エントリーシートのアルバイト経験から評価するポイント8つとは?記入時の注意点も解説

初回公開日:2021年01月05日

更新日:2021年01月05日

記載されている内容は2021年01月05日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

エントリーシートを記入する際の注意点と、アルバイト経験を強みとして書く場合の注意や企業の評価ポイントをまとめました。まずは、企業研究と自己分析を深めましょう。具体性と客観性のある論理だったエントリーシートが希望の内定に繋がります。

エントリーシートのアルバイト経験から評価するポイント8つとは?記入時の注意点も解説

エントリーシートとは

学生が企業に応募する際に求められる「エントリーシート」とは、採用選考時に参考に使われる応募書類のことを指します。

企業にとって学生との初めてのコンタクトになる場合も多く、募集人数の多い大手企業ではエントリーシートが選考のひとつになることもあります。そのため、自分の強みを正しく理解してもらえる資料であることが大切です。

記入する項目の中で、「学生時代に頑張ったこと」や「自己PR」の項目で頭を悩ませる人も多いのではないでしょうか。特に研究やサークルなど成果が示しやすい経験ではなく、アルバイトでの経験を強みとして記入しようとしている場合、書き方に悩む事もあるでしょう。

今回はアルバイト経験をエントリーシートで書く上で、どのような点に気を付ければ良いかまとめました。

エントリーシートに見る企業の視点3つ

ところで、企業はエントリーシートで学生のどのような側面を見ようとしているのでしょうか。そのポイントとして「客観的な評価」「文章作成能力」「情報伝達能力」の3つがあげられます。詳しく見ていきましょう。

企業の視点1:客観的な評価

まず、採用担当者が学歴や資格、サークル活動の実績など客観的な評価をまとめて知ることができます。

「学歴フィルター」という言葉を聞いたことはあるでしょうか。特に応募者数の多い大手企業は、後半部分の自己PRまで読み切れず、学歴欄等で一線を引いているケースもあるようです。

必ずしも学歴や分かりやすい実績だけが判断基準ではありません。エントリーシートは誰が見ても読みやすく理解できる文章にすることが落とされないための鉄則と言えます。それが後述の「文章作成能力」「情報伝達能力」に繋がってきます。

企業の視点2:文章作成能力

自己PR欄など自由に文章を書くスペースでは、限られた文字数で自分の事を表現しなければなりません。そのため、決められた中で自分の背景や魅力を分かりやすくまとめているか「文章作成能力」を見ている企業も多いことでしょう。

特に、エントリーシートはどの採用担当者が見るか分かりません。初めて会う人に見せても理解できるような文章を意識して書いていきましょう。

社会においても、文章を書く力は様々な場面で求められます。自分の魅力を自分の言葉で、分かりやすく伝えることが大切です。

企業の視点3:情報伝達能力

企業では、企画書や報告書など決められたフォーマットで情報を処理し、上席に伝える機会が多くあります。エントリーシートにおいても、採用担当者は限られたスペースで論理的に情報を伝える「情報伝達能力」も見ていると言えるでしょう。

結論を最初に記し、続いて根拠となる背景、それがどのように成長につながったか結果を書くのが基本パターンです。出来事を順番に書き連ねた文章は結論が分かりにくく、読み手に伝わりにくい傾向にありますので注意しましょう。

企業がエントリーシートのアルバイト経験から評価するポイント8つ

ここまでエントリーシートの概要と、企業の評価ポイントについてまとめました。それでは、企業はアルバイト経験を強みにした内容をどのような点で評価しているのでしょうか。さっそく見ていきましょう。

アルバイト経験から評価するポイント1:社会経験の有無

アルバイトは、「任された仕事を遂行する」ことで対価としてお金が発生します。仕事の内容や責任の重さは違っても、基本的にその構図は社会人でも変わりません。アルバイト経験している学生は、少なくともこの社会経験に触れている点が評価のポイントの1つと言えます。

アルバイト経験から評価するポイント2:物事に取り組む姿勢

ただ任された仕事をこなすだけではPRにはなりません。与えられた仕事をどのように取り組んだかという点を採用担当者は見ています。どれだけ大きく重大な結果を残したとしても、その結果に自分がどのように貢献したかを示さなければなりません。

与えられた仕事に対して、どのような意味を見出し行動したかを文章にして伝えましょう。

アルバイト経験から評価するポイント3:自社(社風)に合うか

学生の強みが自社の社風や働き方とマッチングしているかどうかも、判断基準になります。例えば仕事にスピードが求められ、どんどんチャレンジする人を評価する会社では、「任された仕事を丁寧にできる」という強みだけでは弱いのです。

学生は自分の魅力を伝えるだけではなく、その力がどのように企業に貢献できるかどうかまで考えることが重要です。

そのためには企業研究が必要です。HPや会社説明会での情報をベースに、働く姿をより身近に感じられるOB訪問をして、踏み込んだ企業研究を心掛けましょう。

アルバイト経験から評価するポイント4:経験・実績のインパクト

アルバイト経験は、サークルや研究実績に比べ具体的な実績が書きにくい傾向にあります。文章に具体的な数字や実績を交えることで、採用担当者に分かりやすくPRすることができます。

「○○年継続した」「○○人のバイトをまとめるリーダーをした」「業務改善に取り組んだ結果、売り上げが○○%アップした」などの数字を意識すると、抽象的な印象を避けられますので参考にしてみてください。

アルバイト経験から評価するポイント5:思考力があるか

与えられた仕事に価値を見出し、自分で工夫していく思考力も評価のポイントです。たとえ単調な作業であっても漫然と仕事をこなすだけではなく、より期待を上回る成果出せるよう工夫する思考力は社会でも求められます。

アルバイト経験から評価するポイント6:やる気・意欲があるか

前向きな意欲や、仕事に対してのやる気を伝えることも好印象です。例えば、人が嫌がる仕事でも運営が円滑に進むように、周りを巻き込んで前向きに取り組んだ経験などがあれば、積極性をPRできるでしょう。

ただ、独りよがりな熱意では印象を悪くすることもあります。これまで挙げてきた評価のポイントと組み合わせてアピールしましょう。

アルバイト経験から評価するポイント7:人柄はどうか

企業によっては、エントリーシートに「人柄・性格」を記入する欄があります。その場合は最初に「私は○○という性格です」と端的に述べた後に裏付けされるエピソードを書く方法が基本です。

アルバイト経験をエピソードとして書くとき、企業はこれまでの仕事への向き合い方を通して、あなたの人柄を見ています。

アルバイト経験から評価するポイント8:自社で活かせる経験か

「アルバイト経験があるため即戦力になります」という自己PRは短絡的な印象を与えます。たとえ志望する企業が、アルバイト経験のある会社と同業他社だったとしても、即戦力として新卒1年目から働くケースは少ないものです。

採用する企業側はアルバイト経験で得た華々しい結果よりも、採用担当者は物事に至った経緯とそれで学生がどのように成長したかを知ろうとします。成長したプロセスを伝えることで採用担当者に自社で活躍する姿をイメージさせ、評価に繋がります。

エントリーシートにアルバイト経験を記入する際の注意点7選

ここまで、企業の採用担当者がどのような視点から強みを評価しているかポイントをまとめました。

それでは実際にエントリーシートを書いていく際にどのようなことに気を付ければよいのでしょうか。アルバイト経験を記入する際にはいくつか注意点があります。

アルバイト経験を記入する際の注意点1:会社名や店舗名は書く必要はない

基本的に、具体的なアルバイト先の企業名や店舗名は書く必要はありません。食品の小売店や結婚式場の配膳など、短く分かりやすい概要でアルバイト経験を示しましょう。

アルバイト先が志望する会社の取引先や同業他社であったりする場合もあるかもしれません。エントリーシートで詳細に会社名を書くことは、採用担当者に情報の取り扱いについて不信感を与えるリスクもありますので書かないほうが無難でしょう。

アルバイト経験を記入する際の注意点2:略称は使わない

「ファミレス」や「コンビニ」など、略称は使わないようにしましょう。

「ファミレス」なら「ファミリーレストラン」、「コンビニ」なら「コンビニエンスストア」など正しい表記で記入しましょう。「バイト」もアルバイトの略称です。

アルバイト経験を記入する際の注意点3:仕事内容を端的に記入する

アルバイト経験をPRする際に、仕事内容を詳細に説明していませんか?企業は仕事内容ではなく、その仕事でどのような成長を遂げたかに注目しています。仕事内容は端的に記入し、自分の成長プロセスに文章の重点を置きましょう。

アルバイト経験を記入する際の注意点4:具体性と客観性を意識して記入する

「お客様に喜ばれた」や「売り上げに貢献した」だけでは、採用担当者へ仕事量や難易度を具体的にイメージしてもらう事は期待できません。記入する際はアルバイト経験から得た学びについて「具体性」と「客観性」を意識することが大切です。

数値で表せるものは数字やパーセンテージを使用しましょう。人数や期間などでも「具体性」を示すことができます。「同僚や上司に○○と評価され、○○というポジションになった」など、結果につながった例を表すとより客観的な印象を与えます。

アルバイト経験を記入する際の注意点5:印象的な出来事でアピールする

エピソードに困ったときは、アルバイト経験上印象的な出来事を箇条書きで書き起こしてみても良いでしょう。自身の強みを書こうとすると、どうしても成功体験にばかり例に上がりがちですが、失敗経験も、どのように克服し成長したかを示すと立派な自己PRになります。

大切なのは、その出来事から何を学びどう成長したかです。出来事を時系列で長々と書くよりも、最も印象的で自分を成長させてくれたエピソードに注力して書くと読み手に伝わりやすいでしょう。

アルバイト経験を記入する際の注意点6:アルバイト経験から学んだことを記入する

もしアルバイト経験がなかったとしたら、エントリーシートに"アルバイト経験欄”があっても嘘をついてまで書く必要はありません。その場合は、その他で成長につながった経験を書きましょう。

きれいに文章は書けたとしても、嘘や浅い自己分析では面接の際に必ずボロが出ます。アルバイト経験から得た学びをしっかり自己分析して記入しましょう。

アルバイト経験を記入する際の注意点7:悪印象を持たれるアルバイトもあるので注意する

キャバクラやホストなどの水商売などのアルバイトは、企業に悪印象を持たれる可能性があります。これらの経験から得た学びも多くあると思いますが、悪印象を持たれる可能性のあるアルバイトの内容は避けたほうが無難でしょう。

エントリーシートを記入時のコツ6つ

書きたいことがまとまったらさっそく文章にしていきましょう。

現在エントリーシートはインターネットでの提出も多くなってきましたが、手書きで提出を求められることもあります。そのような企業は、エントリーシートを通して丁寧さやミスがないかどうかを見ているケースも多いものです。

エントリーシートを手書きする際のポイントと、記入時のコツをまとめました。

エントリーシート記入時のコツ1:丁寧に記入する

手書きで記入する際は1文字1文字丁寧に記入しましょう。書く欄が白紙である場合、定規を使い鉛筆でマス目のように線を引いておくと、文字の高さや大きさが統一され、丁寧な印象を与えます。

またマス目を作っておくと、その欄に何文字ぐらい入りそうか目安になります。文章校正の参考にもなりますので一石二鳥です。

エントリーシート記入時のコツ2:黒色のボールペンか万年筆を使用

ペンは黒色のボールペンか万年筆を使用しましょう。消えるタイプのペンは、エントリーシートのような公的な書類には不向きです。摩擦の熱で色が消える仕組みになっているため、記入した内容が消えてしまう可能性があります。

ゲルインクタイプのボールペンが、かすれにくく書きやすいでしょう。また今後の採用過程でペンを使用する場合もあるので使い慣れた勝負の一本があると安心です。

エントリーシート記入時のコツ3:修正液は使用しない

書き損じた場合でも、修正液は使用せず新しいものに書き換えましょう。修正液や修正テープなどで公的な書類を訂正することは、書類の偽造になります。

予備がなく、どうしても訂正しなければならない時は、間違えた部分に定規で二本取り消し線を引き訂正印を押すことで対応もできます。ただ採用担当者に悪印象を持たれるので、基本的には一から書き直しましょう。

エントリーシート記入時のコツ4:企業ごとに志望動機を記入する

業界や業種を絞っている場合、志望動機が似通ってくる事があります。そのような場合でも、コピー&ペーストではなく企業ごとに合った志望動機を記入しましょう。

どの企業でも使える志望動機は、深堀りがされておらず浅い企業分析しかできていません。何百人のエントリーシートから採用担当者の目に留まるには、受ける企業への理解とそこで活躍する自分をイメージさせることが大切です。

エントリーシート記入時のコツ5:企業が求める内容を心がける

企業に熱意が伝わるように、内容を推敲し適切な量で記入しましょう。企業の価値観を研究し、その価値観が自分に合っていてどのように貢献できるのかをアピールします。企業の求める人物像を研究することで、入社後のミスマッチも減らすことができます。

エントリーシート記入時のコツ6:下書きをしてチェック後に清書する

パソコンや携帯を使って文章の内容を決め、鉛筆で跡がつかないように力を弱めて下書きをし、その上からボールペンで清書をするとミスなくエントリーシートを記入することができます。最後はボールペンが乾いてから、下書きを消しゴムで丁寧に消しましょう。

「私」「です、ます」で記入しているか、略称や略した言葉を使っていないか、西暦か元号表記が統一されているか、読みやすい文章であるか、適度な文章量であるかなど、最終チェックしましょう。

提出する前に声に出して読んでみたり、友人や先輩に読んでもらったりするのもよいでしょう。

アルバイト経験から学んだものをアピールし内定獲得に繋げよう!

エントリーシートは選考の第一段階であり、そのあとの面接の参考資料にもなります。まずは、企業分析と自己分析をベースに自分がどのように企業に貢献できるのか考えましょう。もちろん、アルバイト経験も立派な自己PRの題材です。

アルバイト経験から得た学びを、企業に的確にアピールし希望の内定獲得に繋げましょう。

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