企業選びの軸とは何なのか?軸が定まらないと起こるデメリット4つとESの書き方
初回公開日:2020年10月01日
更新日:2020年09月28日
記載されている内容は2020年10月01日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

企業選びの軸とは何?
企業選びの軸とは、「就職先や転職先を決めるにあたり譲ることのできない条件」のことを指します。
企業選びの軸は、仕事内容・働く環境・将来性などそれぞれの企業が持つ特徴と、自分の興味・関心・価値観などを照らし合わせることで形成されます。
言い換えれば、企業選びの軸は、その人を映し出す鏡の役割を果たします。本記事では、就活における「失敗しない企業選びの軸の定め方」について解説します。
企業がESで企業選びの軸を聞く意図
企業がESで企業選びの軸を聞く意図は、自社の価値観や考え方とのミスマッチを防ぎ、働く上でのモチベーションが何なのかを探るためです。
企業としては採用する以上、できる限り長く、能力を最大限に発揮して活躍してもらいたいと考えます。その一つの判断基準として、企業選びの軸が用いられています。
その人が何に興味を持ちどのように働きたいのかを探ることで、入社後のギャップを埋めることができると考えられています。
企業選びの軸が定まらないと起こるデメリット4つ
企業選びの軸が定まっているかどうかは、就活が上手くいくかどうかだけではなく、働き始めたあとにも影響を及ぼす可能性があります。
具体的に就活にどのような影響を及ぼすのか、企業選びの軸が定まっていないことで起こるデメリットを厳選して4つご紹介します。
軸が定まらないと起こるデメリット1:就活が非効率
企業選びの軸が定まっていないと、就活自体が非効率になります。企業選びの条件が定まっていないということですから、手当たり次第に企業研究をしたり、選考を受けたりといった事態を招いてしまいます。
「どんな仕事がしたいのか」「どんな環境で働きたいのか」「将来どんな風になりたいのか」など、働くイメージをしっかりと持つことで必然的に業界や企業が絞り込まれます。
軸が定まらないと起こるデメリット2:志望動機が書きにくい
企業選びの軸が定まっていないと、ESの志望動機が書きづらく苦労します。「なぜこの企業で働きたいのか」という理由が明確になっていないわけですから、志望動機を書くのは当然大変になります。
仮に志望動機をなんとか書けたとしても、軸が定まっていない人の志望動機には説得力がありません。業界や企業の絞り込みができていないので、採用担当者からは「他の企業でもよいのでは」とあまり良い印象を持たれないでしょう。
軸が定まらないと起こるデメリット3:企業選びに一貫性がなくなる
企業選びの軸が定まっていないと、企業選びに一貫性がなくなります。働くイメージや仕事を通じてなりたい姿が具体的に描けていないため、企業選定の基準がバラバラになってしまいます。
企業選びに一貫性がないと、候補を絞り込めずに作業量が多くなり苦労します。また、面接などで「他に受けている企業」を聞かれた場合には、明確な基準を答えることができずに印象を悪くする可能性があります。
軸が定まらないと起こるデメリット4:入社後のミスマッチの可能性がある
企業選びの軸が定まっていないと、入社後にミスマッチを起こす可能性があります。譲れない条件をクリアにして入社を果たせていないため、入社後に理想と現実とのギャップに苦しむ確率が高くなります。
入社後のミスマッチは、企業と自分の双方にとってデメリットです。企業にとっては、せっかく採用した社員が早々に転職してしまうリスクになります。自分にとっては、能力を充分に発揮できないといった事態を招きかねません。
ESの企業選びの軸の書き方ポイント6つ
先にご紹介した「企業選びの軸が定まっていないことで起こるデメリット」を回避するためには、ESの企業選びの軸をポイントを押さえて書くことが大切です。
ここでは、ESの書き方で意識したいポイントを厳選して6つご紹介します。以下のポイントを意識することで、どんなメリットがあるのかも併せて解説していきます。
ESの企業選びの軸の書き方ポイント1:文章構成は結論から書く
ESの企業選びの軸は、相手に伝わりやすいよう結論から書きましょう。文章構成については諸説ありますが、「結論→根拠→具体例」の3段構成がシンプルでおすすめです。
企業の規模にもよりますが、採用担当者は膨大な数の選考書類に目を通す必要があります。最後まで読まないと結論に行きつかない文章は読みづらく、印象を悪くしてしまう可能性があります。最も伝えたいことを最初に書くことで、伝わりやすい文章にしましょう。
ESの企業選びの軸の書き方ポイント2:仕事で一番大事にしたいことを述べる
ESの企業選びの軸は、仕事をする上で一番大事にしたいことを書きましょう。「仕事を通じて何を得たいのか」「何のために仕事をするのか」などが相手に伝わることが重要です。
企業選びの軸が待遇面などに偏っているのは、あまり印象が良くありません。仕事を通じた前向きな成長意欲や将来のなりたい姿などを中心に書くことで、その企業にとって必要な人材であることをアピールしましょう。
ESの企業選びの軸の書き方ポイント3:OB・OG訪問をする
ESの企業選びの軸を上手く表現するためには、OB・OG訪問が有効です。OB・OGは志望企業の選考を突破した先輩ですから、経験者からアドバイスをもらうのは効果的な方法です。
企業選びの軸に関してOB・OG訪問で確認すべきことは、「内容が伝わりやすいか」「志望企業にマッチした内容になっているか」などが挙げられます。
採用選考を突破し、その企業で働いているOB・OGの意見を参考にして、企業選びの軸をブラッシュアップしましょう。
ESの企業選びの軸の書き方ポイント4:学校先輩たちに話を聞く
ESの企業選びの軸を書く際は、学校の先輩たちがどんな軸を持っていたのか話を聞いてみましょう。就活経験者の具体的な事例には、自分では気付かない観点などが含まれていることもあり参考になるでしょう。
記事の冒頭でもご紹介しましたが、企業選びの軸は人それぞれです。その人の経験やスキル、考え方などによって様々な軸が存在します。より多くの先輩の実例を参考にすることで、ESのより良い書き方を研究しましょう。
ESの企業選びの軸の書き方ポイント5:就活のプロに相談する
ESの企業選びの軸の書き方は、就活エージェントなどの就活のプロに相談するのも良いでしょう。自分で調べられることや友人・知人から得られる知識には限界があります。豊富な実績から的確なアドバイスをくれる就活のプロに相談するのは、効率的な手段です。
ESの書き方だけではなく、企業選びの軸を定めるための自己分析をフォローしてくれる就活エージェントもあります。一人で悩んでいる就活生には必見です。
ESの企業選びの軸の書き方ポイント6:自身の経験の棚卸しをする
ESの企業選びの軸は、自身の経験に基づいて書けるよう、これまでの経験や体験を棚卸しをしてから書きましょう。経験に基づいた軸にはリアリティがあり、内容に説得力を生み出します。
ここで言う経験の棚卸しとは、自分がこれまでに経験してきたことを振り返り、「自分にできること」や「自分の強み」を言葉で表現できるようにすることです。この過程があるからこそ、その企業に自分がマッチしていると自信を持って言えるのです。
ESで企業選びの軸の例文
私の企業選びの軸は「世界に誇る日本のものづくり技術で、発展途上国の暮らしを豊かにすること」です。
ボランティア活動で訪れた発展途上国では、日本では当たり前の製品が不足していました。日本のものづくり技術を活用すれば、こういった国の生活を少しでも豊かにできると思い、就職活動を始めました。
OB訪問でお会いした御社の社員にも、同じ思いを持った方が多数いらっしゃったので、この思いが実現できると感じました。
ESへの企業選びの軸の書き方の注意点
企業の採用担当者は、ESの企業選びの軸を見ながら「自社にどの程度マッチしているか」を確認します。企業選びの軸の書き方で自社に合っていないと判断されないよう、ESに企業選びの軸を書く際は以下の注意点を参考にしてください。
ESの企業選びの軸の書き方の注意点1:軸に合った企業選びにする
ESの企業選びの軸を書く前に、その企業が自分の軸に合っているかを検証しましょう。自分の軸に対してその企業を選んだ明確な根拠を示せなければ、その企業は自分の軸に合っていない可能性が高いです。
自分の企業選びの軸に合っていない企業は、結果的に選考が上手くいかなかったり、入社後に大きなギャップを生みやすいです。就活自体が非効率になりますので、自分の軸に合っているかの検証は必ず行いましょう。
ESの企業選びの軸の書き方の注意点2:軸とかけ離れた企業は避ける
自分の企業選びの軸とかけ離れた企業は、避けるようにしましょう。理由は先述の通り、就活において無駄な時間を費やしたり、入社前と入社後とのギャップを生じやすくするからです。
限られた時間の中で行う就活ですので、企業選びの軸に沿って選考を受ける企業を決めるのが効率的です。
ESの企業選びの軸の書き方の注意点3:雇用条件を軸にした内容のみ
ESの企業選びの軸は、労働環境や待遇などの雇用条件のみにならないようにしてください。雇用条件ばかりが軸になっていると、仕事内容やその企業自体への興味を疑われ、あまり良い印象を持たれないので注意が必要です。
働く上で、より良い雇用条件を求めることは重要です。しかし、企業選びの判断基準が雇用条件のみでは、「仕事の中身はどうでも良いのか」といった誤解を受ける可能性があります。
ESの企業選びの軸の書き方注意点4:漠然とした内容は避ける
ESの企業選びの軸は、漠然とした内容にならないようにしましょう。企業選びの軸は、その企業の担当者に意図が伝わって初めて効果を発揮します。自分が納得しているだけでは、意味がありません。
企業選びの軸を漠然した内容にさせないためには、「経験に基づくエピソードを含める」「OB・OG訪問など就活で得たリアルな情報を盛り込む」などの方法が効果的です。伝えたい結論を裏付ける根拠として、具体例を上手く活用しましょう。
ESで企業選びの軸を定めて効率的に就活をしよう!
企業選びの軸を定めて、就活を効率的に進めましょう。企業選びの軸が定まっていない就活は、無駄な作業に時間を費やしたり、企業とのミスマッチを生みやすくする原因になりますので注意が必要です。
本記事でご紹介した、ESでの企業選びの軸の書き方や注意点などを参考に、自分の企業選びの軸について考えてみましょう。

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