ボランティアは就活で有利になるの?ボランティア経験を話す時の4つのコツを紹介
初回公開日:2021年01月05日
更新日:2020年12月11日
記載されている内容は2021年01月05日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

ボランティアの経験がある就活生は多い
ボランティアと聞くと、無償で労働力を奉仕することや、自発的な思いやりからする活動というイメージがあり、特別な人がするものという印象を持たれる方も多いでしょう。
しかし、ボランティア経験がある就活生は意外に多いものです。
現在はインターネットで検索すれば、全国各地で様々なボランティア活動を行う団体が見つかり、経験がない人でも簡単に参加できることが理由の一つです。
ボランティア経験の有無は就活に影響する?
ボランティアは善意から行われる慈善活動のイメージから、ボランティア経験をしていると就活に有利に影響すると考える方は多いのではないでしょうか。
就活では自分がどのような人間かをアピールするために、これまで勉強してきたことや、経験したスポーツやゼミ、サークル活動などの内容を紹介する就活生が多いでしょう。しかし、ボランティア経験は就活に影響するのでしょうか。
ボランティア経験の有無は、就活に影響するとも言えますし、影響しないとも言えます。
ボランティア経験自体は就活に影響しづらい
残念ながら、ボランティア経験自体は就活には影響しづらいと言われています。
理由は前述した通りで、ボランティア経験のある就活生は大勢いますし、世の中には一回だけなど手軽に参加できるボランティアも多くありますので、特別な経験として評価されないからです。
ですので、就活のメリットになりそうだからという理由だけでボランティアに参加することは避けた方がよいでしょう。
影響するのはボランティア経験のアピールの仕方
ボランティア経験自体は就活に影響しづらいとお伝えしましたが、アピールの仕方に注意すれば、採用担当者に良い印象を与えられます。
ただボランティア活動に参加したという事実だけではなく、なぜ参加しようと思ったのか、参加したことでどのような経験を得てどのような学びがあったのか、それを就職した際にどのように活かせるのかを明確に伝えることで、就活において大きな強みとなるでしょう。
就活でボランティア経験を話す時の4つのコツ
ここでは実際に就活中の面接で、ボランティア経験をどのように話すことで、企業の採用担当者の印象に残り、他の就活生と差別化できるかというポイントを紹介します。
面接だけでなくエントリーシートや履歴書に書く際も、これらのポイントを押さえた上で、ボランティア経験を通して成長した自分をアピールすることをおすすめします。
就活でボランティア経験を話す時のコツ1:動機を明確にする
まず、なぜボランティア活動をしようと思ったかの動機を明確しましょう。
主体的な動機の説明がないと、採用担当者には「学校で募集していたので何となく参加したのかな」と思われてしまうかもしれません。
ボランティア活動は人から言われてするものではなく、主体的に善意で行うものです。自分の時間や労力を使って貢献したい思った理由を正直に表現すれば、目的意識を持って主体的に動ける人材だと評価してもらえることでしょう。
就活でボランティア経験を話す時のコツ2:どのような経験をしたのか伝える
ボランティア活動を通してどのような経験をしたのかということも、就活で話す際のポイントの一つです。
一言でボランティア活動と言っても、献血やゴミ拾いといった身近で短期的なものから、被災地に出向いて復旧作業を手伝うといった本格的なものまで、種類は様々です。
どのような経験をしたのかを伝えることで、ボランティアに対してどのくらい意欲があり、どのような使命感を持って活動していたかという、あなたの性格や人となりをアピールすることができるでしょう。
就活でボランティア経験を話す時のコツ3:どう成長したのかを伝える
ボランティア経験を通してあなたがどう成長したかということも、採用担当者が知りたいことの一つです。
人は同じ経験をしても、そこから何を学んだかという感想は十人十色です。成長を伝えるためには、ボランティア経験をする前のあなたはどんな人物であったか、ボランティアを経験することでどんな困難がありそれをどう解決したか、というストーリーを伝えることが大切です。
就活でボランティア経験を話す時のコツ4:得たものを会社でどのように活用するかアピールする
ボランティア経験を通して、学んだことや得たことは様々であると思われます。それを会社でどのように活用できるかをアピールすることで、就活を有利に進められるでしょう。
例えば、イベントスタッフのボランティアを経験して、世代を超えた人たちと良い交流が持てたというエピソードから「身についたコミュニケーション能力を営業の仕事で活かしたい」とアピールすることができます。
または、保育園で保育士を手伝うボランティアを経験して得た、人をサポートする能力を活かして「営業アシスタントの仕事で活躍したい」というように具体的にアピールすると良いでしょう。
ボランティア経験を伝える際の注意点4つ
就活中の面接やエントリーシートでボランティア経験を伝える際に、気を付けるべきことがあります。
ボランティア経験については、伝え方によっては選考に有利になったり不利になったりすることがありますので、伝え方が重要になります。
選考が有利に進むよう以下の4つの注意点には気をつけましょう。
ボランティア経験を伝える際の注意点1:ビジネスとボランティアの違いを理解する
ボランティア活動は無償の奉仕であり、企業で働いて給料をもらう仕事とは異なるものです。
ボランティア団体は非営利で活動が行われているのに対し、企業の活動は営利目的で行われていますので、この違いをしっかり理解しておきましょう。
慈善活動のような非営利の精神で働くことは企業の目的と一致しておりませんので、就活のアピールには向いていません。ビジネスという営利目的で働く意味を理解し、ボランティアの経験をどのようにビジネスに応用できるかを伝えることがポイントです。
ボランティア経験を伝える際の注意点2:参加したこと自体をアピールしない
ボランティアに参加することは素晴らしいことですし、参加した人にしか分からない貴重な体験ができるのは確かです。
しかし、就活で参加したこと自体をアピールすることは得策とは言えません。
特に珍しいボランティアや、世間で話題のボランティアに参加した場合は、参加したことだけでも意義がありそうに見えますが、前にも述べた通り、採用担当者は動機や乗り越えたこと、学んだことなどを知りたいのです。
友人に対してや、SNSにおいてボランティアに参加したこと自体をアピールするのはよいですが、就活ではさらに深掘りした内容を伝えないと意味がないということを覚えておきましょう。
ボランティア経験を伝える際の注意点3:経験したことを話すだけで終わらせない
ボランティア経験を話す際は、それがいかに大変だったかや、人に感謝されたことなど、ボランティアでしか味わえない経験を伝えたい気持ちになるでしょう。
しかし、就活で話す際は経験したことだけで終わらせてはいけません。
多くの参加者が経験した出来事だけでなく、そこから感じたあなただけの気づきや学んだことを伝えることが大切です。
ボランティア経験を伝える際の注意点4:ボランティア精神に焦点を当てない
営利団体である企業に就職するためには、いかに多くの利益をその企業にもたらせる人材であるかをアピールできるかが採用の決め手になるとも言えるでしょう。
したがって、ボランティア精神に焦点を当てている人は利益を生み出すことに関心がないように思われてしまうかもしれません。
ボランティア精神で働くことは素晴らしいことですが、就活の際にはその企業の目的を理解し、企業の発展に協力したいということをアピールしましょう。
ボランティア経験をアピールする例文
ここでは就活の際にボランティア経験をアピールする例文を紹介します。ぜひ自分の言葉に変換して活用してください。
「私は海外留学で身に着けた英語力を活かし、海外からのお客様をおもてなししたいと考え、オリンピックの時に外国人のお客様を会場で案内するボランティアを経験しました。
座席やトイレの場所を案内することが主な仕事でしたが、知人とはぐれてしまったり財布や携帯を失くしてしまったりというお客様のトラブルを聞くこともあり、他のスタッフと連携を取りながら、一つひとつの案件を臨機応変に対応することを学びました。
トラブルを解決した時のお客様の笑顔と感謝の言葉は、活動する私の励みとなりました。この経験を通して、お客様一人ひとりの異なる要望を理解し、御社の製品で喜ぶお客様の笑顔を増やせるような営業マンになりたいと思っております。」
これはほんの一例ではありますが、ボランティアをした動機、経験、学んだこと、企業で活かしたいことをまとめることが肝心です。
ボランティア経験において企業が見ている4つのポイント
就活で志願者がボランティア経験について話すとき、企業の採用担当者はどんなことに着目しているのでしょうか。
企業が見ているポイントをしっかり押さえた上で、面接やエントリーシートでアピールすれば、選考が順調に進むことが期待できるでしょう。
企業が見ているポイント1:人柄
企業の採用担当者が見ているポイントの1つは、志願者の人柄です。
ボランティアに参加したということは、人や社会の役に立ちたいという思いやりを行動におこしたということです。
この志願者は、自分さえよければいいと考える人であったり、やってあげたら見返りを求めるというような性格ではないということがわかります。
なぜボランティアをしたいと思ったのか、自分の考えを自分の言葉で伝えることができれば、あなたの優しい人柄が採用担当者の印象に残ることでしょう。
企業が見ているポイント2:主体性
採用担当者が見ているポイントの2つ目は志願者の主体性です。
ボランティアは人から言われてするものではなく、自分でやりたいという意思をもってするものです。自分の意志で行動した場合は、その結果も自分で責任を負わなければなりません。
企業は上司から言われたことだけをする人ではなく、自分の意志で責任を持って動ける人材を求めています。
ボランティア経験を話す際は主体性があることを伝えるチャンスと考え、どのような動機でどのような経験をしたのかを、主体性にポイントをおいて話すことがコツです。
企業が見ているポイント3:分析力
企業が見ているポイントの3つ目は分析力です。
ボランティアも労働ですので、ただダラダラと働くのではなく、どうすれば効率よく作業が進められるのか、どうすればより良い結果が生まれるのかを分析しながら仕事をします。
ボランティア経験を話す際、仕事を効率的にこなせる分析力を意識して伝えることで、就職したら活躍できる人材だという印象をもってもらうことができるでしょう。
企業が見ているポイント4:プレゼンテーション能力
企業が見ているポイントの4つ目はプレゼンテーション能力です。
ボランティア活動で得た素晴らしい経験を、面接の場でどのようにわかりやすく伝えられるかという観点で、プレゼンテーション能力や表現力も試されているということを覚えておきましょう。
就職してからの業務に直接関わってくるプレゼンテーション能力が高ければ、採用担当者にプラスに評価されますので、ボランティア経験を明確にわかりやすく伝えられるよう準備をしておきましょう。
アピール方法を学んでボランティア経験を就活に活かそう
ボランティア経験を就活で話す際は、ボランティアの内容を重視するのではなく、ボランティアに参加しようと思った動機や、経験から学んだことや得た能力に焦点を当て、それをどう就職してから活かせるかということをアピールすることが重要です。
ボランティア経験を上手にアピールして、採用担当者からの信頼と期待を得られるような文言を準備しておきましょう。

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