セキュリティエンジニアの年収とは?入社後役に立つ持っておくべき資格3選

初回公開日:2020年10月01日

更新日:2020年09月29日

記載されている内容は2020年10月01日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

セキュリティエンジニアは、セキュリティの専門知識を持ったエンジニアです。特に特化した資格があるわけではありませんが、セキュリティに関する深い知識と高いスキルを使って管理や運用を行います。ここでは仕事内容や年収、資格など関連する詳しい情報をお伝えします。

セキュリティエンジニアの年収とは?入社後役に立つ持っておくべき資格3選

セキュリティエンジニアとは

不正ログインなどによる事件も話題になっている昨今ですが、そうした状況を防ぐための対策を行うのがセキュリティエンジニアの仕事です。

情報セキュリティの管理から運用からまで、幅広い役割を担い、ウイルス対策やサイバー攻撃を防ぐことを可能にします。

現在の世の中の状況により、スマホやクラウドの活用など、ITシステムの普及はますます加速し、複雑化しています。これからの時代に欠かせない役割を担った職業と言えます。

年収

セキュリティエンジニアの平均年収は、年代や働く会社、持っているスキルによって差はありますが、約600万円と言われています。

他のITエンジニアと比べてもさほど高い印象はありませんが、アメリカなどでは倍近くの高額年収を得ている状況です。今後の活躍も考えられるため、人材不足も予測されています。

外資系企業で働いたり、高い技術を持っていたりすれば、日本国内でも1000万円ほどの高額年収も可能と言われています。

需要は?

セキュリティエンジニアの今後の需要も気になるところです。新しい職種のため、セキュリティエンジニアになるまでの経験や道筋もさまざまです。

オンライン化の推進が急がれている中、今後もさらに、さまざまな形でのITの利活用が普及することが予測されます。

そのため、今後は需要が高まると考えられるので、将来性も期待できるでしょう。

セキュリティエンジニアの仕事内容5選

今後の活躍が期待されるセキュリティエンジニアの実際の仕事内容はどんなものがあるのでしょうか。

企業の情報セキュリティを守るという責任のある役割を担うので、大変重要な仕事であり、高い技術力と最新の情報が常に求められることになります。

責任感や倫理観、コミュニケーション能力も求められることになるでしょう。ここではセキュリティエンジニアの仕事内容を具体的にお伝えしていきます。

セキュリティエンジニアの仕事内容1:企画・提案

企画・提案を行うセキュリティエンジニアは、コンサルタントの役割を果たします。企業側の需要が高まりつつあるのも特徴です。

具体的な仕事内容は、企業側と連携をしながら、クライアントの要件の集積・分析・セキュリティシステムの提案などを行います。

どのようなセキュリティが必要なのかを知り、需要に合わせて企画や提案をするコンサルティングを行います。

セキュリティエンジニアの仕事内容2:設計

セキュリティを強化することは企業にとって重要課題です。各企業のネットワークの運用や管理の性質・特徴を深く理解し、最適なセキュリティシステムの設計を行います。

設計は企画、提案などのコンサルティングの対策方針に基づいて行われます。サーバー、ネットワーク機器、OS、クラウド構築など、多岐にわたるシステムのセキュリティを扱うため、理解を深めておく必要があります。

セキュリティエンジニアの仕事内容3:実装

セキュリティエンジニアは、企業から求められる適切なセキュリティの実装を行うのが中心的な仕事です。

具体的には、システム設計の方針通りに、各種機器やソフトウェアの導入・設定作業を安全に活用できるよう実装を行っていきます。

そのためには、判断力、幅広い専門知識、高い技術力が必要です。クラウド上の管理も普及してきているので、近頃はクラウド構築ができる人材も求められています。

セキュリティエンジニアの仕事内容4:テスト

セキュリティ検査のテストも重要な仕事のひとつです。セキュリティシステムの脆弱性を発見し、対策を行うことも必要です。

セキュリティエンジニアは、一見万全に見えても、潜在的な脆弱性が潜んでいることを想定し、疑似サイバー攻撃やソースコードの確認を慎重に行っていきます。

入念なセキュリティ検査によって、最適なシステムの構築を目指します。

セキュリティエンジニアの仕事内容5:運用・保守

質の高いサービスを提供し続けるためにも、アフターフォローは欠かせません。セキュリティエンジニアは、システム導入後も運用・保守を継続的に行っていきます。

システム障害やサイバー攻撃はいつ起こるか予測できませんし、安全な運用を目指して保守業務を怠ることはできません。

最新の情報に合わせたセキュリティの更新やサイバー攻撃への適切な対処、継続的な調査が求められています。

【4年齢別】セキュリティエンジニアの平均年収

今後も需要が見込まれるセキュリティエンジニアの平均年収もしっかりチェックしておきましょう。技術や経験によって年収に大きな差が出ることも予想できますが、年齢によっての違いも知っておくことをおすすめします。

ここでは4つの年齢に分けたセキュリティエンジニアの平均年収をご紹介します。セキュリティエンジニアを目指そうとしている方は、参考にしてみてください。

セキュリティエンジニアの平均年収1:20代の年収

20代ではキャリアはまだ経験も浅く、将来に向けて自由なキャリア設計が可能な時期と言えます。

20代のセキュリティエンジニアの平均年収は、統計データを基にした求人情報によると、330万円から445万円程度の設定が多いのが特徴です。

初任給では約300万円と、他業種の平均初任給より比較的高めと言えます。あくまでも予測シミュレーションではありますが、期待の持てる予測内容となっています。

セキュリティエンジニアの平均年収2:30代の年収

働き盛りを迎えつつある30代の年収は、どんな業種でも上り坂の途中です。仕事内容も経験を積むごとに責任が持たされるような内容が増えていくでしょう。

セキュリティエンジニアの30代での平均年収は、多少の金額の前後はあると思われますが、おおよそ450万円から500万円という調査結果がみられます。

セキュリティエンジニアの平均年収3:40代の年収

一般的に家族も増え、経験と実績を上げ続ける40代の平均年収は、さらに上がっていきます。550万円前後から580万前後の平均年収が見込まれます。

この頃には、着実にキャリアアップしたセキュリティエンジニアであれば、セキュリティコンサルタントやコンプライアンス部門の情報セキュリティを担当することもあるでしょう。

豊富な知識と経験を活かして独立に踏み切る人や、海外への進出に挑戦する人も出てくる頃です。

セキュリティエンジニアの平均年収4:50代の年収

一般的にも働き盛りのピークを迎え、平均年収も最大になる年代が50代です。50代の平均年収は、600万円前後を推移すると考えられます。

あくまでも平均値なので、キャリアの違いやそれぞれ働いている会社によって違ってきます。さらに専門的な知識をつけながらキャリアアップした場合では年収1000万円も可能となる場合もあります。

入社後役に立つセキュリティエンジニアなら持っておくべき資格3選

セキュリティエンジニアに関連する資格は数多くあります。資格取得は必ずしも必要とは言えませんが、持っていればさらなる活躍の場を期待することができます。

ここでは数多くの資格の中でも、特に役立つ可能性の高い資格3選をお伝えします。全般的なセキュリティの知識が必要となる資格から、専門領域に特化した資格までご紹介します。

セキュリティエンジニアにおすすめの資格1:CCIE Enterprise Infrastructure

CCIE Enterprise Infrastructureとは、CISCO社が提供するセキュリティエンジニア認定試験のひとつです。

スペシャリスト認定資格でもあり、合格すれば最も高いスキル水準を認定されることになります。筆記試験と実技試験の両方に合格する必要があるのが特徴です。

合計8時間の実技試験があり、高いスキルを必要とされるので7年以上の実務経験が推奨されています。

セキュリティエンジニアにおすすめの資格2:CompTIA Security+

IT業務の実践力や応用力が試される、大変信頼度の高い認定資格です。知識よりもスキルが問われるのが特徴で、想定問題からの出題が多いです。

知識の多さや基本的な理解だけでなく、具体的で、より実践的な対処方法への理解を必要とします。

そのためシミュレーション問題が出され、設定やトラブルシューティングの実施が求められ、実際のスキルが問われる形になっています。

セキュリティエンジニアにおすすめの資格3:ネットワーク情報セキュリティマネージャー(NISM)

ネットワーク情報セキュリティマネージャー(NISM)は、2021年3月をもって廃止される資格制度ではありますが、ハッカーや不正アクセスなどの脅威から情報通信ネットワークを守るための専門的知識を持つエンジニアの育成を目的として創設されました。

2~3日の講習後、認定試験を受講することで、ネットワークセキュリティの基礎から実践、サイバーセキュリティとセキュリティ管理の実践の資格が認定されます。

将来性の高いセキュリティエンジニアを目指そう

インフラエンジニアやネットワークエンジニアの中のセキュリティ関連のスキルを持った人材やセキュリティ提案ができるエンジニアを総称してセキュリティエンジニアと呼んでいるので、セキュリティエンジニアという職種があるわけではありません。

エンジニアであればより専門性を極めるためセキュリティの知識を深めればキャリアアップも目指せます。将来性を期待できるキャリアなので、是非挑戦してみましょう。

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