銀行の主な業務内容3つ|向いている人の特徴3つと今後の動向もご紹介!
初回公開日:2020年10月01日
更新日:2020年10月01日
記載されている内容は2020年10月01日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

銀行に就職するメリット
銀行への就職は、メガバンクを中心に新卒学生の就職希望先としても人気が高く、毎年上位にランクインされています。
また、銀行員はお金を扱うスペシャリストであるというイメージも強く、年配の方を中心にステータスの高い、憧れの職業というイメージがあるようです。実際銀行に入行することで、どのようなメリットが得られるのでしょうか。
社会的に信用度の高い職業
銀行員という職業は社会的信用度が高いため、各種ローンの審査や住宅の入居審査などにも比較的通りやすいといえます。
また、婚活や結婚の際にも銀行員という職業柄、相手の方や親族に真面目かつ信頼のおける人という好印象を与えられるため、歓迎されやすい傾向にあります。
年収が高い
長期間に及ぶ日銀のマイナス金利政策と長引く不況により、以前よりも銀行の収益は減少しましたが、それでも一般企業の会社員よりも銀行員の年収は高く、高水準を保っています。
日本の3大メガバンクと呼ばれる三菱UFJ銀行・三井住友銀行・みずほフィナンシャルグループの社員の平均年収は、それぞれ700万円を超えています。
銀行に就職するデメリット
社会的信用度も年収も高く、就職先として憧れる人も多い銀行員ですが、いざ入行してみると配属される部署によっては激務であったり、過酷な営業ノルマが課せられたりすることもあるようです。
総合職の場合は、残業や取引先との接待もあり、数年に一度は転勤や部署異動もあります。さらに就業時間後も資格取得のための勉強をしなければならないなど、若手銀行員を取り巻く環境は想像以上に厳しいようです。
ノルマがある
銀行の業務は貸付や融資だけでなく、保険や投資信託などの様々な種類の金融商品も取り扱っています。
営業担当には金融商品ごとにノルマが個人に課せられることも多く、ノルマ達成のためには企業や顧客宅への訪問や営業電話など、自ら積極的に行動し、商品の提案などをする必要があります。
ノルマが達成できなければ肩身の狭い思いをしますし、営業成績を上げるため、顧客に合わせた訪問スケジュールの調整や場合によっては休日のゴルフ接待などの可能性もあるでしょう。
将来性がない
近年、銀行業界はペーパーレスでの業務の電子化が進行しています。さらに、今後導入されていく人工知能(AI)の影響もあり、メガバンクでは大規模なリストラや人員の配置換え、営業店舗の統廃合が加速しています。そのため、各銀行は生き残りに必死です。
以前は銀行員であれば、取引先企業やグループ企業への出向が可能でしたが、最近は銀行員の出向を拒否する取引先も多いため、出向や天下り先の保証もないのであれば将来性が期待できないという現実があります。
低金利政策
2016年、日本銀行によるマイナス金利政策が導入されました。これにより、預金や住宅ローン、金融商品の金利が長期間にわたり低下しています。マイナス金利政策が銀行へ与える影響として、金利収入の減少による収益の低下が挙げられます。
この収益の低下の影響により、銀行員の年間平均給料が下がっています。低金利での貸し出しが続けば、今後もさらに給料が減少していくかもしれません。
銀行の主な業務内容3つ
銀行の主な業務内容は預金・融資・為替業務の3つです。銀行の3大業務ともいわれるこの3つの業務を介して銀行は収益を得ています。
しかし、現在の銀行業務は、金融制度改革法により、これら3大業務に加え、証券や保険分野など総合的な金融業務も行うようになっています。
ここでは、銀行の3大業務の内容をそれぞれ詳しく解説していきます。
銀行の主な業務内容1:預金業務
個人や企業などが銀行口座を開設し、口座に預金をします。個人でよく利用する普通預金や定期預金、企業が手形を振り出すための当座預金の管理など、いわゆる銀行の窓口業務といわれるもので、銀行に就職した際、いわゆる一般職が担当することの多い業務です。
銀行の主な業務内容2:貸付業務
貸付業務は融資業務とも呼ばれます。
銀行は、預金業務によって顧客から預かったお金を、企業の運転資金や設備への投資に、また、個人の場合は住宅建築費用などの際、お金を貸し付けます。銀行はその利息によって収益を得ています。
銀行に就職して融資担当者になると、貸付先が万が一倒産した時に不良債権にならないよう、貸付け前の入念な審査や金利の設定をするなど、融資担当者はその責任も重大です。
銀行の主な業務内容3:為替業務
為替(かわせ)業務とは、現金を移動させることなく口座から別の口座へ債権・債務の決済に必要なお金を振り込むことをいいます。具体例として、各種税金や光熱費、住宅ローンなどの引き落とし、給料の振り込みなどが挙げられます。
銀行の種類4つ
銀行法により、その経営の規模や営業地域などにより、銀行はいくつかの種類に分類されます。
ここでは、銀行を4つの種類に分けて業務内容や特性などを説明しますので、就職活動の際に是非参考にしてください。
銀行の種類1:メガバンク
メガバンクとは、巨大な資産を有する銀行グループのことを指します。大都市に本店をおき、全国規模での業務を展開しています。
日本のメガバンクは、海外にも積極的に進出している「三菱UFJフィナンシャルグループ」
、財閥系住友と三井が一体となった「三井住友フィナンシャルグループ」、法人メインに営業を行う「みずほフィナンシャルグループ」この3社を国内3大メガバンクと呼んでいます。
銀行の種類2:信託銀行
信託銀行とは、銀行業務の他に信託業務を取り扱っている銀行のことです。信託業務とは、個人や企業法人などが持っている財産の委託を受けて、個人や企業の代わりに財産の管理・運用などを行うことで、信託報酬という手数料を受取って行っています。
信託銀行では、金銭の他にも、株式や不動産など、財産的価値のあるものでしたら信託することができます。
また、併営業務として、遺言書の保管などの相続関連業務、証券代行業務、不動産売買の仲介業務なども行っています。
銀行の種類3:地方銀行
地方銀行とは、各都道府県に本店を置き、各地方を中心に営業をしている普通銀行のことで、全国地方銀行協会に加盟しており、地銀とも呼ばれています。
都市銀行やメガバンクのような大口の取引数は少なく、いわば個人や中小企業への小口取引メインの地域密着型の銀行です。
銀行の種類4:信用金庫
銀行は「銀行法」に基づいて運営されていますが、信用金庫は、「信用金庫法」に基づき、地域の人々が会員そして利用者となって、地域の資金を地域に還元するという相互扶助を目的とした共同組織の金融機関です。
また、信用金庫を利用できる人には条件があり、営業地域に居住、または勤務している人に限られています。信用金庫は非営利組織のため、利益が出た場合には、会員へ配当金が支払われます。
銀行員に向いている人の特徴3つ
銀行員は信用第一のため、身だしなみや言葉遣いにも清潔感や品があることが好まれます。そのため、銀行への就職活動の際は、清潔感のある髪型や服装を心がけましょう。
また、入行後は細かいマニュアルに沿って仕事をする必要があり、書類の記入や検証、金銭授受の際もスピードと共に正確性が要求されます。
そのため、真面目で細かい作業も苦にならない人が銀行員に向いているといえるでしょう。ここでは、どのような性格の人が銀行員に向いているのかをより具体的に説明します。
銀行員に向いている人の特徴1:責任感がある
銀行では、顧客や企業から大切なお金や個人情報を預かることが多いため、口が堅くなければいけません。また、銀行の窓口には様々な人が来店されるため、コミュニケーション能力の高さや、どんな場合も落ち着いて丁寧に対応することが必要です。
銀行の事務処理にはミスが許されず、正確性も要求されるでしょう。そのため、数字を細かくチェックすることのできる責任感のある人が銀行員に向いているといえます。
銀行員に向いている人の特徴2:ストレスに強い
厳しい営業ノルマや身だしなみの細かいルールなどもあり、部署異動や転勤も多い銀行業務は、常にストレスとの戦いであるといっても過言では無いでしょう。
また、休日といえども資格取得のための勉強をする必要もあるため、特に入行して1~2年は多忙でしょう。銀行は若手を中心に退職者も多く、ストレスと上手に付き合っていくことができる人ではないと就職しても長く続けることが難しいかもしれません。
銀行員に向いている人の特徴3:経済の情報に敏感
銀行で扱っている金融商品は種類も多く、それぞれの商品に対しての特徴や申込時の手続き書類などにも違いがあります。
ひとつひとつの商品に対するルールなどをしっかり覚え、正確に対応することができなければ、厳しい監査に引っかかってしまいます。
さらに、投資などの金融商品の価格は特に経済の動きに影響を受けやすいため、経済の情報や金融相場の流れを敏感にキャッチしておくことも必要です。
銀行の今後の動向
現在、銀行を含む金融業界は、日本銀行によるマイナス金利政策に加え、コロナ禍での経済活動の停滞により、厳しい経営環境が長期化しています。
そのため、各銀行では店舗統廃合やリストラなどを積極的に進めるなどコストの削減やIT化の推進、銀行どうしの資本業務提携など、生き残りに向けての努力を続けています。
今後、銀行業界はどのような未来が待っているのでしょうか。
海外市場への取り組み
近年、日本の各銀行が世界各地への海外市場への展開を加速しています。現在、日本企業が生産拠点を中国から東南アジアに移転を加速させていることから、日本のメガバンクが次々と東南アジアの銀行を買収しているようです。
さらに、海外の現地法人と連携して、最先端の情報サービスを提供し、グローバルビジネスの展開を進めると共に収益の向上を目指す銀行も多くなっています。
近年のヨーロッパにおいても、日本のメガバンクがヨーロッパの銀行からの申し入れによって、資産運用事業や不動産融資事業などの買収を続けているため、今後もメガバンクを含めた銀行の海外進出が加速していくことでしょう。
銀行とフィンテックの関係
フィンテックとは、金融サービスと技術を組み合わせた造語で、IT企業と金融機関が連携した金融サービスのことです。
身近な例では、スマホと銀行口座を連携させたアプリ決済サービスや、家計簿アプリなどが挙げられます。
また、ビットコインなどの仮想通貨、投資や資産運用をするロボアドバイザーの利用も拡大しています。わざわざ銀行やATMに足を運んで相手に送金する作業もしなくていいからです。
このフィンテックの普及により、以前は銀行でしかできなかったことがスマホでもできるようになったため、これから先の未来を見据えて銀行は今、人員削減で人件費コストを減らすことで収益を確保していくという方針に変化しているのです。
今後はこれまで人間が遂行してきた銀行業務は徐々にフィンテックに入れ替わっていくことが予想されます。
銀行の業務内容や現状を知ってから検討しよう
一昔前までは銀行へ就職したら安泰といわれ、銀行員といえばエリートで親戚にも喜ばれる花形職業でもありました。
それが現在、大手都市銀行を中心とした大規模な人員削減や、フィンテック業態参入により、銀行の収益環境は厳しくなっており、メガバンクでさえも将来は安泰とはいえないのが現状です。
また、銀行員は信頼第一のため身だしなみルールも細かく、髪型みやメイク、ネイルなどにも清潔感が求められます。そのため、身だしなみのルールを守れない人には苦痛になるでしょう。
しかし、銀行に就職することにより、社会人としてのマナーや金融知識、スキルなどを身につけることができますし、高収入も期待できます。几帳面で正確な作業ができる人、上昇志向があり、ストレスに強い人に対して銀行員は適職であるといえるでしょう。

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