志望動機と志望理由の違い|書き方9つと書く際の注意点6つ
初回公開日:2021年03月01日
更新日:2021年03月01日
記載されている内容は2021年03月01日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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志望動機・志望理由とは
志望動機や志望理由は、就職活動において志望する企業から尋ねられる質問の筆頭候補です。
就活とは切っても切れない質問であるこの2つの違いについて、疑問を持ったことのある方も多いのではないでしょうか。
本記事では、「志望動機」と「志望理由」の違いや、応募書類での書き方について詳しく紹介していきます。
志望動機・志望理由が大切な理由
企業にとって志望動機や志望理由が大切なのは、自社への志望動機・志望理由を確認することで入社意欲がどれほどあるのか、また自社のことをどれくらい理解しているのかを知ろうとしているためです。
他の企業ではなく、自社を選んだ志望動機・志望理由が書かれていればいるほど、入社意欲は高いと判断します。
逆に「事務職が良かった」「土日祝日が休みだから」といったような、どの企業にも当てはまるような理由の場合、入社意欲が低く、企業研究も浅いと見なされるでしょう。
志望動機と志望理由の違い
では、ESや履歴書などに必要事項を記入する際、「志望動機」と「志望理由」のどちらを使えば良いのでしょうか。
ここからは2つの言葉の違いと、どちらを使うのが正しいかについて見て行きましょう。就職活動を控えている方は、ぜひ参考にしてください。
実は大きな違いはない
結論から言えば、志望動機と志望理由に大きな違いはありません。
あえて違いを説明するのであれば、「動機」は「人が意志を決めたり、行動を起こしたりする直接の原因」で、「理由」は「物事がそうなった、また物事をそのように判断した根拠」と定義されています。
どちらも何かが起こった原因や根拠のことを指しています。
さらに違いを挙げるとすれば、「理由」ではあらゆるものが主語になるのに対し、「動機」の主語となるのは人だけである点です。
使い分けに迷った場合は、「志望動機」を使うと良いでしょう。
両方の意味を網羅するのがベター
前述のように、志望動機と志望理由の違いはほとんどないため、その内容は両方の意味を兼ねた内容にするのが無難です。
厳密な違いは「主語」だけですので、人を主語にした内容であればどちらの意味も網羅できていると考えてよいでしょう。
志望動機・志望理由の書き方9つ
志望動機・志望理由という言葉には大きな意味の違いはないので、重要視されるのは内容そのものです。先に触れたとおり、内容が充実しているかどうかで採用選考の結果は大きく変わってきます。
ここでは、志望動機・志望理由の書き方のポイントを9つ紹介していきます。
志望動機・志望理由の書き方1:自分のスキル・実績をアピールする
志望動機として、サークル活動やアルバイトなどを通じて自分がやりがいを感じる仕事を見つけたことを書く場合は、実際に身につけたスキルや残した実績について書くと良いでしょう。
志望動機の内容も伝わりやすくなるだけではなく、自己PRもできるためおすすめです。
例えば、「レストランのホールスタッフとして働く中で、丁寧な気配りを心がけたところ、とても喜んでもらえ、頻繁に来店してくれるようになり、飲食業界を志望するようになった」といった内容ですと、入社後の姿が想像しやすく、自社へ貢献してくれるという期待もできます。
志望動機・志望理由の書き方2:自分らしさを表現する
志望動機を書く際、自分にしか書けないような内容であれば、採用担当者の目に留まりやすくなります。
単に企業のことを褒めているだけだったり、多くの就活生が魅力に感じる点を志望動機として挙げたりしているだけでは、数多く送られてくる応募書類の中で採用担当者の興味を引くことは難しいでしょう。
しかし、志望動機にオリジナリティがあれば、たくさんの応募書類に目を通す採用担当者の記憶に残り、書類選考を通過できる可能性が高くなります。
志望動機・志望理由の書き方3:入社後にやり遂げたいこと
「入社後にどんな仕事をしたいか」を書くと、入社をゴールとして捉えていない志望動機になります。
本来、入社は社会人生活のスタート地点であるにもかかわらず、内定をもらうことをゴールだと考えている就活生は多くいます。
入社してからどんな仕事をしたいか、何をやり遂げたいかなどを書くことで、自分が働いている姿まで具体的に想像できていることをアピールできます。
ただし、的外れな内容を書いてしまうと、企業研究不足と見なされてマイナスになってしまうこともあるので、事前の企業研究をしっかりと行っておきましょう。
志望動機・志望理由の書き方4:自分の経験が仕事に活かせる理由を書く
自分のこれまでの経験や、それによって身についたスキルが仕事に活かせることを明確に書くと良いでしょう。
企業は、自社により多く貢献してくれる人を採用したいと考えているので、これまでの経験が仕事に活かせるという人に魅力を感じます。
例えば、サークル活動やアルバイト、勉強面などで経験したことなどの自己分析を行い、仕事に活かせるような経験はないか考えてみましょう。
志望動機・志望理由の書き方5:志望企業を選んだ理由を書く
志望企業を選んだ理由を書く際には、「何に魅力を感じたか」ではなく、「なぜ魅力を感じたか」を書くようにしましょう。
「なぜ」の部分に着目して志望理由を書くことで、より自分らしさが出せる志望動機になりますし、面接官もそこに注目しています。
例えば、「保険会社の営業職の面白さに魅力を感じた」という場合でも、営業成績を競い合うところにやる気を感じる人もいれば、保険に加入して良かったと顧客に思ってもらえて感謝されるところに喜びを感じる人もいるでしょう。
魅力を感じたものは同じでも、その理由によって、人柄や入社後の姿の違いが見えてきます。
志望動機・志望理由の書き方6:論理的な文章とする
論理的に書くことで、採用担当者が納得できるような志望動機にしましょう。
応募書類を読んだ採用担当者が「なぜこの志望動機でうちの会社を受けようと思ったのか」などと疑問を感じるような志望動機では、書類選考を通過するのは難しいでしょう。
一読しただけで相手を納得させるためには、論旨の一貫性が大事です。
例えば、魅力を感じたポイントを書く場合など、複数について書くのではなく1つに絞り、それを軸に内容を作っていきましょう。
志望動機・志望理由の書き方7:必然性が感じられる内容とする
「自己分析や企業研究をした結果、必然的にこの企業を志望するに至った」ということが伝わる内容を心がけましょう。
企業の長所に魅力を感じて志望する人は多くいますが、そこを褒めるだけの志望動機では他との違いがなく、魅力ある志望動機にはなりません。
企業を志望するに至った背景を採用担当者が知った時に、「それはうちを志望するに決まっている」と思うような内容であれば、説得力と志望度の高さを感じさせる志望動機になります。
志望動機・志望理由の書き方8:働いている姿をイメージできるよう書く
企業は、働いている姿が想像できる就活生に魅力を感じる傾向にあります。「働いている姿がイメージできる」ということは、社風に合っているということであり、会社とのミスマッチを回避できると考えるからです。
そのため、内定獲得や入社をゴールのように捉えたまま志望動機を書くと、当然入社後に働いている姿はイメージしづらいものになりますし、そのような就活生に好印象を持つことはないでしょう。
志望動機や志望理由を書く際は、その会社で働いている自分をイメージしながら書いてみましょう。
志望動機・志望理由の書き方9:客観的に自己分析した上で書く
志望動機は、就職にあたっての自分の考えと企業の特徴が合致しないと書けませんので、自己分析は必要不可欠です。
そのため、先に志望したい企業を選んでから志望動機を考えると、うまく書けずに行き詰ることが多いので、先に自己分析を行いましょう。
就職するにあたり自分が大事にしたいものは何か、やりたい仕事は何かをよく考えた上で、その条件に合致する企業はどれか考えると、志望動機が書きやすくなります。
志望動機・志望理由を書く際の注意点6つ
書き方のポイントを押さえたところで、次は注意点について見て行きましょう。
企業が好印象を持たない志望動機には、いくつかの共通点があります。失敗例をあらかじめ知っておき、より良い志望動機を書く際の参考にしましょう。
志望動機・志望理由を書く際の注意点1:入社後に「教えてほしい」としている
受け身の姿勢を前面に出した内容は、マイナスの評価になってしまう場合があります。
仕事は初めてのことですし、最初のうちは教えてもらうことが多くなるため、「学びたい」という姿勢自体は悪いことではありません。
しかし、企業は学校ではありません。能動的に動いて企業に利益をもたらす人を求めているので、指示を待つばかりで何かをしてもらおうという姿勢の人に魅力は感じないでしょう。
志望動機・志望理由を書く際の注意点2:交通の便が良いことを理由にしている
家から通勤しやすいことは確かに魅力ではありますが、志望動機とするのはNGです。交通の便を志望動機の軸とするには弱すぎますし、「そんなことで志望したのか」とマイナスの印象を持たれる場合もあります。
また、通いやすさを志望動機とした場合、「もっと近い職場があればそちらでもいいのでは」と思われても仕方がないでしょう。企業そのものに対しての関心も薄いと判断されます。
志望動機・志望理由を書く際の注意点3:待遇面にしか魅力を感じていない
給与や福利厚生など待遇面ばかりを志望動機とするのも、企業からはマイナスイメージを持たれます。
これは、企業は自社に貢献してくれる人を求めていますが、待遇面を志望動機とする人は企業に施してもらおうという姿勢が見えるためです。
また、交通の便同様、「他に待遇の良い企業があればそちらに流れる」「そもそも自社には興味がない」という悪印象を持たれてしまう可能性が高いでしょう。
志望動機・志望理由を書く際の注意点4:内容が薄い
どの企業にも通用するような内容を書き連ねたり、漠然とした内容だったりして内容が薄い志望動機には魅力を感じられません。
多くの場合、内容の薄さは企業研究がちゃんとされていないことによるものです。企業研究を疎かにしていることは、志望動機からも透けて見えます。
企業研究の浅さは志望度の低さだと判断されますので、当然企業からはマイナス評価をされてしまいます。
志望動機・志望理由を書く際の注意点5:安定性や商品の魅力しか書かれていない
志望する企業の商品が好きだからといって、そのことばかりを述べても志望動機にはなりません。
その商品が好きなだけなら、企業としては購入する顧客になってもらえればよく、社員になってもらう必要はないからです。
志望動機を書く場合は、企業の商品が好きになったきっかけや、その商品をより多くの人に知ってもらうためにどんな風に働いていきたいかを述べると良いでしょう。
また、「安定性」も志望動機として適切とは言えません。
入社後は、社員として安定性を保つために尽力していく立場になる自覚が必要です。安定性を志望動機とする人は、その意識が欠けている傾向にあると考えられるため、敬遠される志望動機となります。
志望動機・志望理由を書く際の注意点6:既に辞めることを示唆している
「貴社でスキルを学んで将来は独立したい」など、既に退職を示唆している人を企業は採用したいとは考えないでしょう。
新しく採用して育成するためには手間もコストもかかるので、企業側は採用した人には少しでも長く働いてもらいたいと考えています。そのため、選考の段階で退職することを示唆した内容では、それだけで嫌がられる可能性があります。
将来的に独立したり転職したりするキャリアを考えていても、選考の段階では表に出さないようにしましょう。
志望動機と志望理由の違いを理解しよう
志望動機と志望理由には大きな違いはありませんが、「志望動機」を用いる方が意味としても使われる頻度としても適切と言えるでしょう。
それよりも大切なのは志望動機の中身です。自己分析や企業研究を丁寧に行い、入社に対する熱意をしっかり伝えられるような内容にしましょう。

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