宅建は就活に役立つ?取得するメリット5つや活かせる業界を紹介

初回公開日:2021年01月05日

更新日:2021年01月05日

記載されている内容は2021年01月05日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

新卒、中途採用で就活を控えている皆様、準備期間に資格取得はされていますか。不動産業界に限らず、人気のある資格「宅建」について詳しくご紹介しています。就活に役立つポイント、受験までにどれくらい学習すればいいかなど、ぜひ参考にしてみてください。

宅建は就活に役立つ?取得するメリット5つや活かせる業界を紹介

宅建は就活に役立つ?

宅建には受験資格がなく、年齢、国籍、学歴、実務経験に関係なく、誰でも受験できます。そのために、就活前に受験する学生が増えている傾向があります。

不動産業界を目指している場合は、もちろんメリットになります。また、宅建受験のための学習内容には、契約について、基礎から理解できるものなどが含まれますので、業界、業種を問わず役に立つことが学べる点もメリットといえるでしょう。

宅建の資格とは?

宅建や宅建士とは、国家資格の「宅地建物取引士」の略称で、この宅建の資格を得るための資格試験を「宅建試験」といいます。

宅地建物取引業者(不動産会社)が、賃貸物件の斡旋や土地や建物の売買などを行いますが、それらの取引などに関わるためには、資格が必要です。つまり、宅建は不動産取引の専門家である証の資格といえるでしょう。

大学生からでも受験・取得可能

宅建試験は有用性が高いため、毎年20万人以上の人が受験しています。

また、宅建試験は実務経験に関係なく受験できますので、社会人経験のない大学生でも受験、取得できます。

大学生は、社会人に比べると自由に使える時間があり、学習の習慣がありますので、受験勉強の内容をスピーディーに理解できる可能性が高いでしょう。そのため、本気で学習すれば、短期で合格も難しくない国家試験といわれます。

就活に向けて宅建を取得するメリット5つ

大学生でも受験資格があるものならば、就活までに宅建を取得したいと思う人もいるでしょう。誰もが言うことですが、時間に余裕がある学生のうちにできることは、やっておくことをおすすめします。

ここでは、就活までに、宅建を取得するメリットについて5つご紹介します。

就活に向けて宅建を取得するメリット1:取得したこと自体がアピールになる

就活に向けて宅建を取得するメリットの1つ目は、取得したこと自体がアピールになるという点です。

まずは、毎年たくさんの人が受験する、宅建にチャレンジした意欲自体が評価されるでしょう。さらに、競争率の高い宅建試験に合格したという結果は、それに至るまで試験勉強に取り組んだ努力や、学習能力の高さも評価されます。

総合的に見て、大学生のうちから計画性をもっていて、自分の希望に向けて努力を惜しまず、結果をだせる人材という評価になり、十分なアピールになるでしょう。

就活に向けて宅建を取得するメリット2:不動産関連の知識のアピールになる

就活に向けて宅建を取得するメリットの2つ目は、不動産関連の知識のアピールになるという点です。

特に、就活先に不動産業界を狙っているのであれば、宅建取得はとてもいいアピールになるでしょう。

一般的に企業は、新入社員の採用後、基礎的な研修などに時間と費用をかけます。それらが終わってから、専門的な知識の習得や資格取得などの段階に進みますが、宅建取得済みの新卒者には、さらにその先の業務習得に向けて時間を使うことができます。

つまり、スピーディーな人材育成ができることは、企業側にもメリットといえます。

就活に向けて宅建を取得するメリット3:経済の基本知識が身につく

就活に向けて宅建を取得するメリットの3つ目は、経済の基本知識が身につくという点です。

宅建の試験科目は、「権利関係」、「宅建業法」、「法令上の制限」、「税と価格に関すること」の4科目で、これらすべてがビジネスの基礎に役立つものといえるでしょう。

特に「権利関係」、「税と価格に関すること」は、不動産業に関連しない業界でも役に立つ、経済の基本知識といえます。

就活に向けて宅建を取得するメリット4:「独占業務」ができる

就活に向けて宅建を取得するメリットの4つ目は、「独占業務」ができるという点です。

不動産を売買するときや借りる際には、高額の金銭のやり取りなどが行われますが、そこでのトラブルを防ぐために、重要項目を記載した重要項目説明書を作成し、説明することを「重要事項の説明」といいます。

重要事項の説明後、両者で契約を結びますが、契約書の記名と押印は宅建士がしなければならないというルールがあり、これを宅建士の「独占業務」といいます。つまり、宅建資格者には、独占業務という仕事が必ずあるということです。

就活に向けて宅建を取得するメリット5:給与を優遇されることがある



不動産関連の企業では、宅建資格取得者に資格手当として毎月一万円から三万円円を支給している会社が多いようです。>就活前に取得しておけば、入社後に取得する人より早く手当が支給されるので、給与が優遇されることになるでしょう。

不動産以外の企業でも、金額の基準はそれぞれですが、国家資格などには手当支給している会社が多いようです。

就活に向けて宅建を取得する際の注意点3つ

就活にメリットのある資格だとわかったところで、宅建の取得に向けてどのようなことをすればいいか、気になる方もいるでしょう。

ここでは、就活に向けて宅建を取得する際の注意点3つについて詳しく取り上げていきますので、参考にされてみてはいかがでしょうか。

就活に向けて宅建を取得する際の注意点1:受験をするかどうかは早めに決める

注意点の1つ目は、受験をするかどうかは早めに決めることです。

宅建試験は、1年に1回、10月の第3日曜日に実施され、12月の上旬に一斉に合否結果が発表されます。2020年の場合は、受験の申し込み通知が7月1日にされ、ネットからの申し込み期間は7月1日~15日、郵送の場合は7月1日~31日でした。

つまり、1年に1回しか受験のチャンスがないことと、受験の申し込み受付期間が比較的短いということから、早く決めて計画通りに進めなければならないといえます。

就活に向けて宅建を取得する際の注意点2:勉強は申し込み前から始める

注意点の2つ目は、勉強は申し込み前から始めることです。

「宅建受験に向けてどれくらいの学習時間が必要か」という調査によると、「最低でも300時間が必要である」という結果があります。

4月からスタートすると受験までが約6カ月(約180日)ですが、最低必要な学習時間である300時間を達成するには、1日あたり1時間40分を受験勉強に充てる必要があります。

つまり、4月から受験勉強してもギリギリ間に合うくらいですので、スタートは早いほど良いということでしょう。

就活に向けて宅建を取得する際の注意点3:すぐに宅建士になれるわけではない

注意点3つ目は、すぐに宅建士になれるわけではないという点です。

宅建に合格しただけでは、宅地建物取引士になれるわけではなく、諸々の手続きなどが待っています。

宅建取得には、過去10年以内に宅地建物取引業に関連する実務経験が2年以上なければならないという基準があります。ただし、それがなくても、登録実務講習実施機関で50時間の講習を受講し、修了試験に合格すれば大丈夫です。

手続きをうっかり忘れないように、合格証書に同封されている案内をよく読みましょう。

宅建の資格を活かせる業界4つ

最低でも半年は受験勉強をしないと、合格することは難しい宅建資格ですが、実際に取得できたら、資格を活かせる仕事をしたいと思うでしょう。

ここでは、宅建資格を活かせる業界を4つご紹介します。

宅建の資格を活かせる業界1:不動産業界

宅建業法31条の3項によると、不動産会社には「宅地建物取引士の設置義務」があります。これは、不動産業の事務所には従事者数の5分の1以上、宅建士を置かなければならないという内容です。

つまり、不動産会社は宅建資格を持つ人材が必要ということですので、不動産業界への就職を狙うときには、宅建資格をもっていることが、強みになるといえるでしょう。

宅建の資格を活かせる業界2:建築業界

建築会社は、建物を建築して依頼主に引き渡す仕事がメインですが、自社の建築物を販売することもあります。販売する場合は売買契約を結びますので、重要事項の説明などの「宅建士の独占業務」が必要になります。

そのために、従業員に宅建資格を取得させたり、宅建資格取得者を採用する可能性があります。

建築業界では、建築士資格と、宅建資格のダブルライセンス保有者が増えつつあるようです。

宅建の資格を活かせる業界3:金融・保険業界

金融関係でも、宅建士の資格は必要となってきています。

理由は、金融機関は自社で不動産を所有していること、金融機関の総務や財務部門の業務は宅建の知識が必要なこと、土地を担保に融資を行う際の目利き力が必要なことなどです。

保険業界も同じ状況で、ファイナンシャルプランナーと宅建資格のダブルライセンスを目指す人が増えているようです。

したがって、就活先が金融、保険業の場合、宅建士の資格がメリットになるといえます。

宅建の資格を活かせる業界4:小売業界・外食産業

畑違いなイメージですが、小売業界や外食産業などでも、宅建資格は活かせます。

店舗の売り上げには、立地条件が大きく影響しますので、店舗を増やしていくときの物件選びなどに、宅建資格の知識が活かせるでしょう。また、契約に関する知識も、幅広く役立ちます。

そのため、宅建資格取得者の就職先の候補に、大規模な小売業者や外食産業が入ってきています。

宅建以外で就活に活かせる資格8つ

例えば、医師、教師など、特定の国家資格がないと就けない職種はありますが、それ以外の職種は、資格がなければ就けないものはほとんどないでしょう。

ですが、資格を持っていると就活に活かせるものや、また、業界によっては、入社後に必ず資格取得が必要なものなどもあります。

したがって、就活に活かせる資格は、就活前に積極的に取得することをおすすめします。

宅建以外で就活に活かせる資格1:簿記

簿記は、日本商工会議所が実施している、経理に関する資格です。

初級から1級まで、4段階にあり、年間で約50万人が受験している人気の高い資格ですが、1級の合格率は10%程度という難関です。

簿記の資格が活かせる就職先は、主には銀行、商社、保険会社などですが、他にも経営や財務に関わる会社や、経理などの専門部署では、簿記の知識は役立つでしょう。

宅建以外で就活に活かせる資格2:証券外務員

証券外務員資格とは、証券会社、銀行、信託、生損保などの金融関連業界で証券業務を行うための資格のことで、日本証券業協会が実施している試験に合格すれば、取得できます。

一種外務員資格と二種外務員資格の2種類があり、できる業務が違いますが、金融関連の業界を就職先に考えている場合は、一種外務員資格の取得をおすすめします。

宅建以外で就活に活かせる資格3:ファイナンシャル・プランナー

ファイナンシャル・プランナーは、資産に関する情報を分析し、資金計画を立て、資産設計のアドバイスをする仕事です。

FPの資格は、国家資格のFP技能士(1~3級の3種類)と、日本FP協会が認定する民間資格のAFP、CFPなどで、資格の種類も認定団体も複数あります。それぞれの特徴を理解して、何を取得すればいいか決めましょう。

就職先を金融系や不動産業界に考えているのであれば、取得することをおすすめします。

宅建以外で就活に活かせる資格4:TOEIC

TOEICは、IIBCがプログラム運営をしている、英語によるコミュニケーション力を測定するテストのことです。

ここではTOEIC L&R;についてご紹介しましょう。

テスト結果は、10~990点のスコアで表示されます。就活でアピールできるスコアは600点以上とされていますが、特定の企業では、人材募集の際にスコアの最低ラインを設けています。就活前に自分のスコアを確認することをおすすめします。

宅建以外で就活に活かせる資格5:中小企業診断士

中小企業診断士とは、経済産業大臣により登録される、経営コンサルタントの国家資格です。

経営コンサルタントの業務は、企業の利益アップのためのコンサルティングをするもので、必ず資格が必要なものではありませんが、中小企業診断士資格をもっていることは、能力や信頼の証しになります。

開業や経営コンサルティング会社に就職する際には、必要な資格でしょう。

宅建以外で就活に活かせる資格6:ITパスポート

ITパスポート資格は、ITを使う人に必要な、基礎的な知識が証明できる国家資格です。

合格率は50%で、国家試験の中では難易度が低めです。

この資格が就活の切り札になるのは難しいですが、IT分野に関心があることや資格習得の努力をしたことをアピールする材料になるでしょう。様々な作業がIT化していますので、目指す業界に必要な資格と合わせて取得することを、おすすめします。

宅建以外で就活に活かせる資格7:基本情報技術者試験

情報処理技術者試験は、ITに関する仕事をする人の情報処理の知識や能力を検定する試験で、経済産業大臣が実施している国家試験です。

試験は3つの分野に分かれ、レベルは1~4があり、基本情報技術者試験はレベル2です。

IT関連企業は、特に即戦力になる人材を必要とする傾向がありますので、就職先に考えているなら、必要な資格と言えるでしょう。

宅建以外で就活に活かせる資格8:社労士

社労士は、社会保険労務士法に基づいた国家資格者で、社会保険と労務の専門家です。

業務は、労働・社会保険の手続き代行、法定帳簿の作成、労務コンサル就業規則作成などが主なものですが、紹介しきれないほどの業務の種類があります。

就職先も幅広く、社会保険労務士事務所、税理士事務所、法務事務所、経営コンサルティング会社などがあります。一定の受験資格を満たせば、大学在学中に社労士試験を受験することが可能です。

宅建の資格を就活に活かそう

宅建は受験者の多い資格試験で、主には不動産関連の業界で働くために必要な資格です。

また、この資格が活かせる業界は不動産関連の業界のみならず、最近では金融、証券、建築、小売業、外食産業などと、広がってきています。つまり、宅建は就活の役に立つ資格といえます。

大学在学中にも取得できる資格ですので、学習時間はかかりますが、就活までに合格できるよう、計画的に準備をすすめましょう。

Bnr bottom 01 1
RELATED
社会人とは?就活で知っておくべき学生との違い7選と好印象の与え方
就活準備
2020年09月24日

社会人とは?就活で知っておくべき学生との違い7選と好印象の与え方

中小企業診断士の資格は転職で役立つ?取得のメリットについても紹介
就活準備
2021年09月24日

中小企業診断士の資格は転職で役立つ?取得のメリットについても紹介

大企業に転職する方法10選|成功した方の特徴と活動時の注意点も紹介
就活準備
2021年09月24日

大企業に転職する方法10選|成功した方の特徴と活動時の注意点も紹介

製造業は未経験でもいいの?転職する際のコツ5つと利点も紹介!
就活準備
2021年09月24日

製造業は未経験でもいいの?転職する際のコツ5つと利点も紹介!

社会人になって2年目で転職はできる?成功させるためのポイント
就活準備
2021年09月24日

社会人になって2年目で転職はできる?成功させるためのポイント

情報処理安全確保支援士が活かせる転職先4つ|資格のメリット・デメリット
就活準備
2021年09月24日

情報処理安全確保支援士が活かせる転職先4つ|資格のメリット・デメリット

おすすめの転職アプリ16選|活動をサポートしてくれる選ぶ基準と種類
就活準備
2021年09月24日

おすすめの転職アプリ16選|活動をサポートしてくれる選ぶ基準と種類

ゲーム業界への転職に向いているエージェント|ゲーム業界のメリット
就活準備
2021年09月24日

ゲーム業界への転職に向いているエージェント|ゲーム業界のメリット

転職先に年金手帳の提出が必要?しなければならない手続きもあわせて紹介
就活準備
2021年09月24日

転職先に年金手帳の提出が必要?しなければならない手続きもあわせて紹介

転職は辞めてからするべきか?活動する際の注意点もあわせて紹介
就活準備
2021年09月24日

転職は辞めてからするべきか?活動する際の注意点もあわせて紹介

転職者用SPI問題集おすすめ22選|選び方や効果的な勉強方法も紹介
就活準備
2021年09月24日

転職者用SPI問題集おすすめ22選|選び方や効果的な勉強方法も紹介

【新卒者】ダイレクトリクルーティング8つのメリット|おすすめサービスを解説
就活準備
2021年09月24日

【新卒者】ダイレクトリクルーティング8つのメリット|おすすめサービスを解説

転職時の条件面談とはなに?交渉するときの4つのポイントも紹介
就活準備
2021年09月24日

転職時の条件面談とはなに?交渉するときの4つのポイントも紹介

オンラインインターンとは?参加する5つの利点や注意点などを紹介
就活準備
2021年09月24日

オンラインインターンとは?参加する5つの利点や注意点などを紹介

有給インターンの6つのメリットとは?気になる給与相場や注意点も解説
就活準備
2021年09月24日

有給インターンの6つのメリットとは?気になる給与相場や注意点も解説

インターンシップの締め切り日の傾向とは?締切間近の場合のポイントも紹介
就活準備
2021年09月24日

インターンシップの締め切り日の傾向とは?締切間近の場合のポイントも紹介

大学生がインターンシップに臨む6つのメリット│応募方法や上手な活用法も解説
就活準備
2021年09月24日

大学生がインターンシップに臨む6つのメリット│応募方法や上手な活用法も解説

インターンシップの4つの種類とプログラム内容とは?参加メリットについても紹介
就活準備
2021年09月24日

インターンシップの4つの種類とプログラム内容とは?参加メリットについても紹介

基本的な電話の5つのマナー|インターンシップ先に電話をかける場合の注意点
就活準備
2021年09月24日

基本的な電話の5つのマナー|インターンシップ先に電話をかける場合の注意点

社会人のインターンシップの3つのメリット(企業・社会人)|インターンの種類
就活準備
2021年09月24日

社会人のインターンシップの3つのメリット(企業・社会人)|インターンの種類