすいでしょう。
SPI3の対策方法5:SPI参考書や問題集を活用する
試験前に問題の傾向や時間配分に慣れる練習が重要ですので、過去問を解いたり、参考書を読みこんだりという学習がおすすめです。
SPIの参考書や問題集はたくさん市販されています。これらにはSPIの過去問や出題傾向に合った問題が掲載されていますので、何度も繰り返し練習するとよいでしょう。
SPI3の対策方法6:対策サイトを活用する
SPI3の対策用に作成されたウェブサイトもあります。参考書を買う暇もないほど直前に対策しないといけない場合や、問題集に飽きてしまったという場合には、このような対策サイトを活用するのもよいでしょう。
なお、パソコンでの受験の場合には、パソコンで練習できるサイトの方が向いています。
クイズ形式で飽きずに勉強を進められるサイトもありますので、自分が使いやすいと思うサイトを活用してみましょう。
企業側がSPI3で見ていること3つ
SPI3を受けることで、その人材の性格と能力の分析結果が出てくることは先に触れたとおりですが、就職選考でSPI3を活用している企業は、どのような観点で検査結果を見ているのでしょうか。
ここからは、SPI3の結果で企業側が見ている3つの観点についてご紹介します。
SPI3で見ていること1:個人の性格
多くの企業は、大量の応募者の中から自社の社風に合った人材を採用するためにSPI3を活用しています。これは、SPI3を実施することで、面接だけでは分からない志望者の性格特性を把握できるからです。
また、性格に合った業務への配属にも活用されます。例えば、コミュニケーション能力の高い人は営業、細かい仕事を確実にこなす人は事務といった具合です
採用や配属のミスマッチを減らすことで、早期の離職を防ぎます。
SPI3で見ていること2:企業が必要とするスキルがあるか
仕事を進めるうえで必要とされるスキルは、企業文化や業種によって異なります。
例えば、技術系の会社では、数学的な能力が低いと技術職に就くのは難しいでしょう。さらには事務職であっても、数学的な能力が少ないとコミュニケーションが難しい場合もあります。営業系の会社では、対人能力に重点をおいている所が多いでしょう。
このように、企業にマッチしたスキルがあるかを確認するために、SPI3が使われることがあります。
SPI3で見ていること3:仕事における基本的なスキルがあるか
文章を読み取るスキルや、計算スキルといった基礎的な能力は、どんな仕事を行う上でも必要になるものです。
つまり、SPI3を就職選考に取り入れている企業が多いのは、基本的なスキルを調べることができるからと言えます。
また、学習能力を示すことにもつながり、今後長い会社人生の中でスキルアップしていくための素養を見ているとも言えます。
SPI3の対策をしよう
就職採用の適性検査SPI3は、多くの企業で使われています。性格検査と、言語分野・非言語分野に分かれた能力検査から構成され、制限時間内に大量に問題を解く必要があります。
就活では企業研究や自己分析などに忙しくなりますが、SPI3の対策にも早めに取り組んでいくとよいでしょう。
この記事で紹介したSPI3の概要と6つの対策方法を参考にして、計画的に対策しましょう。

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