新卒の面接で聞かれる「志望動機」をしっかりと伝えるコツ8つ|3つの意図も紹介
初回公開日:2020年10月01日
更新日:2020年10月01日
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新卒の面接で志望動機を聞かれる理由とは?
新卒の採用面接では、高い確率でその企業への志望動機を聞かれます。企業側が志望動機を聞くのには、それ相応の理由があります。大きな理由の一つは、「なぜこの企業に入社したいのか」というシンプルな内容を問うことで、端的に学生の素質を探れるからです。
ここでは、企業側が志望動機を聞くことで具体的に何を探ろうとしているのかを解説します。まずは、質問の意図をしっかり把握しておきましょう。
志望動機を聞く3つの意図
先に述べたとおり、新卒の採用面接で志望動機を聞かれるのには、企業が学生のことを端的に把握したいという意図があります。
具体的には、「学生の能力・意欲・人物像を見るため」であるとよく言われます。以下では、それぞれの意図について具体例を交えながら解説します。
志望動機を聞く意図1:能力を見る
新卒の採用面接で志望動機を聞くのには、学生の能力が自社や職務に適しているかを見る意図があります。新卒採用の場合、能力は学生時代の経験や有している資格などから判断されるケースが多いです。
能力には、コミュニケーション力や語学力など一般的なものから、専門領域の知識まで幅広い種類があります。ただ能力が高ければ良いということではなく、学生の持つ能力と仕事の適性が問われています。
志望動機を聞く意図2:意欲を見る
新卒の採用面接で志望動機を聞くのには、学生の「仕事への意欲」や「企業への入社意欲」を見るという意図があります。
仕事への意欲については、「なぜこの仕事がしたいか」「仕事を通じてどのように成長したいか」など、前向きに仕事に取組む意識があるかを確認されるケースが多いです。
企業への入社意欲については、やりたい仕事やなりたい姿などから、その企業へ入社をしたい理由に筋が通っているかがポイントになります。
志望動機を聞く意図3:人物像を見る
新卒の採用面接で志望動機を聞くのには、学生の人柄や考え方などを見るという意図があります。どういった事柄に興味関心があり、どのような判断基準を持っているかを知ろうとしています。
企業は学生の人物像を把握することで、仕事内容やキャリアプランなど、企業と学生とのマッチング度合いを測れます。企業が採用をする上で、その企業でより長く能力を発揮できそうかどうかは、重要なポイントになります。
新卒の面接で聞かれる「志望動機」をしっかりと伝えるコツ8つ
新卒の採用面接では、企業側の意図を踏まえて、分かりやすく志望動機を伝える必要があります。いくら内容が良くても、相手に正しく伝わらなければ意味がありません。
ここでは、志望動機の伝え方のコツを厳選して8つご紹介します。自分の志望動機がポイントをおさえられているか、確認してみましょう。
志望動機を伝えるコツ1:結論を最初に話す
新卒の採用面接で志望動機を伝える際は、「その企業を志望したきっかけ(理由)」という結論から話すように文章を構成しましょう。
自分の経験や能力に基づく場合は、「●●という私の経験や能力を最も活かせる環境だと思うからです。」などと話し始めるのが良いでしょう。
「この仕事を通じて、●●という私の夢を叶えたいからです。」などのように、将来やビジョンを起点に話し始めるのも、伝わりやすさのコツです。
志望動機を伝えるコツ2:大きい内容から小さい内容に掘り下げて話す
志望動機は、大きい内容から小さい内容に掘り下げるように話すと、相手に伝わりやすくなります。
言い方を換えると、「抽象的→具体的」の順番で話す方が、「つまりどういうことか」が理解しやすくなります。
話し方の例を挙げると、「私には●●する能力があります。具体的には〇〇ということです。」などのように、「具体的には」や「例えば」といった接続詞を上手く使うと良いでしょう。
志望動機を伝えるコツ3:話す長さは1~3分程度
志望動機を伝える際に、相手の理解をスムーズにするため、1~3分程度の長さにまとめましょう。短すぎては説明が不十分ですし、長すぎては要点が掴めず理解しづらいです。
「結論→根拠→結論」といった構成で文章を考え、結論の根拠となるエピソードの数などで長さを調節しましょう。どうしても具体的なエピソードトークが長くなる場合には、「結論→根拠」のみで簡潔にまとめると良いでしょう。
志望動機を伝えるコツ4:聞き取りやすいハキハキとした声で話す
志望動機を伝える際、相手が聞き取りやすいよう、ハキハキとした声で話しましょう。話し方や声の質だけでも、受け取る相手の印象や理解のしやすさは変わります。
コツとしてよく挙げられるのは、「早口にならないようゆっくり目に話す」「句読点を意識して話す」「声のトーンを日常会話より一段階上げる」といった方法です。感覚が掴みづらければ、事前にボイスレコーダーを使って練習しましょう。
志望動機を伝えるコツ5:清潔感のある身だしなみをする
採用面接では、清潔感のある身だしなみで印象を良くしましょう。見た目の印象が悪いと、そちらにばかり気が取られ、肝心の中身が届きにくくなってしまいます。
ここで言う清潔感とは、相手に不快な印象を抱かせないという意味です。一例ですが、「スーツにフケやホコリが付いていないか」「ワイシャツにシミなどが付いていないか」など、社会人としての最低限のマナーを守った服装を心掛けましょう。
志望動機を伝えるコツ6:経験してきたことを会社にどう活かせるのかを伝える
志望動機を伝える際には、単に経験を語るだけではなく、その経験をどう仕事に活かせるのかを意識した内容にしましょう。「●●したことがある」というだけでは、企業へのアピールとしては不足しています。
「●●という経験から、○○ということを学びました。」「●●したことにより、○○という成果を得ました」など、経験を通じた学びや成果を中心に伝えることが大切です。
志望動機を伝えるコツ7:どのようなことで会社に貢献できるか伝える
志望動機は、企業について調べた上で「自分が貢献できること」を盛り込んだ内容にしましょう。ただし、単純に得意分野というだけで仕事内容と関りが薄い事柄は、逆効果になる場合もあるため気を付けましょう。
うまく伝えるコツは、自分が貢献できることを「企業理念やビジョンに沿った内容にする」「今後の事業展開に必要な内容にする」といったことが挙げられます。
志望動機を伝えるコツ8:面接官の心に残るようなイメージに残る内容にする
志望動機を伝える際には、印象に残りやすい内容や話し方・伝え方を心掛けましょう。面接官は数多くの学生を相手にしますので、ありきたりな内容だと印象に残りません。
より面接官のイメージに内容を留めるためには、話し方や伝え方の工夫も必要です。「早口にならない」「抑揚をつける」といった話し方の工夫や、先にも述べた「結論から話す」といった伝え方にも工夫をしましょう。
新卒の面接に臨む前におさえておきたいポイント4つ
志望動機を上手に伝えること以外にも、新卒の採用面接には、事前に準備をしておくべきポイントがいくつかあります。
ここでは、面接に臨む前におさえておきたいポイントを厳選して4つご紹介します。志望動機の準備とあわせて、確認しておきましょう。
事前におさえておきたいポイント1:質問の意図を理解して答える
新卒の採用面接では、質問の意図を自分なりに理解してから答えることを心掛けましょう。聞かれたままの答えでは、正解とは言えません。
例えば、志望動機を聞く理由には、先に述べたとおり「学生の素質を見抜きたい」という企業側の意図が隠されています。この意図に対して、仮に「先輩に紹介されたから」と答えたとすると、企業が意図した「学生の素質」については何ら回答ができていないことになります。
事前におさえておきたいポイント2:身だしなみや姿勢
新卒の採用面接に臨む前に、身だしなみや姿勢へのチェックを行いましょう。身だしなみや姿勢は、基本的なビジネスマナーです。
身だしなみについては、先に述べたとおり「清潔感のある見た目」です。衣服へのシワや汚れなど、相手に不快な思いをさせない見た目を意識してください。姿勢は普段の生活習慣の現れとも言われます。背筋を伸ばした、正しい姿勢で面接に臨みましょう。
事前におさえておきたいポイント3:コミュニケーション能力
新卒の採用面接に臨む前に、コミュニケーション能力の高さをアピールできるよう準備をしておきましょう。採用面接も一種の会話です。面接官とのスムーズなやり取りによって、自分のコミュニケーション能力をアピールできます。
面接官とのコミュニケーションでは、「聞かれたことに対して的確に答える」ことを意識してください。一度で質問の意図がくみ取れなければ、聞き返して意図を確認することも大切です。
事前におさえておきたいポイント4:緊張したときの対処法
新卒の採用面接に臨む前に、緊張したときの対処法を決めておきましょう。面接時は誰しも少なからず緊張するものです。100%の力が出せないときのバックアップを用意しておくことも必要です。
対処法としては、「これだけは伝えたい」というキーワードを用意しておくのがおすすめです。緊張からスラスラと文章が出てこなくても、一言で伝わるキーワードがあれば最低限の対応は可能なものです。
新卒の面接で聞かれる可能性がある「志望動機」に関する質問例5つ
新卒の採用面接では、ストレートに志望動機を聞かれずに、関連する内容から志望動機が探られるケースもあります。
ここでは、志望動機に繋がる質問の具体例を多数ご紹介し、質問の意図や答え方の例について解説していきます。志望動機に並び、面接でよく聞かれる質問ですので、以下の質問についても備えておきましょう。
志望動機に関する質問例1:具体的にやってみたい仕事について教えてください
「具体的にやってみたい仕事について教えてください」は、志望動機に関する質問例です。この質問を通じて、企業研究実施の有無、仕事内容への理解や興味を確認する意図があると言われています。
この質問には、できる限り職種や事業領域を特定して答えましょう。一例ですが、「貴社の●●という事業に、法人営業担当として関わりたいです。」といった具合に、その仕事を選んだ理由も添えて答えるのが良いでしょう。
志望動機に関する質問例2:将来成し遂げたいことを教えてください
志望動機に関して「将来成し遂げたいことを教えてください」という質問もあります。学生が思い描く将来像と、企業の方向性がマッチしているかを確認する意図があると言われています。
この質問に答えるためには、企業が今後進んでいく方向性を知っている必要があります。ホームページに掲載されている「中期経営計画」などの資料からキーワードを抽出し、自身の成し遂げたいことと紐づけるように話すのが良いでしょう。
志望動機に関する質問例3:10年後のビジョンについて教えてください
「10年後のビジョンについて教えてください」というのも志望動機に関する質問例です。長期的な目線で、その企業で活躍する意思があるかを確認する意図があると言われています。
この質問には、企業が進んでいく方向性に合わせて回答するのが良いでしょう。例えば、グローバル展開の加速を表明している企業であれば、「海外での就労経験を活かし、商品の企画を手掛けたい」といった回答が質問の意図を捉えられています。
志望動機に関する質問例4:他にどのような業界を受けていますか
「他にどのような業界を受けていますか」という質問も、志望動機に関するものです。他の志望業界から、業界や企業の選定軸は何かを探る意図があると言われています。
他に受けている業界が、その企業の業界とかけ離れていること自体は問題ありません。大切なのは、受けている業界に納得できる一貫性(基準)があるかどうかです。業界選定の軸に一貫性がないと、その企業を受けていること自体が不自然に感じられてしまいます。
志望動機に関する質問例5:企業を選ぶ基準を教えてください
「企業を選ぶ基準を教えてください」という質問は、企業を選ぶ際の判断基準から、学生の価値観や考え方を知る意図があると言われています。
「語学力を活かせる仕事内容」「研究開発分野で長く活躍できる企業」といった、自分と企業・仕事を紐付けた答え方をするのが良いでしょう。
働くうえで重要な条件ですが、福利厚生や待遇などに偏った答えは、あまり良い印象を与えないので避けた方が無難です。
新卒の面接で「志望動機」を聞かれたらその意図を読み取って答えよう
新卒の採用面接で志望動機を聞かれたら、まずは企業側の質問の意図を読み取りましょう。「なぜ志望動機を聞くのか」が理解できていなければ、相手が求める答えには辿り着かないでしょう。
企業側が知りたい情報を踏まえた上で、本記事でご紹介した「新卒の採用面接での志望動機の伝え方のコツ」や「面接前におさえておきたいポイント」を実践してみましょう。

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