ITベンチャー企業で知っておきたいこととは?7つの魅力と懸念を紹介!
初回公開日:2020年10月01日
更新日:2020年09月29日
記載されている内容は2020年10月01日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

ベンチャー企業とは?
ベンチャー企業と聞いてどのようなイメージを持たれるでしょうか。ベンチャー企業は、新しいビジネスを育てている状態です。将来的に大きく成長するであろう分野に着目し、研究や開発を行います。
ベンチャー企業には明確な定義はありませんが、新しい技術やビジネスモデルを確立し成長する企業のことを指します。社員数が少ないという特徴もあります。ベンチャーには冒険・投機という意味があり成長や新規性を持った企業です。
零細企業との違い
零細企業とは中小企業の中でも、特に小規模な企業のことを言います。事業規模も小さく、地元や贔屓にしている顧客が相手、という場合がほとんどです。零細企業もベンチャー企業も明確な定義ではありませんが、事業規模が小規模という共通点があります。
零細企業は現在の事業を守っていくことを第一としていることに対し、ベンチャー企業は新しい価値や事業を見出すという違いがあります。
IT企業とは?
IT企業とは、コンピュータを使った事業を行う企業を指します。
具体的にはソフトウェアやハードウェアの開発会社や、情報処理サービス会社などがあります。また、昨今主流になっている電子決済サービスの開発や新規システムの開発も、IT企業が担っています。
一言にIT企業と言っても、数は多く企業により得意分野や事業内容は異なります。しかし、IT技術を使って課題やニーズを解決したり、世の中を便利にするサービスを提供することが、大きな役割です。
ITベンチャー企業の魅力を7つ
ITベンチャー企業は安定しておらず不安という方もいらっしゃるかもしれませんが、若い時から責任のある仕事ができ、大企業ではできない業務を任されるという魅力もあります。
ITベンチャー企業で働く大きな魅力は年齢・経験関係なく経営に参加し、幅広い仕事ができることです。それぞれ詳しく解説していくので魅力を理解しましょう。
ITベンチャー企業の魅力1:最初から主体性を持った仕事が出来る
ベンチャー企業は、新しいものを創りだす、革新を起こしてより便利な未来を創る、という考え方をします。一般的な企業は、伝統を守り、先輩の功績を受け継いでいくことを良しとしています。
一方でベンチャー企業は、創設年数が浅い企業が多いため伝統がなく、逆に自分たちで新しい未来を切り開く必要性があります。つまり自分で考え行動、提案できる力が重要です。受け身ではなく、主体性を持って積極的に仕事ができます。
ITベンチャー企業の魅力2:自分の意見も聞いてもらえる
ITベンチャー企業の場合、従業員数が少ないです。つまり、一人ひとりが自分で考えて行動することを求められます。与えられる仕事の幅も広く、活躍への期待値も高いので自分で仕事を創出する力が重要です。
人数が少ないからこそ、やるべき仕事も多く個人の意見もしっかり聞いてもらえます。ベンチャーなので、社員一人ひとりが考えた意見が貴重であり、新しい発見のヒントになります。
ITベンチャー企業の魅力3:初年度から高処遇の企業が多い
ITベンチャー企業の魅力は、初年度から高処遇の場合が多いことです。人数が少なく、且つスピーディーに成長する必要があるので、新入社員でも中途社員でも即戦力として仕事を任されます。
必要最低限の人材で事業を進めていくのがベンチャー企業のやり方なので、人件費をいかに抑えながら事業を計画通りに進めるかが重要とされます。
ITベンチャー企業の魅力4:若くても重要な仕事を任される
ITベンチャー企業は、年齢に関係なく任される仕事が多いです。一般的な企業のように部署ごとに分かれていないことも多く、一つの案件を最初から最後まで担当することもよくあります。
本人の意欲次第では重要な仕事を経験できます。仕事の裁量を年齢や経験に左右されず、任せてもらいやすい環境が魅力です。
ITベンチャー企業の魅力5:幅広い仕事が覚えられる
ITベンチャー企業は、幅広い業務に携われます。大企業のように業務が細分化されていないので、事業の一部始終に携わることができます。大企業の場合は細かい事務処理部分など、マニュアル化されている場合が多いです。
一方でベンチャー企業の場合は、クライアントとのやりとりや日程調整、事務処理などすべての仕事を行う必要があります。通常であれば経験できない仕事も、覚えられることが魅力です。
ITベンチャー企業の魅力6:企業の成長を実感できる
少人数で構成されるITベンチャー企業は、自分が任される仕事量や責任が大きくなります。責任のある仕事をするのは大変かもしれませんが、会社に貢献すれば自分の手で利益が上がったと実感できます。
ITベンチャーだからこそ、自分の成長とともに企業の成長を実感できます。入社後に責任のある業務を任されることは嬉しいことですし、業務を達成したやりがいも感じられます。
ITベンチャー企業の魅力7:上下関係の壁が低い
ITベンチャー企業は若い世代で構成されていることが多く、年齢が近いメンバーの多い組織です。歴史のある企業だと年配の従業員も多く、上下関係で壁ができやすいでしょう。
しかしITベンチャー企業の場合は歴史が浅いため、経営者も社員も若いことが多いです。人との関わりで年齢は大切で、近いほど親近感が湧きます。上下関係はあっても、気軽に質問や相談ができる関係性にはなりやすいです。
ITベンチャー企業の7つの懸念点
ベンチャー企業は若いうちから責任のある仕事ができるので成長が実感できる、幅広い仕事が覚えられるなどのメリットがあります。しかし、それを得るためにはリスクが伴います。ここからは、ITベンチャー企業で働くデメリット、懸念点を紹介します。
仕事の幅が広いためやることが多く業務が回らない、福利厚生には期待できないなどが挙げられます。詳しく解説するのでデメリットもしっかり理解した上で就職活動をしましょう。
ITベンチャー企業の懸念点1:企業の安定性が低い
大企業と比較すると、ITベンチャー企業は安定性が低く倒産のリスクを伴います。その理由は、資金力が乏しく事業の一部が失敗してしまうと赤字になりやすいという点です。
また、新しく開発した商品やサービスが認められにくい、という懸念点もあります。大企業の場合はブランドが確立していますが、無名ブランドの場合は広告を打つ必要もあります。会社が成長しにくいので、収入が安定しないというリスクがあります。
ITベンチャー企業の懸念点2:仕事量が膨大
大企業では複数人が担当する業務も、ITベンチャー企業では一人でこなす場合があります。従業員数が少ないので、本業以外の雑務をこなさなければならない、上司が忙しく頼りにできないなど仕事量の問題が起こります。
ベンチャー企業では多くのタスクを一人でこなす必要があるので、常に仕事があって忙しい可能性が高いです。忙しすぎて精神的にも体力的にも疲れてしまうことがあるので、注意が必要です。
ITベンチャー企業の懸念点3:社員教育制度が整備されていない
ベンチャー企業は歴史が浅く設立してからまもない会社なので、社員教育制度が整備されていない場合が多いです。例えばマニュアルやOJTの制度が整っておらず、先輩の背中を見て覚えることも多々あります。
また、等級制度や評価制度も定まっておらず、自分の評価がどう決められているかの透明性が薄い、と不満に思う場合もあります。
ITベンチャー企業の懸念点4:社員厚生制度が未整備
ITベンチャー企業は、社員教育制度の未整備同様、福利厚生が整っていない会社も多いです。ITベンチャーは成長過程の企業なので、福利厚生に資金を回せていない傾向にあります。
働きやすい環境として福利厚生は重要ですが、住宅手当や退職手当が無いとなると不満に思う人もあるでしょう。会社が成長すれば福利厚生の制度も確立されていく期待はできるため、整備されるまでは我慢も必要です。
ITベンチャー企業の懸念点5:スキルを越えた仕事を任される
ITベンチャー企業は個人での仕事量が多いです。つまり、期待される業務内容と自分の能力が釣り合わない可能性も考えられます。会社としてはいち早く即戦力として働いてほしいため、高い要求をしてしまうこともあります。
しかし、自分の能力を超えた仕事を任されるとキャパオーバーになり、気持ちが折れてしまう恐れがあります。自分のできること、できないことを明確にし、無理のない範囲で仕事をするようにしましょう。
ITベンチャー企業の懸念点6:会社の方向性が変わりやすい
ITベンチャー企業は、環境や時代に合わせて会社の方向性を変える場合が多いです。ベンチャー企業は新規成長分野を見つけ出し、新しいサービスを発展させていく企業です。
時代に合わせて企業全体を変化させ、どんな環境でも社会に大きく貢献できる企業であることが大事です。会社の方向性ややり方が目まぐるしく変わるので、変化に柔軟に対応できない場合は苦労するでしょう。
ITベンチャー企業の懸念点7:結果が出せないと居場所がなくなる
ベンチャー企業は社員の平均年齢が若いため、職場の雰囲気も活気があり若々しいです。社員全員で鼓舞する、士気を上げることもあるので、一緒に同じ目線に立ち明るい職場で馴染める場合は良いでしょう。しかし、同世代だからこそ仕事の結果が顕著に表れやすいです。
実力があれば年齢・経験関係なく昇格できるので、成果が出ないと居場所がなくなる可能性もあります。大企業のように年功序列ではなく、成果主義です。
ITベンチャー企業への就活方法4つ
最後に、ITベンチャー企業に就職するためのコツを紹介していきます。ベンチャーを志望する場合は就活の方法が違ってくるので、就活を始める前から戦略を理解しておきましょう。
ポイントはうまくOBや先輩を使う事、インターンシップに参加し顔を覚えてもらうことです。
ITベンチャー企業への就活方法1:知人や先輩から話を聴く
ITベンチャー企業へ就職したいと思ったら、まずはその企業に就職した知人や先輩から話を聞きましょう。就活生にとっては、サークルやゼミ、学部の先輩は身近な先生です。実際に働いている先輩なら、喜んで実情ややりがいなど、腹を割って話してくれるでしょう。
また、人事との繋がりがあり、紹介してもらえる場合もあります。インターネットや会社説明会では公表しない内容も、先輩なら話してもらえるかも知れません。
ITベンチャー企業への就活方法2:インターシップに参加する
ITベンチャー企業への就活のコツは、早い段階でインターンシップに参加することです。最大のメリットは、現場を肌で感じられる点です。特にこの業界は、社員が活発で風通しの良い会社も多いです。
実際に会社に出向き社員の働き方や雰囲気を見れば、自分に合っているかが分かります。面接の際も、インターンシップに参加したことがアピールポイントになりますし、何度か訪問していれば顔を覚えてくれている可能性もあります。
ITベンチャー企業への就活方法3:スカウトサービスに登録する
ITベンチャー企業を受けたいと思ったら、スカウトサービスに登録しておきましょう。スカウトサービスとは、自分の学歴や経歴、能力を公表し、企業側から興味のある就活生をスカウトしてもらう、というものです。
また、スカウトサービスが実施している就活イベントなどもあるので、積極的に参加するとよいでしょう。さまざまなベンチャー企業の紹介があり、近い距離で企業の方と話ができる機会になります。
ITベンチャー企業への就活方法4:就活エージェントを活用する
一般的な就活エージェントを活用するのもいいでしょう。ただし、登録企業数が膨大なリクナビやマイナビで、ベンチャー企業を探し出すのは非常に難しいです。
ITベンチャー企業への就活をする場合、ベンチャー企業に特化した就活エージェントを活用すると、効率的に就活を進められます。
ITベンチャー企業はハイリスクだがハイリターン
ITベンチャー企業で働くことには、魅力と懸念すべき点の両方があります。そのため、就職するなら何がしたいか、自分では譲れないポイントを明確にし、自分に合っているか見極めることが大切です。
ベンチャー企業への就職は大きく成長できるメリットがある一方、企業としは不安定というリスクも抱えていることは理解しておきましょう。

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