就活での基本的な言葉遣い4つを紹介|NGな言葉遣いについても解説
初回公開日:2021年01月05日
更新日:2021年01月05日
記載されている内容は2021年01月05日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

就活時の言葉遣いは大切?
社会において守るべき最低限のマナーに、言葉遣いがあります。
初めて話す場合は、お互いを知らないからこそ、言葉遣いや、話し方で伝わる印象がとても重要となります。就活では、初めて会う人達とのやり取りの連続です。
正しい言葉遣いができることは、就活時の強みにもなるでしょう。
「尊敬語」と「謙譲語」について
日本語の敬語は、「尊敬語」、「謙譲語」、「丁寧語」の3種類あります。就活で出番が多い「尊敬語」、「謙譲語」との違いをしっかり理解して、使えるようになりましょう。
「尊敬語は」は、目の前の人、話題に登場している人に敬意を示して使うもので、「謙譲語」は、目の前の人に、自分より相手が上位であることを示すために使います。「言う」を例に挙げると、「おっしゃる」が「尊敬語」、「申し上げる」が「謙譲語」です。
就活で使えるクッション言葉の例4選
クッション言葉とは、相手の気持ちを損なうかもしれない、強い印象の発言をするときに、衝撃をやわらげてくれる言葉のことをいいます。
相手への配慮をしながら、伝えるべきことを言える方法ですので、うまく使いこなせると、円滑なコミュニケーションがしやすくなるでしょう。
ここでは、具体的な4つの言葉をご紹介します。
クッション言葉の例1:依頼する時
依頼する時には、相手に手間をかけさせてしまう点に配慮して、それをクッション言葉であらわします。
「恐れ入りますが」は、あなたに〇〇させることを申し訳なく思っているけれど、お願いしたいというニュアンスになります。例文は、「恐れ入りますが、ご連絡をいただけませんでしょうか」です。
他に、「お手数おかけしますが」、「ご都合がよろしければ」、「お忙しいところ申し訳ありませんが」なども使います。
クッション言葉の例2:ものを尋ねる時
ものを尋ねる時は、相手に答える負担をかけることなどに配慮して、「差し支えなければ」などのクッション言葉を使います。
「差し支えなければ」は、質問することで、あなたに負担をかけるかもしれないけれど、問題がなければ答えて欲しい、というニュアンスでしょう。例文は、「差し支えなければ、ご担当者様のお名前を教えていただけませんか」です。
他には、「失礼ですが」、「ご迷惑でなければ」なども使います。
クッション言葉の例3:断る時
相手から依頼されたことを断る時にも、断られる相手の気持ちに配慮して、クッション言葉を使います。
「申し訳ありませんが」は、相手の希望や気持ちに答えられず、申し訳ないという気遣いをあらわします。
例文は「申し訳ありませんが、〇時までに伺うことは難しいです」となります。断る内容によって、「せっかくですが」、「ご意向に添えず」、「あいにくですが」なども使います。
クッション言葉の例4:援助を申し出る時
相手が助けを必要かもしれない状況で、それを確認する時にも、相手の気持ちに配慮して、クッション言葉を使います。
「もしよろしければ」は、手伝いたい気持ちを押しつけないで、気遣いをみせることができるでしょう。
例文は、「もしよろしければ、私がお持ちしましょうか」です。他に、「お力になれることがあれば」、「私にできることがあれば」などがあり、手伝う内容によって使い分けましょう。
就活での基本的な言葉遣い4つ
就活前の短い期間で、全ての敬語をマスターすることは難しいでしょう。
ここでは、就活でよく使う基本的な言葉遣いをご紹介します。
これらの言葉は、就活の時だけでなく、就職後に社会人に求められる、適切な言葉遣いですので、しっかりマスターしましょう。
就活での基本的な言葉遣い1:ですます調で話す
「です」、「ます」は、丁寧語で、話し手が聞き手に対し敬意を表すために使います。
全ての就活の現場では、相手が誰でも、ですます調で話すことをおすすめします。
「~ます」は、「行きます」、「帰ります」、「思います」など、「動作」をあらわす場合に多く使います。「~です」は「~だ」の丁寧語ですので、「私です」など、既に日常会話でも使っているでしょう。
就活での基本的な言葉遣い2:企業のことは「御社」と言う
「御」は、相手や第三者に対して、尊敬をあらわすもので、人だけでなくものにもつけて使います。つまり、「御社」は企業に対しての、尊敬の気持ちをあらわした言葉遣いです。
似ている言葉で「貴社」がありますが、2つの違いは、口語体で使うのが「御社」、メールや文書などで使う文語体が「貴社」と理解しておくといいでしょう。
就活での基本的な言葉遣い3:一人称は「わたくし」と言う
「わたくし」というのは、一人称の人代名詞のことで、目上の人に対して、改まった場面で使う言葉です。
漢字の「私」は、「わたくし」、「わたし」の両方の読み方がありますが、状況に応じて、使い分けます。
就活に関する場合は、自分のことを「わたし」ではなく「わたくし」と呼ぶようにしましょう。
就活での基本的な言葉遣い4:抽象的な言葉を多用しない
気づかないで使いがちな言葉遣いのなかで、抽象的な言葉遣いがあります。
例えば、「どうすればもっと成績が上がりますか」という質問の回答例に、「とにかく、こつこつと一生懸命勉強して、頑張ろうと思います」と「数学の〇〇が苦手なので、そこを克服して、全体の成績をあげたいと思います」があります。
これは、前者が抽象的で、後者は具体的と言えます。就活では、具体的に、明確に話すように心掛け、抽象的な言葉は控えましょう。
就活でよくある間違った言葉遣い6つ
普段意識して使わないと、敬語を間違ったまま使っている場合があります。就活を始める前に、おさらいをしておくことをおすすめします。
ここでは、就活でよくある間違った言葉遣い6つをご紹介します。
就活でよくある間違った言葉遣い1:二重敬語
二重敬語とは、敬語の誤った使い方で、1つのことをあらわす時に、2種類の敬語を重ねて使うことです。
例えば、「お客様のおっしゃられる通りです」は間違いで、正しくは「お客様のおっしゃる通りです」で、「おっしゃられる」が二重敬語です。「言う」の敬語(尊敬語)は「おっしゃる」で完成しているのに、「られる」をつけている点が間違いです。
「られる」を使うのであれば、「お客様の言われる通りです」となります。
就活でよくある間違った言葉遣い2:尊敬語と謙譲語が混じっている
尊敬語、謙譲語が混ざってしまっている、間違ったケースがあります。
例えば、「書類を送付していただけますようお願いします」は×で、正しくは「書類を送付してくださいますようお願いします」です。
「いただく」は謙譲語で、自分がやることをへりくだって表現する言葉で、「ください」は尊敬語で、相手がやることを尊敬の気持ちを込めてあらわす言葉です。書類を送るのは相手なので、尊敬語を使うことが正しいといえます。
就活でよくある間違った言葉遣い3:「了解しました」
「○時までに書類を持ってきてください」と就活先に言われたら、「了解しました」ではなく、正しい返答は「承知しました」です。
ちなみに、「了解」は、物事の内容や事情を理解して承認することで、「承知」は、依頼や要求などを聞き入れるという意味です。
つまり、「承知しました」は、「〇時までに持って行く必要がある」と理解した上で、「そのように行動する」と要求に応じるという意味が含まれているので、適切といえます。
就活でよくある間違った言葉遣い4:「大丈夫です」
「大丈夫です」は、承諾と否定どちらの意味にも捉えられる曖昧な言葉であるため、明確な答えを求められることが多い就活では、曖昧な言葉を使うことは控えましょう。
相手からの要望に対して、OKのときは、「大丈夫です」の代わりに「問題ありません」、「可能です」などを使います。断る場合は、「結構です」、「必要ありません」を使い、「お気持ちは嬉しいですが」などのクッション言葉を加えることをおすすめします。
就活でよくある間違った言葉遣い5:「なるほど」「確かに」
「なるほど」、「確かに」は、目上の人に使う言葉として、ふさわしくありません。
「なるほど」は、同意をあらわす「感嘆詞」や、他人の言葉を受け入れて自分も同意見であることを示す「副詞」として使う言葉で、敬語ではありません。「確かに」は、形容動詞で、確信のある様子をあらわす言葉で、同じく敬語ではありません。
目上の人に、相づちを打つときは、「おっしゃる通りです」、「同感です」などを使いましょう。
就活でよくある間違った言葉遣い6:同じ言い回しを多用する
「させていただく」という言葉は、間違えやすく、多用される傾向があります。語尾に「させていただく」をつければ、丁寧になるという考えは正しくありません。
例えば、相手からの要望や許可に応じて説明する場合、「ご説明させていただきます」ですが、相手から何もなく、ただ自分が説明する場合は「ご説明いたします」です。
正しく使えていても、同じ言い回しを繰り返すと、しつこい印象になりかねないので、控えましょう。
就活でNGな言葉遣い3つ
日常で使い慣れている言葉は、とっさに出てしまうもので、就活時期になったから、正しい丁寧な話し方をしようとしても、難しいと感じる人もいるでしょう。
特に、若い世代の日常会話は、流行の影響などで、一般的な基準に達していない言葉遣いが多くみられます。
ここでは、就活でNGな言葉遣い3つをご紹介します。
就活でNGな言葉遣い1:若者言葉
使っている当人は、一般的な日本語と思い込んでいる場合も多く、何が若者言葉か気づいていない人も多いでしょう。
例えば、「~っていうか」、「ちょっと」、「まじ」、「超」、「やばい」、「なんか~」「多分」などが若者言葉に当てはまります。他にもたくさんありますので、自分が使っている言葉を見直してみましょう。
若者言葉を就活の場面で使うことは、もちろんNGです。
就活でNGな言葉遣い2:語尾を伸ばす
例えば、「私は~」、「あの~」、「ですぅ~」、「ます~」などの、語尾を伸ばす話し方は、就活ではマイナスの印象になりますので、使わないことをおすすめします。
ビジネスシーンで、語尾を伸ばす話し方をすると、不快に感じる人も多く、社会人としての常識を疑われかねないでしょう。
就活でNGな言葉遣い3:「えっと」「なんか」などの会話のクセ
質問にすぐに答えられない時などに、無意識に使ってしまう口癖に、「えーっと」、「なんかー」という言葉があります。
就活の場面でこの言葉を使うと、不誠実な印象を与えかねませんので、使わないように気をつけましょう。
日常の言葉遣いを意識して、不適切な口癖を直しましょう。
正しい言葉遣いを使って就活を乗り越えよう
正しい言葉遣いを身に着けるには、就活で忙しくなる前から日常的な努力が必要です。
例えば、敬語に慣れるために目上の人と話す機会を増やすこと、ボキャブラリーを増やすために新聞記事など活字を読む機会を増やすこと、会話に慣れるために色々な人と話してみることなど、日常生活でできることがあります。
正しい言葉遣いができると自信にもつながりますので、まず就活で、正しくできるように頑張りましょう。

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