有給インターンの6つのメリットとは?気になる給与相場や注意点も解説

初回公開日:2021年09月24日

更新日:2021年09月24日

記載されている内容は2021年09月24日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

有給インターンは、良い人材確保やミスマッチを防ぐための職業体験です。給料以外にも実務経験が積める点や視野を広げられる点などがメリットで、学生であっても、自分の希望の職種でお金を稼ぎながら仕事ができます。本記事では、有給インターンについて詳しく紹介していきます。

有給インターンの6つのメリットとは?気になる給与相場や注意点も解説

有給インターンとは?

有給インターンとは、給料が発生する就業体験のことを指します。有給インターン生は社員と同じように扱われ、企業のビジネスに関連するような業務を行える点が特徴です。

有給でインターンができる理由には、給料を発生させてより実務に近い環境を与えることで、企業側と学生側とのミスマッチを防ぐという目的があります。

また、戦力として学生を活用したい、良い人材を早い段階で確保していくという点も、企業側の大きな理由の1つです。

有給インターンの勤務期間

基本的に、有給インターンの勤務期間は長期で設定され、3か月程度としている企業が多く見られます。また、上限は設定されていないものの、企業によっては1年程度と設定しているところもあります。

一方、無給インターンの場合は、1日から1週間程度と短期間に設定されている場合が多く、ワークショップや説明会の延長として認識されていることがほとんどです。

低学年からできる有給インターンもある

短期間の無給インターンは、大学3年生や大学院1年生を対象としていることが多い反面、長期間の有給インターンは、大学1年生や2年生などの低学年からでも参加できることが多くなっています。

これは、有給インターンが実践を伴った長期的なもので、良い人材を早期に確保する目的を持っているためです。

また、良い人材を早期発掘するためには、就職活動まで期間の余裕がある低学年に参加してもらった方がいいと考えられていることも理由の1つです。

そのため、特に有名な企業のサマーインターンシップは、学年不問で参加できるものが多く見受けられ、有給インターンに参加したい低学年に人気が高くなっています。

大学との両立はできる?

前述のように、有給インターンは最低でも3カ月程度の勤務期間が設定されているため、大学との両立を不安視する方も少なくありません。

しかし、実際は大学との両立は不可能ではなく、インターン先によっては学業を優先させてくれるところもあります。また、週1日か2日程度のシフトにすれば無理なく大学と両立しやすく、インターンによって単位を取得できる制度を取っている大学も多く見られます。

このように、インターン先が配慮してくれたり、大学に制度があったりする場合はもちろん、自分たちでスケジュール管理などのコツをつかんでおけば、無理なく大学とインターンの両立は可能となります。

有給インターンの6つのメリット

有給インターンを実施している企業は、専門的なスキルを求められるところや実務経験を重視しているところが多く、利用することで学生側にも様々なメリットがあります。

有給インターンならではの大きな特徴には、「給料がもらえる」「実務経験が積める」という点が挙げられますが、それ以外にも将来的に自分に返ってくるメリットや恩恵は大きいと言えるでしょう。

ここでは、有給インターンの利用を検討している方のために、そのメリットを6つピックアップしてご紹介します。

1:視野が広がる

有給インターンでは、学生の身でありながら企業の社員と同じ環境の中で仕事をすることになります。そのため、普段身を置いている学校や家庭などの小さな社会から、一気に広い世界に身を置くことになります。

出会う方たちも社会人が中心になるため、同年代や大学の教授たちとはまた異なる出会いから刺激を受け、視野を広げやすくなるところは学生にとって大きなメリットになるでしょう。

2:業界研究ができる

就職する際に重要となるのが、業界や企業の研究です。これは、データなどを分析して行うのが一般的とされているものの、実際に体験してみないと分からない部分も多々あります。

有給インターンを利用することで、実際の業務に触れながら企業の研究ができることはもちろん、業界の裏の部分まで研究できる可能性がある点は、有給インターンのメリットとなるでしょう。

また、インターン先の業界や企業への就職を検討している方にとって、ミスマッチを防ぐ意味でも重要と言えます。

3:自分の将来を考えるきっかけになる

将来はこの業界で仕事をしたい、この企業に就職したいと思っていても、その業界や仕事が自分に合っているのか分からない、という方も少なくありません。また、業界などの希望がなく、どんな仕事を将来やりたいのか見えていない方も多いのではないでしょうか。

このような方たちが有給インターンに参加することで、業界や仕事が自分に合っているのか、自分がやりたいことなのかなど、将来を考えるきっかけにできます。

そうして自己分析を進めていく判断材料にできるところも、有給インターンならではのメリットです。

4:実務経験が積める

有給インターンは無給インターンと異なり、その企業の実務に関わることができます。そのため、学生でありながら実務経験を積むことができ、就職の際に関連した業界や企業で、「経験者」として有利に進めやすくなるというメリットがあります。

実際に就職した後も、有給インターンをしていない学生と比較すると即戦力として活躍できる可能性も高く、場合によっては内定に近づけるチャンスにもできるでしょう。

5:給料がもらえる

有給インターンでまず挙げられるメリットが、給料をもらえるという点です。通常のインターンは無給が多いため、スキルアップや企業分析・業界分析をしながらお金がもらえるというのは大きなメリットです。

「単に給料がもらえるだけではない」という付加価値のメリットは、学生にとっては非常に大きいと言えるでしょう。

6:職歴として履歴書に記載できる

通常、インターンを行ったとしても短期間だと職歴に記載することはできません。しかし、有給インターンの場合、社員同様の待遇を受けることになるため、実務経験を積んでいると判断され、職歴として履歴書に記載することができます。

応募する企業に関連した職種と、その成果や実績を履歴書に書き込んでいきましょう。

有給インターンとアルバイトとの違い

有給インターンとアルバイトは、実務経験を積める点と給料が発生する点で共通しています。

しかし、有給インターンとアルバイトは、「目的」と「内定に関すること」そして「時間の融通」という3つの項目で違いが見られます。

有給インターンは、給料よりもスキルアップや企業・業界への理解を深めることが目的であるのに対して、アルバイトは金銭を得るための労働という場合が多いでしょう。

また、有給インターンもアルバイトも内定をもらえる可能性はある点では同じですが、有給インターンの方が、より能力やスキルをチェックされています。アルバイトに対してはそこまでの見極めはされておらず、内定に有利になるというわけではありません。

さらに、時間の融通はどちらもある程度は利くものの、大学生を対象としている有給インターンの方は学業への配慮をしてくれる企業が多いため、アルバイトよりも時間の融通が利きやすい傾向があります。

有給インターンの3つの給与体系と相場

有給インターンの給料体系は企業によって異なりますが、主に時給・日給・歩合制の3つの種類があります。

時給は働いた時間に応じて発生する給料、日給は働いた日数に応じて発生する給料、そして歩合制は働いて出した成果に対して発生する給料です。

ここからは、それぞれの給与体系と有給インターンに支払われる給料の相場について見ていきましょう。

1:時給

有給インターンを実施している企業の約4割が、時給で給料を支払っています。時給は1時間単位で給料計算がされる形となっており、相場としてはおよそ1,000円から1,200円程度です。

なお、有給インターンの時給については勤務地で稼働した時間で換算されており、営業回りの際の時給が発生する企業とそうでない企業があるため、事前に確認しておく必要があります。

2:日給

働いた日数に応じて給料が発生する日給は、有給インターンを実施している企業の約3割が導入しています。

こちらの給与相場は、1日あたり5,000円から10,000円程度とされており、企業や設定されている勤務時間によって給料が異なります。

3:歩合制

日給同様、歩合制も有給インターンを実施している企業の約1割から2割程度の企業で導入されている給料体系です。

歩合制は他の給料体系と異なり、作業や成果(契約件数など)を提出することでその数や内容に応じた給料が発生します。

1作業または1つの成果につき、1,000円から50,000円程度と、幅広い金額が相場になっています。

有給インターンの4つの待遇

有給インターンに参加すると、給料以外にも様々な待遇を受けることができます。交通費に関しては無給インターンももらえますが、インセンティブや昇給、福利厚生に関する部分は有給インターンならではの待遇です。

ここからは、有給インターンで受けられる待遇を4つご紹介します。

1:交通費

インターンにおける交通費に関しては、有給無給にかかわらず支給している企業は多いでしょう。また、遠方からインターンに来る学生に対しては、宿泊費用を出している企業もあります。

しかし、交通費に関しては全額支給が確約されているわけではなく、一部(一定額のみ)支給される企業もあれば、支給されない企業もあります。

2:インセンティブ

長期的に良い人材を正規雇用したいと考えている企業の中には、有給インターンでインセンティブを支給しているところもあります。「インセンティブ」とは、一定の条件や目標を達成した際に追加で支払われる報酬です。

どの程度の金額になるのかは企業によって異なり、条件や目標も多種多様ではありますが、インターンのモチベーションを維持できる待遇として人気があります。strong>

3:昇給

数としては多くありませんが、インセンティブと同じように、学生側の本気度合いや意欲を見るために、昇給による待遇を設けている企業もあります。

ただし、インターンの昇給に関しては、社員のように勤続年数や勤務態度で評価するわけではありません。

多くの場合、一定の条件や目標に到達したら数千円の昇給をする、インターン生のリーダーとして活躍すれば昇給するなど、インセンティブと同じような待遇を設定しています。

4:福利厚生

有給インターン生に対する福利厚生は、企業によって提供の有無や内容が異なります。例えば、遠方からのインターン生に対して住居の提供を行ったり、書籍補助を行ったりしている会社などが多く見られます。

他にも、自社のセミナーや研修、イベントへの参加を福利厚生としているところもあります。

有給インターンの始め方4ステップ

有給インターンを考える際は参加する目的を明確にし、スケジューリングなどの事前準備をしておく必要があります。

様々な準備を整えた上で受け入れ先を探し、応募、合格してようやくインターンを始めることができます。

このように、有給インターンは4つのステップに分けて始めていく必要があります。ここからは、それぞれのステップについて詳しく見ていきましょう。

1:目的を明確にする

有給インターン先を探す前に、まずはインターンに参加する目的を明確にしておきましょう。「なぜインターンに参加したいのか」「参加した企業で何をしたいのか」などの目的が曖昧になってしまうと、インターン先を見つけられなくなる可能性があります。

また、せっかく参加したインターンで学んだものを活かせなくなる可能性も出てくるため、事前に目的を明確に設定しておくことが大切になります。

2:スケジューリングをする

インターン参加への目的を明確にした後は、インターンに参加する日程などについてスケジューリングを行います。

多くの有給インターンは週3日ほどで1日4時間程度の勤務という条件を設定しているため、条件を踏まえてスケジューリングを行いましょう。

この時のポイントは、大学の授業と被らないようにすることです。必須の授業を組み込んだ後に、空いている時間を確認しながらインターンの日程を書き込んでいくと良いでしょう。

3:受け入れ先を探す

事前準備を終えてインターンの募集が始まったら、受け入れ先を探し始めましょう。

受け入れ先の探し方は、企業HPから直接応募する以外にも、自分の通っている大学の就職支援課を頼る、インターン用の求人サイトを利用する、大学のOBやOGに頼る方法も有効です。

なお、どの方法を利用するかは自由に選べますが、インターン先がすでに決まっているかどうかで推奨されている方法は異なります。

企業HP

インターンに関する情報は、受け入れを行っている企業が直接提示していることが多いでしょう。そのため、すでにインターンに参加したい企業が決まっているのであれば、直接企業HPから情報を確認してみる方法が推奨されています。

インターン先を決めていない場合でも、企業HPから情報を収集することでインターン先のイメージを固めやすいでしょう。

大学の就職支援課

自分が通っている大学の就職支援課、またはキャリアセンターで、インターン先を紹介してもらえることがあります。

就職支援課を通して紹介してもらったインターン先は、大学側にフォローしてもらいやすく、過去にインターンを経験したOBやOGからも話を聞きやすいところがメリットです。

インターン用の求人サイト

求人サイトにはインターン用のものがあり、こちらを利用してインターン先を紹介してもらったり、自分たちで情報を集めたりする方が多く見受けられます。

求人サイトに登録している企業の中から自分に合った条件のインターン先を見つけられ、求人サイトによってはフォローなどのサービスを受けることが可能です。

この方法の場合、有給インターン以外にも様々な条件のインターンを見つけやすく、有給インターン以外の情報を集めたい方にも推奨されている探し方となっています。

大学のOBやOG

自分の通っている大学のOBやOGに、インターン先を紹介してもらうという方法もあります。

インターンに参加した経験がある方に相談することで、インターンの実体験を踏まえたアドバイスを受けやすく、自分がインターン先の企業に合っているかどうかも相談しやすい方法と言えます。

4:応募する

インターンの受け入れ先を見つけた後は、勤務条件や仕事内容について、企業HPも含めて確認した上で応募します。

インターンは、応募すればそのまま参加できるというわけではなく、応募後に面接を受けて合格する必要があります。

有給インターンの倍率は1~10倍程度になっているため、きちんと面接対策をしておくことが重要です。

有給インターンの注意点

ここまで見てきたように、有給インターンには「給料がもらえる」「実務経験が積める」など様々なメリットがありますが、注意が必要なポイントもあります。

特に、税金対策や確定申告に関する点は、給料を発生するからこそ気を付けなければいけない点です。

また、インターンを受けたからといって採用されるとは限らない点は、無給インターンと共通して気を付けるポイントとなっています。

必ずインターンできるわけではない

有給または無給インターンを利用することで、内定に有利に働く可能性は高いでしょう。

しかし、ここで注意しなければならないのは、「インターンに参加したからといって、必ずしもその企業に就職できるわけではない」という点です。

特に有給インターンは、実務を通して学生の能力を見極めているため、企業にとって求めている人材ではないと判断された場合、不採用にされる可能性があります。

税金対策や確定申告を行う必要がある

長期インターンで、1年間の収入が103万円を超えてしまった場合、親の扶養から外れてしまう可能性があります。そうすると自分にも税金の支払い義務が発生するのはもちろん、親側の負担が増えてしまうため、事前に税金対策について相談することが大切です。

また、2か所以上で長期インターンを受けた場合や、一定額以上の利益を得た場合、確定申告が必要になります。

このように長期インターンで発生した給料によって税金対策や確定申告が必要になるケースが出てくるため、事前にこれらの知識を身に付けておくことが重要です。

出典:学生側の税務上の注意点|行政書士office FLAT
参照:https://www.visa-fukuoka.jp/15766639071792

有給インターンで社会人生活を体験しよう

有給インターンは、給料をもらえる点や実務に携わることができる点から、無給インターンよりも社会人としての経験を積めるところが魅力として挙げられています。

注意しなければいけない点もいくつかありますが、それらを踏まえて社会人生活を体験できる有給インターンを活用してみましょう。

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