業界研究で知っておきたい金融業界の業種5つ|8つの職種をご紹介
初回公開日:2020年10月01日
更新日:2020年10月01日
記載されている内容は2020年10月01日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

金融業界の「金融」って何?
金融とは「資金が余っている人から資金を必要とされている人に融通すること」を言います。身近な金融である銀行は、顧客から預かった預金を企業や個人に貸し出して利子を得ることでビジネスを行なう金融機関です。
これから金融業界研究のために知っておくべき基本的内容について解説します。業界研究で知っておきたい金融業界の業種や職種、また求められる資質まで細かく説明していきます。金融業界に関心がある方は必見です。
業界研究で知っておきたい金融業界の業種5つ
金融業界と言っても様々な業態があり複雑で範囲も広いため、代表的な5つの業種に絞って説明をします。身近な業種でも詳しい内容までは知らない人が多いので、金融業界研究で知っておきたい各業種について初心者の人にも分かりやすいように解説していきます。
保険会社や銀行などに代表される金融業界の大切な仕事について、まずは基本的な内容を知って企業研究や分析をしていくのが良いでしょう。
金融業界の種類1:保険会社
金融業界の身近な存在として保険会社があります。基本的には加入者から長期間に渡って定期的に保険料を受け取り、加入者が亡くなった際に家族に対して約束された保険金を支払うのが保険会社の仕組みです。
保険会社のビジネスモデルは、様々な保険商品を開発して保険加入者を募集し集められた保険料が保険会社の収益となります。保険商品を大きく分けると損害保険と生命保険になりますが、それぞれについて詳しく説明します。
損害保険
損害保険とは、毎日の生活の中で起こるかも知れない「事故」や「災害」「盗難」などのトラブルやリスクに対して準備をしておくことが目的の保険です。予め決められた保障の対象や範囲に対して保険料を支払い、契約期間内に起きた損害に対して保険料が支払われます。
最近増えている自然災害や旅行保険、自動車保険など、1年ごとの契約や日数を限定して保証する保険など様々な分野に渡るのも損害保険の特徴です。
生命保険
生命保険とは人の生死に対して保険料を支払うもので、「終身保険」「定期保険」「養老保険」などの種類があります。生命保険会社はこれら3つを上手に配分、運用することで収入を得ています。
生命保険会社が扱う保険には、他に医療保険やがん保険など生きている間の医療費を保障する保険など様々な種類があります。次に紹介する損害保険業界が補償することに対して、生命保険業界は保障することを扱っている特徴があります。
金融業界の種類2:銀行
生活に密接している金融業界と言えば銀行ですが、銀行業務には「預金業務」「貸出業務」「為替業務」などがあり個人や法人が作った銀行口座にお金を預けることに関わる仕事と言えます。
顧客から預かったお金を個人や法人に貸し出す業務が貸し出し業務で、住宅ローンなどが代表的です。銀行の種類にも規模や業務に応じて様々ありますが、ここではメガバンクと地方銀行、信託銀行、信用組合について詳しく説明します。
信託銀行
信託銀行とは、信託業務を行なえる銀行のことです。信託業務とは個人や法人から信託を引き受けて、信託財産を定められた目的に従って受益者のために管理し運用する業務のことです。
以下で説明する地方銀行やメガバンクのビジネスモデルの他にも顧客の株式や不動産の管理などを行ない、法人向けや富裕層向けのサービス更には土地活用の提案力に優れる特徴があります。
地方銀行
地方銀行は、特定の地域に特化した営業活動を行なう特徴があります。地域振興や街づくりなどを通して、地域金融の主導的な役割を果たす点がメガバンクとは違っています。
中でも横浜銀行、千葉銀行、静岡銀行は資産規模が大きく3大地銀と言われ、常陽銀行、京都銀行、福岡銀行を加えて6大地銀とも呼ばれます。銀行口座での顧客の預貯金を管理する預金業務がメインですが、集まってくる地域の情報を活用した仕事ができます
メガバンク
顧客から預かったお金を企業や個人に貸し出して預金金利と貸出金利の差から収益を得ている銀行の中でも、特に規模が大きいものをメガバンクと呼びます。大都市に拠点を構えて、全国的に幅広い場所でサービス提供を行なっています。
メガバンクと呼ばれているのは、三菱UFJ銀行、みずほ銀行、三井住友銀行、りそな銀行などで、金融業界の中でも銀行の分野を牽引しているグローバル企業と言えます。
信用組合・信用金庫
信用組合・信用金庫は、特定の地域や業種を対象として会員・組合員から出資を集めて中小・零細企業や個人に融資をしている金融機関です。地域やコミュニティの相互扶助を目的としており、基本的には会員に限定して業務を行ないます。
基本業務は普通銀行と同様で、「預金業務」「貸付業務」「為替業務」の3つが柱となります。
金融業界の種類3:証券会社
証券会社は直接金融にあたり、主に株式の売買の窓口となる会社です。ビジネスモデルとしては、顧客が株式や債券などの金融商品を買う時の仲介手数料収入や、自から株式などを運用した利益を収益とします。
法人向けには、企業の株式や債券を引き受ける資金調達支援や企業の買収・合併への助言など「投資銀行業務」も行っています。店舗証券とネット証券の2つに分けられ、近年はIT化の発展に伴ってネット証券が増えています。
金融業界の種類4:資産運用の会社
資産運用の会社はアセットマネージメント会社とも呼ばれており、投資家からお金を集めて資金としてそれを元手に投資を行なっている会社です。個人投資だけでなく企業が実施する投資もあり、市場の資金を適切に分配する役割を担っています。
証券会社が自らのお金で投資を行なうのに対して、アセットマネージメント会社は顧客から預かった資産を顧客の目的に応じて運用する点が違います。
金融業界の種類5:その他の業種
その他の業種としては、外資系投資銀行や政府系金融機関、投資銀行などがあります。外資系は業務が忙しい反面高収入な企業が多いため、優秀な就活生を多く採用しています。
政府系は公的な機能を持つ金融機関で国民生活の安定を目的としており、民間の金融機関のサービスが届かない部分を補いながら国の金融政策に沿ったサービスを提供する特徴があります。投資銀行はM&A;の仲介や財務戦略の助言などのサービスを展開しています。
業界研究のために知っておきたい金融業界の職種8選
金融業界には一般的な業界とは違う独特の職種があるため、業界研究のためにはそれぞれの職種についても具体的に理解しておくことが大切になります。ここでは金融業界の職種8つについて詳しく説明します。
金融業界と言えば「一般職」と「総合職」という認識の人も多いかも知れませんが、実際には様々な職種があり職種別採用やコース別採用を取り入れている企業も多いのが実情です。各職種についてしっかり研究しておきましょう。
金融業界の職種1:エコノミスト
業界研究のために知っておきたい職種としてエコノミストは、経済の動きや諸問題に関する調査・分析・予測などの専門的な仕事をします。証券会社においては、投資家に役立つ経済情報を提供したり動向を分析調査したりして将来の予測情報まで提供します。
広範囲の人に向けて経済活動の全般的な情報提供や学会・メディアを通しての提言なども行うので、複雑な経済活動に関する情報収集やPCを用いた分析能力も求められます。
金融業界の職種2:ファンドマネージャー
業界研究のために知っておきたい職種としてファンドマネージャーは、金融資産を運用する専門家として投資家から預かった資金をどのように運用するか計画して実行する仕事です。業界アナリストやディーラーと協力して資金のマネージメントを行ないます。
一見華やかなイメージがありますが、事務作業など地味な仕事も多く常に勉強しなければならず多額の資金を動かすためプレッシャーも大きいため精神的なタフさも求められる職種です。
金融業界の職種3:営業
業界研究のために知っておきたい職種の営業には、個人営業と法人営業の2つがあります。同じ営業でも求められるスキルや待遇は異なるので、営業職を目指す人は自分の適性に合った職種を目指しましょう。
個人営業と法人営業について、具体的な仕事の流れと必要とされる能力などについて詳しく紹介します。
個人営業
個人営業は保険や証券などの金融商品を個人向けに販売する職種です。電話でのアポ取りや飛込営業をきっかけにして顧客を訪問することは法人営業でも同じですが、個人営業では商談相手がほとんど決裁権を持つ人であることがほとんどです。
契約の成否は商品の良し悪しだけでなく顧客との信頼関係や好感度が大きく影響するため、信頼を得るまで続ける根気強さとコミュニケーション能力が必要とされる能力です。
法人営業
法人営業の顧客は企業や団体で、商談相手はその中の担当者となります。商談相手が決裁権を持っていることは稀で複数人の承認や決裁を必要とするため、個人営業のようにその場で契約が取れることはほとんどありません。
商品のメリットや具体的な利益について正しく伝えることが大切です。論理的に考えて伝える力やコミュニケーション能力、更には分かりやすい資料作りやプレゼンスキルが契約の成否を左右します。
金融業界の職種4:ファイナンシャルプランナー
業界研究のために知っておきたい職種のファイナンシャルプランナーは、個人の顧客に対して資金計画や資産運用の助言をします。
国家資格である「FP技能士」や民間資格である「AFP」「CFP」という資格を取って独立する人も多くいます。
顧客の立場や人生設計を考慮しながら、長期的で総合的な視点を持ってアドバイスをするため、専門的な知識とともに高いコミュニケーション能力が求められる仕事でもあります。
金融業界の職種5:証券アナリスト
業界研究のために知っておきたい職種の証券アナリストは、証券会社や銀行に入って個別企業の将来性や社会の動向などを分析する仕事です。高度な専門知識を応用して金融や資本市場を分析評価したり、投資の助言や管理サービスを提供したりします。
日本証券アナリスト協会による認定資格があり、認定されるとCMAと呼ばれます。証券会社は株価の動きをアナリストの分析によって予測するため、幅広い知識と分析力が求められます。
金融業界の職種6:アクチュアリー
業界研究のために知っておきたい職種のアクチュアリーは、確率論や統計学などの数学的手法を駆使して不確実な事象を予測するプロフェッショナルな仕事です。保険数理士とも呼ばれ、主に保険や年金の適正な掛け金や支払い金を決める仕事を行ないます。
日本アクチュアリー会が実施する非常に難しいアクチュアリー資格試験に合格した人だけがアクチュアリーを名乗ることができ、現在約5,000人のアクチュアリーがいます。
金融業界の職種7:プライベートバンカー
業界研究のために知っておきたい職種のプライベートバンカーは、主に富裕層の人を顧客として投資をはじめとした資産運用の手伝いをする仕事です。経済的に成功したり莫大な遺産を相続した人の近くでアドバイスしたりしながら、同時に富裕層ビジネスを学べます。
プライベートバンカーの仕事を通して経済やビジネスに詳しくなり、顧客だけでなく自分の人生設計にも役立つ知識を得ることができる可能性があります。
金融業界の職種8:事務
業界研究のために知っておきたい職種の金融事務は、一般事務と何が違うのでしょうか。金融事務は金融関連の企業における事務で、銀行事務、証券事務、生保・損保事務などがあります。
一般的な事務仕事に加えて、預金受付や為替に関する業務やアナリストのアシスタント業務、保険の契約に関する業務など仕事に応じた専門知識を必要とする点が一般事務との違いです。
業界研究で知っておきたい金融業界で求められる資質4つ
業界研究で知っておきたい業種や職種について理解した上で、金融業界で仕事をする時に求められる資質について整理してみます。どんな職種でも必要とされるコミュニケーション能力や信頼関係の構築など4つに絞って説明します。
以前のように上司の命令に無条件に従うのではなく、人との違いや主体性が求められる時代に変わってきました。グローバルな競争が当たり前の時代に必要とされる資質をしっかりと把握しましょう。
金融業界で求められる資質1:コミュニケーション能力
業界研究で知っておきたい金融業界で求められる資質の1番目は、高いコミュニケーション能力です。個人営業でも法人営業でも顧客の潜在的ニーズを引き出せる柔軟な対応力や対人スキルを持っている人が求められています。
事務職でも窓口や電話対応においてコミュニケーション力が求められる場面は数多く、金融業界全体として高い対人スキルを持った人材が必要です。
金融業界で求められる資質2:信頼関係を築ける
業界研究で知っておきたい金融業界で求められる資質の2番目は、相手との信頼関係を築ける力です。資産のことや経営についての悩みを聞くことが仕事になるので、顧客との間の信頼関係が何よりも重要になるからです。
金融や経済に関する知識が豊富で秘密厳守、顧客が求める提案を真剣に考えて提案できる誠実な人材が求められています。
金融業界で求められる資質3:情報収集が得意
業界研究で知っておきたい金融業界で求められる資質の3番目は、情報収集能力の高さです。どんな仕事でも同様ですが、特に目まぐるしく変わる金融業界においては日々変わっていく経済状況を把握して顧客に対して最適な提案ができなければならないとされています。
学生のころから意識して情報収集能力を高める訓練をしておけば、会社に入ってからも有利になれる可能性があります。。常にアンテナを張り巡らせて、新しい情報や動向に関心を持つことが大切です。
金融業界で求められる資質4:数字が好き
業界研究で知っておきたい金融業界で求められる資質の4番目は、数字が好きで数字に強い人が求められていると言われています。銀行でも証券でも預金や資産についての商品や提案を扱うため、数字は苦手という人よりも数字や計算が好きで拒否感がない人が力を発揮できる可能性があります。
できるだけ顧客の立場に立ってアドバイスをするためには正確な数字の分析と正しい理解が必要で、相手との信頼につなげることもできるでしょう。
金融系の業界研究をしよう
就活生にとっても人気が高い金融業界には様々な業種や職種がありますが、どれも経済や資産に関連した大切な仕事です。
顧客の利益を第一に考えて営業、提案する業界の研究をしっかりとして、自分が目指す仕事を見つけましょう。

社会人とは?就活で知っておくべき学生との違い7選と好印象の与え方

ガクチカがない人はどうすれば良い?書き方の7つのポイントを徹底解説!

志望動機に社風を書きたい時の8個のポイント|社風は書いてOK

インターン面接で意識するべきマナー8選!よく聞かれる質問と逆質問の例も

就活にパソコンは必要になるの?就活でパソコンがあると便利な4つの理由を紹介

人と差をつける自己PRの書き出しのコツ4つ|書き出し方別に与える印象も紹介!

「大丈夫です」の意味4つ|日程を聞かれた場合の答え方や敬語表現について紹介

保育士の履歴書の志望動機の書き方6つ|パターン別に例文も紹介

適性検査のメールに返信は必要?メールに返信するときのマナー6つを解説

面接でやりたいことを聞かれる理由4選|答え方5選と注意点4選

秘書検定の詳細や活用法を解説|3級からでも履歴書に記載可能?

男性が就活で私服面接する際のポイント7つ|服装指定があった場合の対処法も紹介

IT業界志望者必見!これだけは知っておきたい20のIT業界用語

就活で使う履歴書の速達の送り方6つ|速達で送るメリットとデメリットとは?

未経験者でもIT業界への就職はできる?10個のIT系職種と選択肢を紹介!

ESに健康状態を書く時のポイント8つ|健康状態を記入する理由とは?

TOEICを内定式で行う意味3つ|結果による内定取り消しはある?

職業訓練の面接で聞かれる質問内容9つ|面接に落ちてしまう人の特徴とは

採用人数が多い企業の特徴7選|注意する点3選と調べ方4選を紹介


